建材への利用としては、まず、建築解体材の再利用です。その対象の多くは古い民家、蔵、寺院等の古材ですが、全国的にも古材の再利用は極めて少量です。
 (財)日本住宅・木材技術センターの調査によれば、古材を幅広く再利用していくには、様々な問題を解決していく必要があるとしています。
 このような中で、古材を有効資源として再利用するシステム構築に取り組む機運が高まりつつあります。(事例1)
 次に、木質ボード類への利用です。原料は従来、製材、合板工場の残廃材が主体でしたが、南洋丸太の輸入減によりボード原料としてのラワン系残廃材の利用比率が低下し、木材チップの利用比率が高まりました。(平成9年度:72%)特に、建築解体材、廃パレット、廃梱包材に対する異物分離技術の確率により、パーティクルボードに多く利用され、原料のほぼ全てを建築等の廃材チップでまかなうところもでてきました。 最近では、木粉と廃プラスチックを混合・複合したリサイクル木材が本格的に生産されるようになりました。



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