トップ画面へ
15.インターンシップ(就業体験)
インターンシップを利用して、企業の財務に直接触れてみましょう。

インターンシップとは
インターンシップとは、ある一定の期間、企業等の中で自分の専攻や将来の キャリアに関連した就業体験を行うことです。もともとはアメリカで生まれた制度ですが、日本においても、 ここ数年で急速に導入する企業が増えています。インターンシップは、企業の採用選考に直接結び付くものでは ありませんが、さまざまなメリットがありますので、チャンスがあれば、ぜひ一度体験してみましょう。
インターンシップのパターン
大きく、以下の2つのパターンがあります。大学や企業に よって異なります。
・大学のカリキュラムの一環で、単位認定されているプログラムに参加する。
・企業が公募するプログラムに個人として申し込み、参加する。
インターンシップのメリット
・企業や業務内容をより深く知ることができる。
・自分の適正やキャリアプランを考える上での参考になる。
・企業実務を経験することで、大学で学ぶべことが見えてくる。
・企業の社員や、同じインターンシップ参加学生との人脈ができる。
・実際に、キャリアやスキルを身に付けられる。
参加するにあたって
就業体験とはいっても、報酬を目的に就業を行うアルバイトと同じ感覚ではいけません。 「企業の一員として働く」という認識のもと、しっかりとした目的意識をもってのぞんでください。 企業が用意している業務メニューはさまざまですが、参加する学生側に目的意識が無ければ、結果として 何も得られないまま終えることになります。インターンシップは将来につながる確かな一歩と考え、 参加する以上は、「この就業体験から必ず何かを得るんだ」という強い意識をもつようにしましょう。
インターンシップ先の見つけ方
インターンシップを実施している企業を見つけるには、下記のような方法があります。

●大学のキャリア支援センターに問い合わせる
大学とのつながりのあるインターンシップ先を紹介 してもらいましょう。
●企業のホームページをチェックする
希望する企業がはっきりしている場合には、その企業のホームページをチェックします。
●インターンシップ情報サイトを検索する

インターンシップの実際
インターンシップの実際の流れを見てみましょう。企業ごとに募集要項・実施方法が異なりますので、 しっかり情報収集しましょう。

A社(情報処理)
実施時期・期間/8月・2週間
応募資格/大学3年生及び修士1年生、パソコンの基本操作ができる人
人数/20名
報酬/日当なし、交通費、食費支給
応募方法/ホームページより
応募
選考(書類選考・面談)
ビジネスマナー講習
会社概要・事業に関するレクチャー
施設見学会
各配属部門での現場体験
プレゼンテーション
(成果発表)
B社(金融)
実施時期・期間/8〜9月・10日間程度
応募資格/大学3年生及び修士1年生
人数/60名
報酬/日当なし、交通費支給
応募方法/ホームページより
応募
選考(書類選考・面談)
オリエンテーション
営業店体験
(営業業務を体験)
サービスセンター体験
(業務内容レクチャー)
グループワークへ
(プレゼンテーション準備)
プレゼンテーション
(情報交換・共有)
●実施時期
2〜3月、8〜9月といった大学の長期休暇中に実施している企業が多いようです。中小企業では通年で 募集しているところもあります。
●実施期間
2週間〜1カ月という期間設定が多く、募集セクションによって異なる場合や学生個人によって 調整できる場合もあります。
●応募資格
大学3年生と修士1年生を募集しているところがほとんどです。中には、理系のみ学科を限定しているところ や、パソコンのスキルを条件としているところがあります。
●募集人数
大手企業の中には150名という枠で募集しているところもありますが、ほとんどは 数名〜数十名といった募集人数です。
●報酬
日当として支給するところと支給しないところとがあり、企業によって異なります。大手企業ほど 報酬のない場合が多いようです。また、日当はなくても食事代と交通費だけ支給することもあります。
●職務内容
実際の社員と同様の仕事に就く場合もあれば、学生同士でミーティングしながらひとつの課題 に取り組む場合もあり、企業によって、また募集セクションによって異なります。
●応募方法
履歴書や応募シートの提出をもって応募となります。ほとんどの企業が、書類審査や面談といった 選考を経た上で参加者を決定しています。

●インターンシップには、さまざまなメリットがあるので、ぜひ参加しよう。
●ただ漠然と参加するのではなく、しっかりとした目的意識をもって望もう。
●しっかり情報収集をして、応募のタイミングを逃さないようにしよう。