はしか(麻疹)


          

 高いお熱と共に、目が赤く充血してなみだ目となり、鼻や上気道の粘膜が炎症をおこし、鼻汁やクシャミがあります。目がうるみ、目やにやハレボッタイ顔つきが特ちょうです。
 お熱は一度下がり、再び上昇して、二峰性の熱型をしめします。この時、ボロがあらわれます。 お口の粘膜(ホッペの裏側のあたり)には、コプリック 斑といわれる白い斑がみられます。紅いボロボロは、顔から首・身体・手足へひろがり、四〜五日で、ボロは暗赤色となり、徐々に赤黒い色素沈着を残します。
 予防接種を済ませたお子さまが、はしかにかかる場合があります。この場合には、異型麻疹と言い、典型的なはしかの症状はみられません。肺炎、中耳炎、下痢、亜急性硬化性全脳炎(100万例で5〜10例)などの余病を起こすことがあります。
 最近では、お母さんやお父さん、成人が麻しん(はしか)にかかる事も珍しいことではありません。予防接種を受けていない成人の方は、是非、健康な時に予防注射を受けて下さい。
  一歳のお誕生を過ぎたら、お子さまがはしかにかからないように、早めに予防接種を受けておきましょう。一歳までに、集団生活(保育園など)をさせるようなお子さまは、かかりつけの小児科医と相談し、MR(はしか・風しん混合ワクチン)の予防接種を済ませておくとよいでしょう。

〜MRワクチン2008年度接種対象者〜

第1期:'07/4/2〜'08/4/1生まれの方
第2期:'02/4/2〜'03/4/1生まれの方
第3期:'95/4/2〜'96/4/1生まれの方
第4期:'90/4/2〜'91/4/1生まれの方



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