どんばの仕様


更新日付 1998-07-01

1997年制作のゲームは「どんば」に決まりました。
「どんば」は1on1のバスケゲームで、
スーパーファミコン(以下SFCと省略)で動作します。
その仕様とバスケ用語についてまとめました。

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・ゲームの設計

スト2のようなゲームを作ってみようと思います。
格闘ゲームを作ろうというわけではありません。
関節でつながったパーツをつなげて、
大きなキャラクタを動してみたいのです。
というわけで、自分の趣味に合わせて、
バスケの1on1を作ることにしました。

いきなり敵も味方も作るのは無理ですから、
まずはフリースローあたりから作ることにします。
デザインは後日、絵を交えて説明します。

バスケの楽しさとは何でしょう。
それはフェイクをかけて相手を抜き去り、
シュートを決めることです。
サッカーやバスケはディフェンスがいなければ、
ほぼ100%シュートが入ります。
これを意識してゲームを作るつもりです。

ゴール付近にカーソルがふわふわ動いていて、
カーソルがリング に重なったときにボタンを押す・・・。
あるいは、グラフが伸び縮みしており、
1回目のボタンでシュートの角度を決めて、
2回目のボタンでシュートの強さを決めてシュート・・・。
どちらの方法もフリースローならいいのですが、
これでは先ほど説明した快感が得られません。
つまり誤ったインターフェイスといえます。

私が考えたのは、シュートボタンを押してジャンプ、
ボタンを離したらシュートするというものです。
いわゆるジャンプ・シュートですが、
なるべく高い位置でシュートすると成功率が上がります。
それから、リングに近ければ成功率が上がります。
シュート体勢に入った時に、
ディフェンス側はジャンプしてブロックができます。
ブロックされないためには、ディフェンスを抜いておくか、
ジャンプさせておかねばなりません。
シュートボタンをちょっとだけ押すと、
ポンピング・フェイクとなります。
これにつられて、ディフェンスがブロックに飛べば、
横に一歩ずれるだけでシュートできます。

同じ方向に2回レバーを入れるとダッシュになります。
違う方向にレバーを入れると、
反対の手に、ドリブルのチェンジが行なわれます。
ダッシュ中のチェンジは、すべて特殊な動きになります。
ディフェンスの位置から自動的に判断し、
クロスオーバーバックチェンジを行ないます。

抜いた後、ゴールに十分近ければ、
シュートボタンでレイアップができます。
再度ダッシュしてシュートすれば ダンクになります。

書き忘れましたが、ディフェンス側はボタンを少し押すことで、
スティールができます。
ポンピング・フェイク時に押せばほぼ100%の確率で成功します。
それ以外の場合はボールに触れば成功します。

どこまでできるのかわからないのですが、
できるところまでやってみます。
そういえば、ダブル・クラッチとか・・・、
そろそろやめておきます。

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(0)用語解説

・クロスオーバー

高速なチェンジだと思う。
ドリブルで足の間を通したり、
高速に何回もやれば、間違いなくクロスオーバー。
だと思う(笑)。
違うかもしれない。
KOHにはちょっと難しい。

・ジャンプ・シュート

ジャンプしてシュートすること。
そのまんまやんけ・・・。

・スティール

ドリブル中のボールを奪うこと。
某バスケ漫画Hでは、ボールの奪い合いのシーンがあった。
作者はバスケを知らないのか。
スティールなんて、うまい人同士の試合でそんなにあるものではないのだが。

・ダブル・クラッチ

シュートするためジャンプしたけど、そのままではブロックされる時、
シュートする手を変えてブロックをかわし、
着地の寸前に反対の手でシュートする技。

・ダンク

リングにボールを叩き込むようなシュート。
普通の人はできない。
ダンクができるという人でも、試合ではまずできない。
NBAだと身長168cmでダンクする選手もいる。

・チェンジ

ドリブルする手を変えること。

・バックチェンジ

ドリブルで背中側を通して、ドリブルする手を変えること。
ディフェンスが近づいた時に有効だが、
自信がないプレイヤは、ディフェンスが近づく前に使ってしまい、
スティールされてしまうことが多い。

・フェイク

フェイントのこと。敵を欺くための動作。
本来は偽物という意味らしい。

・フリースロー

フリースローラインから、邪魔されることなくうつシュート。
ゴール下でディフェンス側がファウルした時になどに
1回から3回のフリースローの権利が与えられる。
マイケル・ジョータンはダンクコンテストで、
フリースローラインからダンクを決めて優勝した。

・ポンピング・フェイク

シュートすると見せかけるため、ボールを持って腰を落とし、
少しだけ伸び上がるフェイク。
顔をリング付近に向けるのがコツである。

・リング

ここでいうリングは、白いマットのジャングルのことではない。
バスケのゴール。ただし輪の部分だけを意味する。
ダンクでぶら下がったりしても、なるべく折れない(笑)ように、
バネが入っているものは、ダンク・リングという。

・レイアップ

ドリブルでゴールに近づき、ボールを片手で持ち上げて、
リングに置くようにするシュート。
いわゆる庶民シュートだ。
基本中の基本なので、練習なら100本くらい続けて入れよう。

・1on1(ワン・オン・ワン)

敵と味方、それぞれ一人づつで行なうバスケ。
コートは半分、ゴールも一つである。
ディフェンス側がボールを奪いコートの外に出ると、
攻守を交代して3Pライン付近から試合を再開する。

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