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11.社風と勤務条件について
社風や勤務条件は、企業選びの重要なポイントです。自分に合った企業を見つけましょう。

社風とは
社風は企業選びの大切なポイントです。どんなに知名度が高く財務体質が優れていても、 あるいは興味のある仕事があっても、その企業の価値観を受け入れることができなければ居心地が悪くなるものです。 社風とは経営陣の考え方や社員の意識が表れる、いわば組織全体の性格のようなものです。あなた自身の 職業観・人生観を確立させて、フィーリングの合う企業を選びましょう。
社風を知るには
社風は、会社説明会のときなどにも確認できますが、本音により近い情報を得られるのは OB・OG訪問です。OB・OGの訪問のときには、OB・OGの人柄や印象だけで企業を判断せず、企業の実態を聞き取りましょう。 仕事の進め方・社内の雰囲気、就業規則、残業時間など入手した情報をまとめ、総合的に企業を判断します。
大企業と中小企業とベンチャー企業
社風は、業種や規模の大小によっても変わってきます。一例として、大企業と中小企業とベンチャー企業の一般的な特徴を挙げ ますので、参考にして下さい。就職活動というと、社名を知っている大手企業だけに目が向きがちですが、大手企業と中小企業 とベンチャー企業の違いをよく知った上で、自分に合うのはどちらなのかを判断するようにしましょう。
大企業
・資本規模が大きく安定している
・福利厚生などの待遇面が充実している
・知名度が高く、社会での信用度も高い
・規則やルールなどが厳しい
・若手社員の発言力が比較的弱い
中小企業
・全体を見ながら仕事ができる
・若手のうちから仕事を任されるので、スキルの向上が早い
・経営層と現場の距離が近く感じられる
・福利厚生制度などがまだ整っていない場合もある
ベンチャー企業
・先進的かつ革新的な経営
・企業の成長を肌で感じることができる
・規模とは比例しない売り上げ実績を上げている企業もある
・一人ひとりの能力が問われる
条件と給与の見方
給与の総支給額には、基本給にプラスしてさまざまな手当が含まれています。 昇給、ボーナス、退職金などの基準になるのは「基本給」。総支給額だけでなく内容もチェックして、 基本給で検討しましょう。また、初任給が高すぎる場合は、その理由を確かめておきましょう。 基本給が低いのに固定給が高い企業は住宅手当や残業手当が含まれている事があるからです。

●OB・OG訪問の前に社風を知るための質問事項を整理しておこう。
●先入観やイメージだけで判断しないようにしよう。
●大手企業と中小企業、また業界・職種の違いを把握しておこう。
●社風が自分に合うか確かめよう。