中国



 おばあちゃんの作った美味しそうな”おでん”。少年がどれを買おうかと迷っている。長江下りの途中、宣昌でのスナップ。
 中国の人口(平成8年未現在)は、十二億二千四百万人である。平成八年一年間の出生人口は二千六十七万人、出生率は1000分の一六・九八、自然増加率は一〇〇〇分の十・四二であった。現在、中国では、『一対夫婦、一箇孩子』の政策がとられ、子どもは『小さい皇帝』と呼ばれている。一人っ子政策の功罪については、二十一世紀の前半には、その回答が出される。
 土地の人に案内され小さな食堂で腹ごしらえをした。揚子江に棲む珍魚、肥頭魚のナベ料理は絶品であった。中華料理の食材は多種多彩で、飽食時代の昨今、中国の医食同源の考えは、日本人が心すべき教えではないだろうか。


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