トップ画面へ
19.電話のかけ方
電話は、企業と学生を結ぶ大切なコミュニケーションツールです。

基本のマナーを身に付ける
就職活動に欠かせない「電話」。手紙やEメールと違い、直接相手と言葉を交わすので、 最初は緊張するかもしれません。しかし、ポイントを覚えておけば大丈夫です。ここでは、好感をもたれる電話のかけ方 についてお話します。
(1)企業のシステム
パンフレットや情報誌に載っている 電話番号は、ほとんどが企業の代表番号です。電話をかけると、まず初めに受付か総務につながって、 その後目的の部署に回されます。部署がわからないときは、最初に電話に出た人に用件を伝えましょう。 そうすれば、担当の部署に回してもらえます。担当の人につながったら、必ず再度、学校名、氏名、 用件を伝えましょう。
(3)時間帯をチェック
企業への電話は勤務時間内で、先方が忙しくない時間帯 を選んでかけるようにしましょう。勤務時間は8:30〜17:30、9:00〜17:00が一般的です。
また、同じ人に度々電話をする場合は、「何時ごろにお電話すればよろしいでしょうか」と聞いても、失礼にはあたりません。
(2)用件を整理してからかける
電話は要領良く、手短に、 内容をきちんと伝えましょう。何を言えば良いのかわからなくなって言葉に詰まったり、用件を 言い忘れてかけ直したりしては、先方に迷惑がかかります。電話をする前に、言いたい事を整理して おきましょう。内容を箇条書きにしたメモを手元に置いておけば、焦らずに落ち着いて話せます。 もちろん、メモの流れにそって話が進むとは限りません。事前に家族や友達と練習しておくと、 あわてずに会話が出来ます。

※避けるべき時間帯
●始業直後・終業間近
●昼休み(11:30〜13:30)
●月曜日の午前中
●金曜日の午後
●月末・月初
※ただし、急ぎの連絡がある場合を除く。
正しい言葉づかい
電話はお互いの顔が見えないだけに、あなたという人物は“声”だけで判断されます。 明るく元気な声でハキハキと話すようにしましょう。言葉づかいにも十分に気を配ること。正しい言葉づかいは 一夜漬けで身につくものではありません。いざというときに間違った言葉を使わないよう、家族や友人と話すときにも、 ていねいな言葉を使うようにしましょう。
●電話がつながったら、まず
「私、鈴鹿国際大学の希望香奈恵と申します。会社訪問の件でお電話を差し上げたのですが、ご担当の方は いらっしゃいますでしょうか」と、用件を簡単に説明します。受付でも担当部署でも同様に、わかりやすく 目的を伝えましょう。
●担当者が電話に出たら
「お忙しいところ恐れ入ります」と切り出せば、流れがスムーズです。いきなり用件を話し始めると、 唐突すぎる上、乱暴な印象を与えます。面識のある人には、「先日はありがとうございました」とつなげます。
●何かお願いする場合
「申し訳ございませんが、会社訪問の日時を教えていただけませんでしょうか」と、丁寧に話を進めましょう。
●承知してもらえたら
「ありがとうございます」とお礼を述べ、必ず「お手数ですが、よろしくお願いいたします」と付け加えること。
●用件をすべて伝えたあとで
もう一度「お忙しいところありがとうございました」とお礼を言ってから、「では失礼いたします」と締めくくって、 静かに電話を切りましょう。
 
<間違えやすい言葉>
×<誤> ○<正>
会社 御社(おんしゃ)、貴社(きしゃ)
ぼく、オレ、わたしわたくし
〜と言います〜と申します
〜はおられますか〜はいらっしゃいますか
〜から連絡がありました〜から連絡をいただきました
すみませんが恐れ入りますが
悪いのですが恐縮ですが、お手数ですが
やってくれませんかお願いできませんでしょうか
電話してくださいお電話をいただけませんでしょうか
待ってくれませんかお待ちいただけませんでしょうか
〜は届いていますか〜は届いておりますでしょうか

●電話の対応は自己PRのひとつ。気持ちを引き締めて話をしよう。
●言いたい事をメモして、要領よく話をしよう。
●正しい言葉づかいをしよう。
●緊急の場合を除いて、企業への電話連絡に携帯電話を使わないようにしよう。