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30.筆記試験・適性検査
一般常識や論作文などの勉強も怠りなく。貴重な面接資料です。

筆記試験の現状
筆記試験は、採用選考を行う企業のほぼ100%で実施されます。試験は一般的にはペーパーテストで実施されますが パソコンを利用したテストもあります。企業が試験を科す目的としては、学生が一定のレベルに到達しているか判断するための ふるい落としの材料、また面接時の基礎資料の材料にされます。特に人気企業では、エントリーシートとともに筆記試験が大量応募者の 効率的選考材料として使われています。

筆記試験の分類と種類

《能力適性検査とは・・》
論理的思考力や数量的処理力が備わっているかを判断するためのけんさで、主に国語のような言語系能力と 、数学や理科のような非言語系能力の2分野から構成されています。代表的な試験としてはSPI2やSCOA、TAP,CAB,GAB などがあります。
対策
中学レベルの難易度なので、市販の参考書などを利用して事前に例題を解き、慣れておけば良いでしょう。当日は、 時間配分に注意し、解きにくい問題があれば後回しにして、どんどん先に進む事が大切です。
また、SPIの場合は誤謬率(全回答数に占める間違った回答の%)がチェックされるとも言われていますので、わからない 問題までやみくもにマークシートを埋めるのはやめた方が賢明でしょう。
《知識検査とは・・》
社会人としての見識があるかどうかを判断される検査であり、国語、数学、英語、社会などあらゆる分野から出題 されます。種類として一般常識・時事問題・専門知識(英語、情報処理etc)があり、その企業が独自に作成しているケースが多く見られます。
対策
業界ごとの特徴がよく出る傾向があります。
《性格検査とは・・》
組織への適応力や、性格からくる行動パターン、やる気の有無、性格の傾向など、仕事に対する性格上の適性や 態度・興味を見るものです。SPI2性格適性検査、クレペリン検査などがあります。
対策
性格検査の場合、「どう答えれば、得点が高くなるのか」を考慮して回答するものではありません。また、その評価は企業に よっても、職種によっても変わります。自分と仕事のミスマッチを避ける意味でも、ありのままの自分で、 素直に回答するようにしましょう。

筆記試験の対策
能力適性検査は、中学レベルの国語・数学・理科の問題を解ける力があれば十分こなせますが、応用力や限られた時間内での 解答が求められますので、問題集などで解き方のコツを身に付けておくといいでしょう。また、日頃から新聞を読む習慣を付け、 社会で話題になっていることは何かなど、絶えずアンテナを張り巡らすことも重要です。特に、志望業界に関係する記事などについては、 ロン作文で出題されることがあります。文章として記述できなければならないのは当然ですが、口頭でも伝えられるよう準備しておきましょう。
適性検査の種類
適性検査の目的は職務・業務に関する遂行能力や興味・性格的な適応性を的確に把握しながら適応性を推し量ることです。 応募者が持つ内面的な能力や性格を的確に把握しながら採用後の配属部署を決める時の基礎資料とされます。SPI(Synthetic Personality Inventory) 2は全国で多数の企業が導入しており、就職試験で出会う可能性が高い適性検査です。その他「YG(矢田部ギルフォード)検査」 「内田クレペリン精神検査」などがあります。

●一般常識の問題集をまるまる一冊解いてみよう。
●論作文ではどのようなテーマでもまとめられるように、日々書く練習をしよう。。
●適性検査は慣れることが大切。問題集を買って色々な問題パターンに挑戦しよう。
●適性検査は得点をあらそうものではないので、正直に答えよう。