山猿塾で遊ぼう

山猿塾ではいったい何をして遊べばいいのでしょうか。
他の人たちは田植えや稲刈り、家庭菜園の真似事をしたり、
間伐材で何かを作って遊んでいます。
私は「そんなことなら家でできる」のでやりません。
やるなら虫捕り、魚捕り、マムシ狩り。
家が遠いのであまり細かいことはできませんが紹介します。

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○くわがたの林

私は三重県四日市市に住んでいるので、山猿塾に通うわけには行きません。
年に何日か顔を出した日だけ作業し、あとは放任できる計画を考えました。
最初に考えたのは「くわがたの森」です。
子供がかぶと虫やくわがたを捕ることができるように、
どんぐりを植えようというわけです。
山猿塾までの道を切り開いたためむき出しになった斜面に、
どんぐりの木を植えました。

・くわがたの林

コナラというどんぐりの木です。
子供の背丈ほどに育ちました。
将来はたくさんのどんぐりが実るはずです。
実は森の動物の餌となり、
木は椎茸のほだ木や炭にもできます。

どんぐりの実は山の動物たちの食べ物となります。
落葉樹の落ち葉はふかふかの土を作り、土を豊かにしてくれます。
夏場のかなり乾くので、乾燥に強そうなコナラを植えました。
1995年の冬に植えたコナラは、今では3mくらいになっています。
山猿塾の敷地内にはたくさんのクワガタがいます。

・ミヤマクワガタ

ミヤマクワガタとカナブンです。
どんぐりの木の樹液には
いろいろな昆虫が集まってきます。

・タマムシ

あまりにすばしっこくて、
ピンボケ写真となってしまいました。ウソです。
私の写真の腕が悪いんです。
竹田川で魚を捕っていたら飛んできました。

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○水草の水路

山猿塾が建っている所はもともと棚田でした。
水田に水を入れるため、小さな水路の跡がたくさんついています。
そこで水路をもう一度掘り直し、近くの竹田川で水草を採ってきて、
何種類かを植えてみました。
草が茂って陰になったり、場所によっては水が干上がったりするのですが、
それにもめげず水路いっぱいに育ちました。
今では夏になると、たくさんのホタルが飛び交います。
どじょう池には水草と一緒に、魚やエビも入れました。
ここでも水草はすくすくと育ち、魚の隠れ家となっています。

・どじょう池

フナやカワムツ、スジエビがいます。
イモリや水生昆虫もたくさんいます。
わき水をたたえていますが、
水の流れるところがないので濁っています。

・イモリ

池にいたイモリを撮影しました。
壁にはりつく爬虫類のヤモリ、
水中で生活する両生類のイモリ、
哺乳類だとタモリというのもいましたね。
イモリは真っ赤なおなかをしていて、
実はなかなかオシャレなんですよ。

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・お仕事

仕事は自分で勝手に見つけてやればいいのです。
草刈りだったら1週間続けてやっても大丈夫。草ならいくらでもあります。
広い所は草刈り機でできるので、草刈り機が入れないようなところを
刈ってもらえると助かります。

何でしたら犬の散歩でもいいです。
山猿塾には塾長を務める習志野権兵衛という犬がいます。
塾長を連れて市ノ貝を一周してください。
夏場だと涼を求めて水路で水浴びをするので楽しいですよ。

・習志野権兵衛

山猿塾塾長を務めています。
犬小屋はNackさんが建てました。
淡路島で震災に遭われたにもかかわらず、
権兵衛の家を建てていました。

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