極楽プログラマの日記
1999年8月号


盆前に山にこもる予定です。
そういえば今年のプロ野球は早く終わるんですね。知らなかった。
今やってるのは、オープン戦かな。

[目次]


・8月分のお仕事

( 1)半田付け

 来週から山猿塾に こもるので、プレステの開発環境をまとめることにした。
 私はデスクトップPCのISAバスにプレステを接続しているが、
 ノートPCにはISAバスがないためプレステの開発には向いていない。
 そこでパラレル(プリンタ)ポートにプレステを接続できるという、
 専用ハードウエアを 製作することにした。
 大自然の中に来てまで仕事をしようなんて思わないが、
 雨が降ってしまうと何もできない。備えあれば憂いなし。

( 1)打ち合わせ

 ネットワーク会社の人が私に聞きたいことがあるといってやって来た。
 ネットワーク関係のことを勉強しようと思って来たらしく、
 午後5時から10時まで質問責めだった。

( 4)山猿塾へ

 山猿塾では 水撃ポンプの設計、椎茸の種菌打ちなどを予定している。
 水撃ポンプというのは、水の流れを動力として揚水するポンプで、
 ラム式ポンプとも 呼ばれている。
 金属製だと音がうるさい(上のURLで音も聞ける)という欠点があるが、
 塩ビ管を使って自作すれば気にならないだろう。
 それから今年は鹿を1頭もらった。鹿肉が食べ放題だ。ぐふふ。

 渋滞が嫌いなので、午前3時に三重県四日市市を出た。
 東名阪−西名阪−中国道−舞鶴自動車道と乗り継ぎ、
 のんびり走って約4時間で山猿塾に到着。
 持参のおにぎりを食べて、そのまま山をうろうろし始める。

 ここから一週間は山猿塾で遊びまくった。
 詳しいことは 現地報告にまとめてある。
 今年はスジクワガタとオオクワガタが撮影できた。

( 5)山猿塾
( 6)山猿塾
( 7)山猿塾
( 8)山猿塾
( 9)山猿塾
(10)山猿塾
(11)山猿塾

 現地でインターネットの設定を2件依頼されてしまった。
 また山猿塾に行かなければならない。
 交通費を考えると利益はないが、ただで遊びに行くと思えばいい。

 クワガタを撮影するために、ディジカメ Kodak DC-210Aを使用した。
 ディジカメは安物でもかなりのマクロ撮影が可能である。
 このディジカメは8MBのコンパクトフラッシュが同梱されているが、
 アルカリ乾電池で使うと、8MBいっぱいを撮影する前に電池切れする。
 知人に借りた FUJIFILM FinePix500では、
 32MBのスマートメディアいっぱいに撮影できたことを考えると不満が残る。
 本体がいくら安くても電池代がかかるようでは意味がない。
 幸い、私は環境ヲタクなので、家で使っている電池のほとんどは、
 ニッケル水素二次電池だ。電池代はなんとかなる。
 光学ズーム×2と感度がISO140相当というのは予想外に使える。
 クワガタの撮影に...だが。

(11)自宅へ

 山猿塾から戻ってきた。
 夕方、土建屋の息子がパソコンを買うというので相談に乗った。
 自作パソコンを勧めてみた。Celeron300A@450MHzが基本。

(12)相談

 某保険屋が息子のパソコンを買うというので相談に乗った。
 大学生の息子と二人でうちにやって来た。
 自作パソコンを勧めたが、組み立てる自信がないので、
 私が組み立てたものを買っていくことになった。
 大学では、TurboLinuxとWindows95を切り替えて使っているそうで、
 できれば同じ設定をしてほしいという。
 設定自体は簡単だが、学校の環境は管理者が設定済みだから使えるわけで、
 単にDualBootの設定をしただけでは使えないだろう。
 Linuxの環境だけならFMVを1万円で売ってあげるから、
 それを同級生のLinux信者に預けて設定してもらうのが賢明だろう。
 ついでに父親のノートPCをインターネットで検索し、SHARP MN-385を 注文した。
 新品だが開封品ということで18万円。なかなか安かった。
 息子のデスクトップはというと、
 CPU:Celeron300A@450MHz、MEM:64MB、VGA:PERMEDIA2/8MB、HDD:4.3GB、
 NIC:100BASE-T、CRT:17inch、MODEMなどを付けて10万円。

(13)組み立て

 保険屋のPCを組み立てて納品。

(16)解体

 エプソン Endevor AT-1500Sと日立 FLORAを解体。486のAT互換機だ。
 消費税、送料などのコストを入れて2台で1万円。
 つまりこの2台を解体して、1万円以上で売りさばかねばならない。
 損をしなければ儲けはどうでもいい。どうせ環境ヲタクだし。
 まずPCが再生して使えるかどうか調べる。
 AT-1500Sは、SIMMソケット×4だ。安い8MB-SIMMを4本使って32MBにできる。
 しかしメモリを16MB以上認識してくれない。解体決定。
 メモリ32MBというのは、Windows95を使うための最低ラインだと思っている。
 FLORAは、SIMMソケット×2だった。32MBにするには16MB-SIMM×2が必要だ。
 解体するかどうか迷うところ。
 試しにCD-ROMを取り付けてみる。あ、だめだ。
 CD-ROMドライブが入る空間は空いているものの、
 専用の金具がないと取り付けられない。これで解体が決まった。
 解体すると、かなりの汎用部品が手に入る。
 HDD(540MB)×2、3.5FDD×2、キーボード×2、電源ケーブル×2、
 CPU×2(DX2-66,DX4-100MHz)、SIMM×3(8+8+16MB)、ISDNカード、NIC
 キャッシュ、タグRAM、ビデオメモリなども一応保管。

(17)つづき

 ケースなどの金属類は資源ごみとして分別し、
 基板は電気屋にまとめて引き取ってもらう。
 電源も数個まとめて箱詰めし、売り飛ばしてしまう。
 買った人はいったい何に使っているのか。とても不思議である。
 FDDやHDDもたいてい2個一組にして売り飛ばす。

 SIMMは場所をとらないし、パソコン1台で4本は使うため、
 かなりの量をストックしている。空缶いっぱい。100本はあるだろう。
 容量(4〜32MB)、速度(60〜80ns)、種類(FP/EDO)、パリティの有無、
 それからEPSON-SIMMくらいはすぐに分類できる。
 4MBのSIMMは、PC-9821Ap2/As2や、PC-486xxのメモリ増設ボードに取り付け、
 一緒に売って処分すると処分しやすい。

(??)買い物

 富士通 FMV-5120D5、FMV-5133D5×2、東芝PV-3000などを適当に購入。
 FMVはなんと新品。ディスプレイ込み5万円は格安だと思ったが、
 冷静に考えると高い買い物だった。
 Pentium133MHzだし、メモリを増設しないと使えないし。

(??)謎

 彼女から電話。
 「パンフレット作ってるんだけどさあ。」
 「手書きなのよ。わかる?」
 「なんでだと思う。」
 「ねーねー。」
 パソコンがない...と言いたいのだな。
 パソコンくらい何台でも貸してやるが、
 わざわざ配達してやるのも面倒なので、近くまで迎えに来いと答えた。
 「小動物も連れて行くから。」
 なんだ、その小動物というのは。

 待ち合わせの場所に行ってみると、彼女は確かに小動物を連れていた。
 小動物は、彼女より色白で童顔で細くて巨乳だった。
 乗り換えていい?
 とは、もちろん聞けない。

 今まで紹介してもらった女のコの中では一番小さいが、それでもC-CUP以上。
 なんかあんたの友達、みんな巨乳やな...。
 と、思った。
 っていうか、あんた全パラメータ負けとるやんけ。
 あ、足の長さだけは勝っているかも。
 でも足の太さも圧勝だ(笑)。
 小動物は昨夜から泊り込みでなんか描いていたらしい。
 食事してから、とりあえず海まで送っていった。
 三重県から船で静岡県まで帰るらしい。
 それにして小動物。ろりろり♪
 でも静岡は遠いな。あ、来週も来るの?
 ♪←意味不明

 海から家に帰る途中、彼女の携帯に電話。
 「うん。にーちゃんと一緒。隣にいるよ。」
 私のことか?
 「なんか、人妻のプレステが壊れたらしいよ」
 「型番は?」
 「プレステの型番聞いてるよ」
 「なにそれ」
 「裏側に書いてあるやつ。SCPH-なんとかってやつ。」
 「SCPH-3000」
 それはさておき、ち、古いピックアップか。
 そんな古いピックアップは車には載っていないと考えている間に、
 「もうすぐ、そっち行くから」
 人妻宅についた。
 なんだすぐ近くだったのか。

 人妻の家のドアが開いた。ふふん、心が読めるぞ。
 もっとむさ苦しいヲタクが来ると思っていただろう。
 残念ながらぜんぜん違うんだよ。
 部屋に上がってくれというので、ずけずけと部屋に上がり込む。
 プレステを見せてもらうとピックアップが汚れているようだ。
 「エアダスタはある?」
 予想した通り「ない」とのこと。
 「じゃ、綿棒」
 それも「ない」。なんだと人妻のくせに綿棒がないだと。
 「じゃ、爪楊枝。それと化粧落としに使うコットン。」
 コットンを裂いて、爪楊枝にくるくるっと巻けば綿棒のできあがり。
 ピックアップを反対側にスライドさせて、ピックアップをふきふきふき...。
 で、プレステをテレビに接続して、はい起動。
 「修理完了。んじゃ、ばいばい。」
 あっけにとられている人妻。
 これで彼女のポイントはさぞかし上がったことだろう。

 人妻、帰り際に一言。
 「なんでこんなん(彼女のこと)と付き合っとんの?」
 私もそう思う。
 いや、付き合っているつもりはないのだが...。

(23)組み立て

 山猿塾ではOS2というヤクザなOSが使われていた。
 出版物の原稿や住所録をOS2で管理しているのはとても危険である。
 マシンが生きている内に、他の環境に移行させるべきである。
 山猿塾の理念からすれば、Linuxあたりが似合うのだが、
 使う人達のことを考えると、やはりWindows95に落ち着くだろう。

 というような経緯があり、山猿塾で使うパソコンを作ることになった。
 とにかくWindows95に慣れてもらうためには、
 導入コストを抑えなくてはならない。
 ジャンクパーツを寄せ集め、とにかく動くパソコンを作ればいいのだ。
 ベースマシンとして富士通 FMV-4100D4を選んだ。
 山猿塾はなにしろ遠い。だから構造を暗記しているPCを選んだ。
 缶入りメモリからFasPageモノを選んで、8MB×4=32MBで納品。
 が、CPUが見つからない。CPU型のDX4-100MHzが理想だが、
 ODP型のDX4-100MHzしか見つからなかった。
 ODP型はヒートシンクが固定されており、CPUクーラが取り付けられない。
 発熱を心配し75MHzに落として動くように設定した。
 セカンドキャッシュやV-RAM用のメモリも、
 手持ちがあったのでソケットいっぱいに載せてできあがり。
 SoundBluster16やEtherLinkIIIというカードもこっそり挿してある。
 Windows95に慣れて、本命のPCを導入するときには、
 すぐにでもLANが組めるようになっている。

(24)山猿塾へ

 今年だけで4回目の山猿塾である。しかし、今回は2件の仕事を抱えている。
 深夜の高速道路を走って現地入り。

(24)インターネットの設定

 某測量事務所でインターネットの設定。
 たまには違ったプロバイダをみてみたかったので、OCNを選択した。
 パソコンはNEC PC-9821Aileとかいうやつだった。
 がび〜ん。なんとこのPCにはCOMポートがない。
 Aile専用の変てこりんなポートがついていて、TAが接続できないのである。
 しかたがないので内蔵MODEMを使ってTAのアナログポートに接続した。
 今度、パソコンを買う時には必ず私に相談するように念を押した。
 代金はすでにもらっているのだが、足代ということでまた1万円もらう。

(24)納品

 山猿塾にFMV-4100D4と、LBP-A404G2を納品。
 パソコンとプリンタはジャンクを組み立てたものなので無料だが、
 キーボード、マウス、内蔵電池、モデム、プリンタケーブルは有料。
 代金はしめて14,200円なり。
 インターネットの設定など、設置手数料はひよこ20羽ということになった。
 新しい鶏小屋を作る時間がいるので、ひよこは後払いにしてもらった。

(25)インターネットの設定

 聞いていなかったのだが、インターネットも始めたいとのこと。
 山猿塾はもともとNIFTY-SERVEのAGRIフォーラムが活動拠点だったため、
 プロバイダは当然NIFTYを選択、何年も前から加入済みなので、
 インターネットの申し込みすら不要である。
 電話代がもったいないので、LANでLet's noteを接続し、
 それをwebサーバに見立てて、Netscapeなどの使い方を覚えてもらった。

(28)保守作業

 山猿塾から電話がかかってきた。Windows95が起動しないという。
 いろいろ調べてもらったが、電話ではFDDの不調のように感じるた。
 まだWindows95の起動ディスクすら作っていないので確かめようがない。
 こちらに送り返してもらうことになった。

 そろそろ夏休みが終わる。
 講義に備えてプログラミングのリハビリを始める。
 妹から「サルゲッチュ」が動かないと電話があった。
 電話を受けたのは私の彼女だが、
 ちゃんと「そりゃプロテクトにひっかかっとるわ」と答えていた。
 その通り。妹のプレステは私が結婚祝にくれてやったものだ。
 きっと何かの手違いでMOD-CHIPがくっついているに違いない。
 面倒だが、ON/OFFするスイッチを付けてやらねば。

(29)買い出し

 山猿塾のパソコンが壊れていたときのために、代用とするパソコンを物色。
 FMV-575D5というお手軽なやつを買ってきた。
 不幸にも付属品がすべて添付されていたため高かった。23,000円なり。

(29)保守作業

 というわけで、FMV-4100D4が届いた。
 調べてみたがFDDは壊れていない。BIOSの設定がおかしくなっていた。
 HDDがLBAモードに設定されておらず、504MB以上のHDDが使えなくなっていた。
 BIOS SETUP画面で、標準設定をロードして保存。
 パソコンが目の前にあれば、すぐにわかることだが、
 電話だけでは的確な指示が出せず、時間と送料を負担させてしまった。

(30)発送

 昨日のFMV-4100D4を発送。

(31)保守作業

 某紡績会社にていろいろと作業。
 FMV-4100D4というどこかで見たようなAT互換機があった。
 それに Windows95をインストールしてくれということだった。
 ATAPIのCD-ROMを認識する起動ディスクを持っていたので、
 そのFDで起動して、そこらにあったWindows95をインストール。
 ある程度の設定を終えると、後はほっておいても作業が進む。

 その間に別の作業に取り掛かる。
 社員の持ち物であるLet's noteを会社のIBM-PCに接続し、
 IBM-PCのCD-ROMドライブをLet's noteから使いたいという。
 そんなの楽勝。あっという間に終わった。
 Let's noteで RICOHのImagioというプリンタを使えないかというので、
 こっちもネットワークプリンタとして登録した。
 相手はどうせできないけど、いちおう言ってみたらしい。
 数分で設定が終わり、本当に印刷ができたときにはえらく驚いていた。

 さて作業料はいくらもらおうかという話になったのだが、
 会社の金じゃないというので1,000円と答えた。
 後で聞いたらウン万円を覚悟していたらしい。
 1,000円じゃ足代にもならないと言われ、結局、2,000円もらっておいた。
 家から会社まで10分の距離、ほんの1時間しか作業してなかったし、
 何より私を紹介した人の顔を立てておかないとね。
 会社相手だったら、3万円ほど請求するんだけどね。
 今度は会社の経費を取ってから呼んでもらいたい。
 紡績会社は女のコが多いから、コンパに呼んでもらうだけでも可。

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