Practice 2

練習作 その2

使用ツール PhotoShop6.0



特訓ポイントは、『特定色の影響下での塗り』『髪の塗り』『シワの表現』。

まあ、髪とシワは永遠のテーマというか、この特訓中は通して注意するつもりなのだけど、
今回特に的を絞って見直したということです。

シーンにあまり意味はありません。上記の塗りをチェックする上で効果的に練習できそうなキャラとシーンを考えて、
難易度が高くなるような構図を選び、若干趣味とドキドキ感を添えましたというところ。

なんだかんだ云いながら2週間程度(しかも週の半分ぐらいは飲んでいる!!)で完了しているというのは、
2000年にVGAクラスにさえ一月かかってたのと比べると格段の進歩ですな。
(まあ、5年もやっていてなんの進歩もないようではそもそも困るのだが…)
色に関しても、16色エロゲみたいな色の単調さが今となっては目立つあの時の絵と比べると、
今作ではかなり細かく制御出来ているはず。

なにより、前回・今回で塗りに対する恐怖感がほとんど消えたことが、インタンジブルな収穫としては最も大きいかな。
ええ、基本的にぼくはこれまで塗る段階に来ると二の足を踏んでいたというか、
上手く進められるかなという精神的抵抗と常に戦いながらの作業だったんですよ。
その抵抗感が、今回描いてるうちに、明らかに体感できるほど急激に掻き消えた。…だっていつもだと飲んじゃうと
『ああ、正確な判断が出来ないからやめとこう』と云い訳して逃げちゃってたのが、
今回は飲みながらでも進められていたし、しかもそこに恐怖感や苦痛はなくただ楽しさだけがあったんですよ。
こんな感覚はおそらく今までなかったんじゃないかな。

ただ、シワだけはかなり苦労しました。ハイライト・影まで入れ切ったものを、
『こんなシワではダメだ!!』と全消去、主線レベルまで戻って描き直すということを都合3回やってます。
(その間『通勤中に人の服のシワを凝視』『それを脳内描画』『質感の表現を考え直す』『それらを鉛筆でスケッチし確認』等 各種チェックが含まれる)
このへんを一発で見定められないところが今後の課題かな。
まあ、シワの描き方においてこれまで何が悪かったかはおぼろげながら判ったので、
きちんと考えて描くようにすれば今後は改善されていくことでしょう。
行こう♪

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