おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)



 おたふくかぜウイルスによっておこる病気です。
 両側の耳の下や顎の下(唾液を分泌する所)がふくれてきます。片側だけの腫れで治ることもある。発熱や腫れている部分に痛みがある。口を開いたり、食べ物を噛むときには痛みが強くなります。
 あごの下がひどく腫れると両方のあごが出っ張って『おむすび』の様な顔になります。多くは一週間から十日くらい、静かに休んでいれば治ります。お父さん、お母さんもおたふくかぜにかかることがあります。また、繰り返し耳下腺が腫れる反復性耳下腺炎という病気がありますが、おたふくかぜとは別の病気です。
 髄膜炎や膵臓炎などの合併症があり、年長児では、男子は精巣炎、女子は卵巣炎をおこすことがあります。耳下腺や顎下腺が腫れている間は、ほかの子どもたちに感染するおそれがあり、保育園・幼稚園・学校など、集団生活はお休みしましょう。
 また、おたふくかぜの予防接種があり、健康なときに予防注射を済ませておきましょう。

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