カンボジア


 

   クメール文化を深く宿す遺跡を巡っていると、どこからともなく白い衣装を纏った少年が現れた。名前はペン君、流暢な英語で話しかけてくる。彼は警備の警官を避けるように 遺跡の案内をしてくれる。別れるときにお礼の手紙をだすために彼の名前と住所を聞いた。驚いたことにペン君は全く字を書くことができない。 アンコ−ルワットの遺跡群に想いを馳せるとき、名ガイド、ペン少年の姿が、いつも頭に浮かぶ。
 


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