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18.ハガキ・手紙・封筒の書き方
ハガキや手紙には正式なルールがあります。踏まえておくべき基本的な形式があります。

※図など具体的な事はUniCareerマガジンを参照してください。
基礎知識を身に付ける
普段、書き慣れていない人にとって難しく思えるのが「手紙の書き方」です。 しかし、形式さえ知っていれば、誰にでも簡単に書けるものです。ハガキや手紙の基本的なルールと 形式を踏まえた上で、自分の気持ちを上手に伝えられるようにしましょう。

●就職活動中に手紙を使う場合
●資料請求
●会社訪問の申し込み
●縁故の依頼
●卒業生訪問や縁故などのお礼
●卒業生訪問のお願い(これらはいずれも手紙のあとで電話をかけると、よりていねい)
●内定辞退などのお詫び
※緊急を要する場合や、申し込みの締切間近なとき、就職活動の時期が遅れた場合などには、電話を使って連絡をとります。TPOに応じて臨機応変に使い分けましょう。
手紙の基本形式 正式には、前文、本文、後付けという順を追って書きます。
★冒頭語
封筒や初対面の場合・・拝啓、謹啓。略式、急ぎの場合・・前略、急啓
★時候の挨拶
立春の候など季節感のある言葉から書き始める。前略、急啓で始めた場合は省略。
★相手の様子をたずねる言葉
(貴社いよいよ ご隆盛(ご清栄、ご盛業など)」「○○様にはますますご健勝(ご清祥、ご繁忙)」
★お礼・お詫び
「先日はお世話になりました」「ご多忙のところをありがとうございました」 など。面識がないときは、例文のように書く。
★起こし言葉
「さて」「実は」「ところで」など。
★本文
主要な要件。簡潔にまとめながら、素っ気なくならないように気を付ける。推敲が大切になる。
★末文
本文の用件を結ぶ言葉「ご多忙の折、恐縮ですが、どうぞよろしくお願いいたします」など。
★結語
「拝啓」「謹啓」で始めた場合は「敬具」「敬白」。 「前略」「急啓」の場合は「草々」。
★日付
縦書きは漢数字で文末に、横書きは英数字で文末・文頭どちらかに書く。
★自分の署名
氏名と学校名、学科名まで書く。住所は郵便番号から書く。
★宛名
先方の氏名。会社名、部署名の場合は「○○御中」と書く。
★追記
「追伸」「重ねて申し上げます」など。本文での書き残しを書くが、礼儀上失礼にあたるので、使わないほうが無難です。
ハガキの基本形式  
★宛名
前文の前、頭でそろえる。少し大きめの文字で。
★冒頭語・前文
拝啓のあと1字空けて続けるか、改行する。
★本文
改行、起こし言葉に用件を続ける。
★日付
本文のあとに1文字下げて入れる。
★末文
結語は1字程度の空きをとって下寄りに書く。
★後付け
改行、住所から書き始めて下詰めで。

●ハガキ・手紙・封筒の基本的なルールと形式を覚えておこう。
●日本語は縦書きが基本だが、ビジネス文書の場合は横書きが一般的であることを知っておこう。
●ルールと形式を守りながらも、自分らしさをアピールできるようにしよう。