事例項目: 古材の利用
現地調査先: 古材バンクの会
調査年月日: 平成14年3月12日
工場所在地: 京都市東山区本町17丁目345番地
TEL 075-532-2103 FAX 075-551-9811
取り組みの経過: 古来より、木材建築の古材は貴重な資源・資材として利用されてき ましたが、戦後の高度成長期以降、大半は焼棄却されてきまし た。 こういう背景のもとで、保存がかなわず焼失しようとしているこ のような貴重な木材建築を多様な資源として活用を促進するバン ク機能をつくろうと、1994年9月にNPO法人となりました。
生産内容: 1.会員:関西を中心に全国で350余名で、職業菜学者、設計者、工務店、左官、瓦屋、林業家、住職、公務員、主婦、学生等。
2.主な活動:企画運営・利用相談・調査の三部会で次の活動をしています。
・良質な木造建築物の推進、在来木造建築の再生や活用の相談活動
・ 提供希望の民家などの調査と情報の発信
・ 再生建築研究集会、シンポジウムや木造建築見学会などの開催
・ 現地実習を中心に建物調査や木造建築の歴史や手法の勉強会
・ 登録文化財制度の普及と残したい建築物調査
・ 「古材バンク通信」の発行(隔月)
・ 地球環境問題や森林資源問題に関する市民啓発活動


古材バンク通信 古材バンク通信

3. 活動は基本的には、ボランティアにより上記の取り組みを行っています。これまでに約100件の相談・提供の申し入れがあり、うち10件が再生につながっています。
 また、約200坪のストックヤード(市有地)を有し、その一角に小プレハブ倉庫を設置し建具など小物をストックしています。(建具屋がストックに困った物など保管)
問題点等: 活動を通じての問題点は次のとおりです。
・ 古材の搬送・保管の方法と経費
・ 古民家の解体費用負担
・ 再生・再利用に必要なコスト
・ 古材、古民家の提供希望者、利用希望者の十分なフォローをどうするか



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