H20.2.27 第305号発行分

・さまざまな思い託し“梅一輪”
・津クイーンや年男、年女ら福豆まき
・農業女性の起業を支援 津で家の光協会が講座開講
・油絵など洋画35点余を展示
・楽しく書く≠アとをモットーに
・身近な心温まる行動に感謝
・シルバー人材セ連合会 安全就業推進大会開く
・ミエワンのブロガーが初出展
・アイデアハンガーで5位入賞 紀北町の小林さん 見事、全国発明大会で
・土嶋さん、笠井さんと「ゆうづる会」が受賞
・絵画や書など90点余ずらり 県退職教職員互助会津北地区 生涯学習展開く
・子育て交流や情報発信 わくわくフェスタ 2万人余が来場し盛況
・気分は戦国武将℃闕り甲冑教室説明会
・創部20年で記念誌刊行 ソフトボール 四日市シニアクラブ
・雅の世界♀e地で陶びな展
・記者・事務職を募集
・新本館ビル建設
・第三銀行がパートの行員登用、退職者の再雇用制度を導入


さまざまな思い託し“梅一輪”
魚半楼の盆梅 結城神社のしだれ梅
 梅一輪一輪ほどの暖かさ(服部嵐雪)―。春の訪れを告げる梅の開花が、各地で人々の目を楽しませている。中には先人が丹精し、代々受け継がれて来た梅も。桜の華やかさとは異なり、長い歳月を経た老木が今もなお花を咲かせているその姿は、複雑な問題を抱えた現代社会の人々に何かを伝えているかのよう。(福家 明子)

 鈴鹿市神戸一丁目、割烹旅館「魚半楼」のロビーや廊下、大広間に大きな盆梅がずらりと並べられている。盆梅とは古い梅の木の盆栽のことで、花だけでなく幹や枝の造形も観賞できる。

 育て始めたのは創業者の岡田保吉さん(故人)。津市で、家業である鮮魚の行商を手伝っていたころ、配達に行った得意先の玄関に、梅の鉢植えがあり、それに魅せられたのがきっかけという。

 明治四十三年に「魚半楼」を創業して以来、行く先々で目に留まった梅の木があると頼んで譲ってもらい、鉢植えにして少しずつ集めた。

 見ごろになると館内に置き、大正から昭和にかけてそれが評判に。やがて「盆梅の魚半楼」と言われるようになった。

 現在は孫で三代目の光雄社長(62)が管理。「思うように花がつかなかったり、台風時の補強など苦労もありますが、これも家業の一つ」と言い、代々受け継がれた梅を守っている。

 五十種類、約二百三十鉢にまで増え、高さ二b以上の巨木や樹齢三百年の老木も。大きな幹が朽ちて残った一部分だけで花を咲かせているものもある。

 光雄社長は「老いて花忘れず。わたしたちも学ぶことがありますね」と話していた。

 期間中は「観梅会席」を提供し、毎日営業。遅咲きは来月上旬まで楽しめる。

 一方、しだれ梅の名所≠ナ知られる津市藤方の結城神社。梅苑は宮崎吉章宮司(66)の父で、先代の吉保さん(故人)が約三十年前に始めた。

 「お参りに来ても何もない。参拝者が楽しめるものがあれば良いのに」と境内を開拓し、特徴あるしだれ梅を全国から集めて植栽した。

 「桜も植えましたが、すぐに枯れました。境内の砂地が梅に適したんですね」。

 当時、しだれ梅をそろえた所は少なかった。吉保さんの熱心な研究が実り、数十本しかなかった梅の木が、今では約四百本になった。

 茶せん梅、雲竜梅、鹿児島紅、金獅子梅などの珍種もある。樹齢は平均五十年で、二百五十年のものも三本。期間中は約八万人が訪れ、東北や九州など遠方からの観光客も多い。

 宮崎宮司は「職員と試行錯誤しながらやってきました。素人なので余計な手を入れていないのが、かえって喜ばれているのかもしれません。香りを楽しんでほしい」と話していた。

 満開は来月上旬の予定。毎週土日曜は来苑者の家運繁栄と健康を祈願する「梅花祭」を。一日は琴奉納、九日はしだれ梅音頭奉納がある。大人五百円。



津クイーンや年男、年女ら福豆まき
津観音で「鬼押さえ節分会」
 津市大門の津観音(岩鶴蜜雄住職)でさる三日、「鬼押さえ節分会」が催させた。

 江戸時代から明治時代まで続けられた神事と節分の豆まきを合わせたもので、毎年春を呼ぶ行事≠ニして親しまれている。

 境内の特設舞台で津商工会議所青年部有志による寸劇が繰り広げられたあと、福豆まき。OSK日本歌劇団や京都宮川町の舞妓、津クイーン、地元名士のほか一般公募の厄年の男女や年男、年女たちが参加。

 福豆をはじめ、周辺商店街で使えるお買い物券、有名野球選手のサインボール、お菓子などがまかれ、大勢の市民が詰めかけた。



農業女性の起業を支援
津で家の光協会が講座開講
 農山漁村で起業する女性のための講座が、このほど津市羽所町のホテルグリーンパーク津で行われた。

 JAグループの「家の光協会」=東京都=が七年前から全国各地で開いており、今回はJA三重中央会(同市)などと共催。女性の自立や社会参画を支援するためで、県内外から約五十人が参加した。

 二日間にわたり、起業に関する法律や成功するポイントなどを専門家が講義。松阪市の直売施設で、菓子やパンを製造販売するグリーンピア虹工房、羽根順子代表の実践報告もあり、食材や味へのこだわり、経営状況の推移を話した。

 滋賀県守山市のJAおうみ冨士女性部、今西昌子さん(54)は「春から農産物直売所を始めるので、さまざまなアドバイスをもらった。これを機にさらに結束を強めたい」と話していた。


油絵など洋画35点余を展示
津市の主婦 飯田照美さんが個展
 津市小舟の主婦、飯田照美さん(60)は、このほど同市中央の三重画廊で個展を開いた。

 三十年前から苦手だった絵画に挑戦。水墨画からはじめ、二十年前からは洋画も描くように。現在では旺玄会会員で国民文化祭やマスターズ絵画大賞展などにも出品して入選。県内外で活動している。

 今回は四回目の個展で、会場には、アクリル画や油絵などの洋画約三十五点を展示。ひまわりなどの花やチョウ、さかな、富士山を描いた作品が並んだが、中でも桜の美しさを神秘的に表現した「夜桜」は、訪れた人の足を止めた



楽しく書く≠アとをモットーに
青塘書院有志の書道展
楽しく書く≠アとをモットーにした書道展「楽書会」が、このほど津市の三重画廊で開かれた。

 同市一志町の書家・藤澤青塘さんと、主宰する青塘書院の門下生らが年二回、発表する恒例の行事。

 会場には、かなや俳画、大文字などバラエティーに富んだ作品約五十点が展開され、藤澤さんは仏教語の「沙為宝」など四作品のほか、ちりめん細工のおひなさんや羽子板も飾り、会場は初春の雰囲気。

 「昨年は、書の恩師・神谷葵水が死去。亡き師の教えをかみしめながら、ゆっくり一生懸命に続けていきます」と話していた。



身近な心温まる行動に感謝
「小さな親切」運動実行章伝達式
 「小さな親切」運動県本部=津市岩田・百五銀行本店内=は、このほど第四十八回の実行章伝達式を行った。

 身近なところの心温まる行為≠ノ感謝するもので、今回は二個人四団体を表彰。これまでの受章者は六万七千六百八十一人に上るという。受章者は次のみなさん。

 【個人】亀山市下庄町、里エミ子さん(七二)=町内を美しくしたいと十五年前からり犬の散歩の途中、二キロの道のゴミ拾い▼津市半田、角トシコさん(九〇)=夏は早朝四時半ごろから、冬でも六時ごろからほうきとちりとりを持参。公園や道路の清掃を二十年。

 【団体】津市栗真町屋町、県立国児学園=月四回の地域道路の美化活動を三十年▼桑名市東方、NTN株式会社桑名制作所=同市と共同で播磨中央公園のシバザクラ植栽、同社周辺道路のカーブミラー清掃など環境保全活動▼四日市市諏訪町、四日市青年会議所=ごみ再生資源の利用意識を広める親子体験学習会開催、国道23号線霞高架下付近の清掃美化活動▼四日市市三郎町、中部電力株式会社四日市火力発電所=所員や関係会社員が昼休みを利用し、海蔵川堤防と周辺道路の清掃奉仕活動を十六年。



シルバー人材セ連合会
安全就業推進大会開く
 会員の安全意識の向上と事故防止を目ざす「安全就業推進大会」が、津市のサンヒルズ安濃など県内七カ所で開かれた。

 県シルバー人材センター連合会による毎年の行事で、新会員を中心に約二千人が参加した。

 昨年度は死亡または入院六カ月以上の重篤事故がゼロ。連合会設立以来初のケースだったが、油断による転倒や墜落、交通事故は多いという。

 労働安全コンサルタントの山田善久氏は、体験などを交えて「常に危険な状態を念頭に仕事に励む。基本遵守の徹底を」と訴えた。

 県交通安全協会の交通安全アドバイザーは、「視覚の低下を自覚し、認知・判断・操作を正しくすれば八割以上の事故は防げる」と話し、昨年公布された改正道交法の中から、後部座席のシートベルト着用の大切さも説いた。



ミエワンのブロガーが初出展
新春オープンステージで夢への一歩
 県在住や出身者のブログ集合サイト「ミエワン」で、ブログを書いている人(ブロガー)八人が新年早々、津松菱で開かれた「新春オープンステージ」に初出展した。

 サイトを運営するベンチャー・オブ・アーク(鈴鹿市)がブロガーに呼び掛け、それぞれの活動を披露する場を作ろうーと、イベント企画会社と実現させた。

 飲食関係者はブースを設けてケーキ、うどんなどを提供。路上詩人として活動する大学生は、即興パフォーマンスなどを見せた。

 もんじゃ焼きを作った同市南玉垣町、仲尾秀人さん(24)は「これを機に店を出す予定。多くの人に食べてもらい、自信につながった」と話していた。

 同社は今後も、同様のイベントを行う予定で「ミエワンが夢の実現に向けたきっかけ作りになれば」と話している。



アイデアハンガーで5位入賞
紀北町の小林さん 見事、全国発明大会で
 北牟婁郡紀北町海山区相賀の左官業、小林沖生さん(57)が考案したアイデア発明品が、全国発明大会(東京都)で五位に入賞した。

 「洗濯物が早く乾くハンガー(速乾ハンガー)」は、胸の厚みや肩幅を考慮して従来のハンガーを立体的に加工したもの。衣服を干したとき、内側に空洞ができるため風通しが良く、均一に乾燥して形崩れも防ぐ。特に厚地の衣服に適しているという。

 若いころから発明が趣味で、二年前に鈴鹿市の市民グループ「みえユーモア発明クラブ」に入会、知的所有権などを学んでいる。

 このハンガーは、名古屋市に住む長男(32)が「こんなものがあれば良いのに」と話したのがきっかけで思い付いた。

 昨年の全国発明大会(東久邇宮記念会主催)に応募。二千五百件のうち二十九件がノミネートされ、同十二月の審査の結果、五位の「特許管理士会長賞」を受賞した。同クラブでは初の快挙という。

 「近所の人に好評で、これはいけると自信がありました。一つくらい商品化できるようこれからも頑張りたい」と話していた。



土嶋さん、笠井さんと「ゆうづる会」が受賞
「三銀ふるさと三重文化賞」決まる
 財団法人・三銀ふるさと文化財団(谷川憲三理事長)は、このほど文化活動を通じて地域発展などに貢献した人へ贈る「三銀ふるさと三重文化賞」の平成十九年度の受賞者を決めた。

 表彰式は来月二十日午後一時三十分から松阪市民文化会館で開かれ、式後には中島啓江さんのコンサートを催す。入場無料だが、整理券が必要。県内の第三銀行本支店窓口で先着順に渡している。

 受賞者は次の皆さん。

【個人】
▼美術部門(洋画)、土嶋敏男さん(六五)=松阪市内五曲町。
 第四回北九州絵画ビエンナーレで大賞を受賞するなど国内外で多数の受賞歴を。アメリカのロックフォード大学などにも作品が所蔵され、創作活動のかたわら、津西高校などの県立高校の教師を務め、美術部顧問として数多くの後進育成尽力。現在は皇學館大学、三重大学の非常勤講師を務め県内の美術教育に貢献している。

▼音楽部門(合唱)、笠井幹夫さん(六二)=伊勢市吹上二丁目。
九年前、伊勢音楽劇場(音楽グループ)を創設。同市を中心にオペラや世界各国の歌曲など、幅広い音楽会を開催し、多くの市民にクラシック音楽を親しむ機会を提供。みえ音楽コンクール音声部門運営委員も務め、オペラの浸透にも努力。

【団体】
▼人文部門(民族)、ゆうづる会=会長・安西洋子(松阪市魚町)。
昭和五十六年創設。松阪もめんの技術を忠実に受け継ぎながら、現代の生活にも合う商品を開発。メンバー各自が「松阪じま」にこだわり作品製作を実践、民族文化継承へ貢献している。



絵画や書など90点余ずらり
県退職教職員互助会津北地区 生涯学習展開く
 県退職教職員互助会津北地区の「生涯学習展」が、このほど津リージョンプラザで開かれた。

 旧津市、安芸郡在住の会員と配偶者らが制作した絵画、書道、工芸品、写真などを発表するもので、約九十点の力作が並んだ。

 現職時代や退職後に始めた人、個展で活躍している人などキャリアはさまざま。中には夫婦や親子、病気で倒れた後も、再起して絵筆を持った人もいた。

 また俳句、川柳、短歌、エッセーなどをまとめた「年輪」7号も発行した。

 メンバーが編集、製本したもので、創刊から携わっている東智子さんは「作業は楽しく、勉強になります。年々投稿者が増えてうれしいです」と話していた。



子育て交流や情報発信
わくわくフェスタ 2万人余が来場し盛況
 子育て家庭を応援する催し「子育て応援!わくわくフェスタ」がこのほど、津市のメッセウイングみえで開かれた。

 県内の企業、団体などでつくる「みえ次世代育成応援ネットワーク」の主催。二回目の今回は、ネットワークに加入する約百十五の企業と団体が、ブース出展やステージ発表をして、子育てに関する交流や情報発信を行った。

 電気や化学の実験、工作などの体験教室のほか、不要になった子ども服、絵本を再利用のために提供する「もったいないプレゼント」が人気を集めた。

 ネットワーク加入企業から集まった約千点が配られ、二日間で約二万人の家族連れが来場する盛況ぶりだった。



気分は戦国武将℃闕り甲冑教室説明会
津市の「三重ドリームクラブ」が開催
 津市の市民団体「三重ドリームクラブ」=加藤久代表理事=は、このほど津市市民活動センターで「手作り甲冑教室説明会」を行った。

 同クラブは五年前、県内の伝統祭りの保存や継承を目的に発足。約十人のメンバーが津まつりを中心に活動。近年では「高虎時代行列」などの運営を支援している。

 今年は、初代津藩主・藤堂高虎が津に入府して四百年に当たり、この節目を記念して自分が着る甲冑を手作り。それを着て津まつりの高虎時代行列のパレード、そのほかの記念イベントに参加。祭りを盛り上げる。

 昨年二月には、手作り甲冑の盛んな滋賀県彦根市で作り方を習得。武者行列で披露した。

 説明会では、甲冑作りの材料や作業の流れなどを紹介。実際に着用体験なども行われた。

 体験した津市久居明神町の河合史朗さん(六五)は「時代に戻って、戦国武将になった気分」と話していた。



創部20年で記念誌刊行
ソフトボール 四日市シニアクラブ
 四日市市を拠点に、五十九歳以上のソフトボール愛好者でつくる「四日市シニアクラブ」=矢田良蔵代表=は、このほど創部二十年の記念誌を刊行した。

 クラブは昭和六十三年に有志十数人で始動。全日本大会やねんりんピックで優勝し、全国に知られる強豪クラブに。その功績が認められ、文部大臣賞なども受賞している。

 昨年、二十年を迎え「記念になるものを」と、総務の水谷重光さん(76)=同市住吉町=が一年がかりで作成した。

 創部当時の記録が少なく、レイアウトなどに苦労しながらも監督や選手の紹介、これまでの歩み、試合成績を表や写真と共に収録。また長年チームをけん引し、昨年六十六歳で亡くなった伊藤勝巳さんをしのぶページも設けた。

 水谷さんは「楽しくできるのも、家族の理解と協力があればこそ。感謝、感謝です」と話している。

 A4版で六十部。選手や関係者に配布した。



雅の世界♀e地で陶びな展
人気「陶額びな」も
 松阪市大黒田町の青嵐堂は、雅の世界≠ニ題した「陶びな展」を二十九日まで開いている。 

 十九回目で、桑名市の久村俊英さん、愛知県瀬戸市の山本いつ子さんなど県内外の陶芸作家の作品を展示・販売。繊細で優雅に仕上げた陶びな約百五十点が華やかに飾られている。

 中でも「陶額びな」は、小スペースで楽しめるため近年の生活様式に合い、人気だという。小泉清子主任は「幼いころの思い出とともに、楽しんでほしいー」と話していた。

 また、鈴鹿市東磯山のアトリエ&喫茶ごつぼは、三月三日まで「陶びな展」を開いている。

 毎年恒例の企画展で、愛知県知多市の滝上真由美さん、四日市市の松本央さんはじめ県内外の有名陶芸家八人の個性ある作品約八十点を展示・販売している。

 さまざまな表情のおひな様が、訪れた人に桃の節句≠伝えおり、谷口幸子店主は「お部屋などに飾り、季節の移り変わりを感じてほしいですね」と話していた。

 営業時間は午前八時半から午後六時半まで。土、日曜日・祝日定休。



記者・事務職を募集
 ◇職種=記者、編集事務。

 ◇資格=短大、専門学校卒以上(事務は高卒以上)。30歳くらいまでの県内在住者で、来春卒業予定者も含む。

 ◇勤務先=本社(津市)または四日市、松阪支社。

 ◇待遇=本社の規定による。ただし経験者は優遇。

 ◇選考=書類選考、筆記(一般教養、作文)、面接。

 ◇必要書類=履歴書、健康診断書、職務経歴書(既卒者)、卒業証明書(同)、成績証明書(新卒者)、卒業見込証明書(同)。

 希望者は、必要書類を20日までに〒514―0831 津市本町23―17  
 「東海経済新聞社本社・リクルート室」へ送付。書類選考のうえ、試験日を通知します。

 <問>TEL059(229)0881

 東海経済新聞社



新本館ビル建設
百五銀行は、創立百三十周年記念事業の一つで本館ビルを津市丸之内へ建設すると発表した。

建物の老朽化と市中心部に新築移転することで街の活性化につながれば…と、国道23号線沿いで三重会館南向かいの土地を確保。旧ジャスコ、イトックスビルなどの跡地で、広さは約三千八百七十七・五平方メートル。

今後、設計などを煮詰めて、着工、平成二十三年度中の完成を目ざしている。

なお同銀行は、明治十一年に第一〇五国立銀行として同市大門に創業。本館ビルは、大正十三年、昭和四十三年に新築移転をしており、本店には、一日平均約千人が利用しているという。



第三銀行がパートの行員登用、退職者の再雇用制度を導入
 第三銀行はパート職員の行員登用と、結婚、出産・育児、介護などで退職した人の再雇用制度を導入した。

 パート職員の向上、復職で即戦力の人材確保につなげるもので、両者とも嘱託職員を経て正式な行員に登用する。

 パート職員は、勤務三年以上。所属長の推薦を得られるなどで嘱託になり、その後一年以上の勤めた証券外務員等有取得者。復職者は勤続年数三年以上、離職期間五年以内などで各種条件がある。



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