事例項目: |
木材チップ生産施設 |
現地調査先: |
フルハシ工業株式会社(本社) |
調査年月日: |
平成14年2月25日 |
所在地: |
名古屋市熱田区三番町4-28
TEL 052-661-1567 FAX 052-661-1560 |
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取り組みの概要: |
同社のリサイクルの取り組みへのきっかけは、製材過程(パレット
生産等)での木くずのチップ化(1950年代)が始まりで、現在では木材チップ生産の最大手となり、建設廃材などを回収し、製紙・ボード・燃料用チップを生産しているほか、コンクリート、プラスチック等の産業廃棄物の再資源化、更に、太陽光・風力発電、雨水利用、エコガーデン等手がけるトータルリサイクル体制を取っています。 |
生産内容: |
1.工場数及び木材チップ生産量
春日井工場:生産能力72,000t/年(製紙用、ボード用)
飛鳥工場: 生産能力50,000t/年(製紙用、ボード用)
弥富工場:生産能力78,000t/年(製紙用、ボード用)
三重工場:生産能力72,000t/年(製紙用、ボード用)
豊田リサイクルガーデン:生産能力12,000t/年
以上5工場の生産能力は236,000トンですが、生産量は160,000トンです。
2.原料の入荷量(%)
解体材65%、パレット・梱包17%、製材廃材 8%、 ベニヤ7%、その他3%
3.製品の内訳(%)
製紙用27%、繊維板用10%、燃料用60%、堆肥用3%、
4.防腐剤、接着剤等が含まれる木くずは、製紙用には向きません。燃料用には利用できますが、価格が安いため大量生産で、しかも運賃のかからない工場近くに供給しています。 |
原料安定確保
システム: |
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今後の取り組み: |
1. エコビジネスの強力な推進の一環として、木質リサイクル工場 整備拡張して2005年までに現在の3倍の木質チップの生産を目指
し更なるトータルリサイクル体制の強化を図ります。
2.「環境創造」〜自然生態系の中、資源の持続可能な活用のために〜を理念にして経済効率と環境対応の両立を目指します。 |
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