H19.12.12 第303号発行分

・元“高校球児”マスターズ甲子園へ挑戦
・40点余ずらり!県内で初の作品展 桑名の押し花作家・真川さん
・活動の歩みを一冊に大正浪漫一座が発行
・おひなさま姿で結婚式を
・お歳暮商戦間もなく終盤
・油正など県内46社57点が入賞 名古屋国税局酒類鑑評会
・津を美しい町にしよう シルバークラブが看板を寄贈
・初のe-Tax講習会
・信綱の歌碑がアルミ製に一新
・傘寿を前に水彩画90点余個展 津市の池上さん「京を描く」テーマに
・「青」をテーマに50点余ずらり
・油絵や水彩画50点余を 津市の浜口大蔵さんが個展
・今年も秋の窯場展が盛況 安濃町の陶芸家・前田憲夫さん
・青松園で28回目の家族会 松下電工従業員がボランティアで参加
・「伊勢湾近辺の漂流者たち」
・JR伊勢市駅が開業110周年
・これであなたも桑名通!来年3月に「桑名ふるさと検定」実施
・「ケロポンズ」と「たにぞう」1月14日に四日市で親子コンサート
・力作ずらり!県展 最優秀賞は中充子さんら



元“高校球児”マスターズ甲子園へ挑戦
津西高OBの米倉啓之さんら奔走
白球への熱い思い結実
 かつての高校球児≠ェ、世代やキャリアを超えて、再び甲子園を目ざす「マスターズ甲子園」が、三重県でも始動した。そのかげには、二十数年前に止まったまま≠フある男性の思いがあった。「まだ甲子園は終わっていない」。熱心な呼び掛けに、各高校野球部OBが次々と名乗りを挙げた。このほどの交流試合に続いて来年秋は県予選を予定。夢に向かって挑戦している。(福家 明子)

 「マスターズ甲子園」は九年前、大学講師だった長ヶ原誠氏が米国で中高年の国際競技大会を見て「甲子園で高校野球の同窓会ができないか」と思ったのが始まり。年齢に関係なく、出身校別にOBチームを作り、予選を勝ち抜いて甲子園球場での本大会に出場する。

 球場や企業に働きかけ、主催団体の全国高校野球OBクラブ連合(神戸市)が、平成十六年に第一回を開催。次第に規模が広がり、同連合への加盟は二十七都道府県、二百七十七校に上っている(一日現在)。

 県内の世話役を務めるのは、津西高OBの県職員、米倉啓之さん(45)=津市河芸町。

 昭和五十四年の第六十一回三重大会で、三年だった米倉さんは白山高戦に四番センターで出場。一点差を追う三回一死一、二塁で逆転の二塁打を。しかし三塁に走りこんだとき内野手と交錯、頭を打って病院に運ばれた。試合には戻れず、結果は四対六で惜敗。最後の夏が終わった。

 あれから二十八年。社会人クラブチームに所属したこともあり、今でも高校野球を見ると熱くなる。野球に対する情熱は誰にも負けない分、あのときの悔いがいつまでも消えなかったという。

 「わたしの甲子園は、あの時で止まっている。まだ終わっていないんです」。高校野球という枠組みで、もう一度対戦できる「マスターズ甲子園」に魅力を感じ、今夏に同校OBチームを県内で初めて加盟させ、動き出した。

 予選に必要な最低八校の加盟を得るため、高校を通じてOB会に呼び掛けた。説明会を開き、機運を盛り上げるため先月末には、いなべ市と四日市市で記念の交流試合も開催した。

 四日市南、津商業、四日市西、上野、神戸、三重など十一校が集まり、十代から五十代までが参加。家族などが見守る中、年齢を感じさせないピッチングや、さく越えホームランも飛び出し、ファインプレーには両チームのベンチから拍手がわき起こった。

 参加した海星高OBの加藤博樹さん(38)は「うれしい。二十年前のことが思い出される」と終始、笑顔を。

 四日市工業高OB、伊藤恒雄さん(57)は「三重でマスターズが始まるのを待っていた。甲子園は、一度はプレーしてみたい夢の場所。予選が始まったら出場目指して頑張りたい」と意気込んでいた。

 またホームページなどでは各都道府県の様子を伝えたり、情報交換も。今後は県連盟を組織し、来年秋ごろに県代表を決める三重大会を予定している。

 米倉さんの話 経験者だけじゃなく、高校野球ファンや一般にも知ってほしい。これからさらに盛り上げていきたい。



40点余ずらり!県内で初の作品展
桑名の押し花作家・真川さん
 桑名市東方、押し花作家・真川裕子さん(30)と、その生徒による作品展が、このほど津市高茶屋小森町のイオンショッピングセンターで開かれた。

 三重では初の催しで約40点を展示。ガーベラやパンジーなどの花をはじめ、イチゴやレモンを専用の技術で乾燥させたレカンフラワーも。会場には体験コーナーもあり、参加する来場者もいた。

 押し花との出合いは十年ほど前。名古屋市のカルチャーセンターへ通い、平成十二年にはインストラクターの資格も取得。結婚を機に本格的に始め、名古屋や桑名で教室などを開いている。



活動の歩みを一冊に
大正浪漫一座が発行
 松阪市を拠点に、唱歌や童謡を歌い継ぐ活動をしている「大正浪漫一座」が、これまでの歩みをまとめた冊子「大正ロマンでまちおこし」を発行した。

 一座は平成十六年四月、阪上順夫・三重中京大学客員教授を座長に、同市本町にあった無料休憩所「寸庵」のスタッフらで結成。

 「高齢者による高齢者のための元気づくり集団」と掲げ、歌や踊りを通じて健康増進や生きがいを作ろうーと市内外の老人福祉施設などを慰問。幼稚園や小学校では教科書から消えた名曲≠フ歌い伝えも。

 一方で、昨年から韓国や中国・北京で海外公演を行い、国際交流にも力を入れている。

 冊子は活動の記録や思い出のエピソード、座員の紹介などが掲載されている。


おひなさま姿で結婚式を
来年三月 津観音での挙式者を募集
 津観音・だいたて街づくり実行委員会は、来年三月一日に津観音で挙式するカップル一組を募集している。

 二月十六日から三月三日に催す「第二回津・大門のおひなさん」の中で、宮内庁御用達の十二単と束帯で挙式。

 衣装は無料で貸し出し(おすべらかしは自己負担)、学校法人・長谷川学園、旭理容美容専門学校学園長で旭花嫁着付研究会会長の長谷川早苗さんが着付けする。

 希望者は氏名、住所、電話番号、写真をそえて同実行委(〒514―0027津市大門24―12)へ。締め切りは三十一日。応募多数の場合は書類選考の上、面接する。

 (問)059(223)0090



お歳暮商戦間もなく終盤
食の安全≠ノ関心
県内2百貨店の取り組み
 県内百貨店のお歳暮商戦も後半に―。最近は食の安全≠ェ高まっているため産地、製法、原材料、生産者の顔などにこだわった視点で、送り先の好みや家族構成にあった品選びが特徴。

 売れ筋は三千円から五千円。親しい人へ感謝の気持ちとして贈るほか、自家需要に買い求める人もいるという。

 【近鉄四日市店】

 二十六日まで。店内を改装してから初の商戦で、十六日までは約千三百点、以後は千二百点を展示。

 中でも「三重の味」に力を入れており、伊勢海老、松阪牛のほか、無漂白・無着色の黒ちりめん、老舗の昆布、磯あげ、伊勢イモなど自慢の海の幸、山の幸を提供している。

 インターネットでは、県内外のこだわりの味を届ける「送料込みギフト」と「全国無料配送ギフト」を約七百点。売り上げ目標は前年比の3%増。

 【津松菱】

 二十四日まで。先月の出陣式には十月に催した「キッズ&ティーンズモデルオーディション」のグランプリ三人と、中日ドラゴンズ公式ファンクラブマスコット「ガブリ君」が来店し、盛り上げた。

 約千二百点。三重ブランド認定品の伊勢ひじきと、海藻類を詰め合わせた「伊勢産よくばりギフトセット」、鍋料理セット、ヘルシークッキングオイルなどがおすすめ。購入客に新春イベント「初夢開運占いストリート」の占い十分無料券をプレゼント。

 一方、インターネットでは約四百点。五千円以上お買い上げで五百円の店内飲食券をプレゼントしている。売り上げ目標は前年比の五%増。



油正など県内46社57点が入賞
名古屋国税局酒類鑑評会
 名古屋国税局は管内(岐阜、静岡、愛知、三重)の清酒の品質向上と酒類業の振興のため、第五十六回酒類鑑評会を実施。優等賞などを表彰した。

 純米酒と本醸造酒の二部門で、酒販店などで買い上げた市販品計百六十二点の品質を評価。成績の良い五十七点、四十六製造者が入賞した。

 純米酒は香りの高さや個性豊かなものが目立ち、本醸造酒は香味の調和が良く、上品な味わいのものが多かったという。

 県内の受賞者は次の通り。 【純米酒の部】後藤酒造場(桑名市)久波奈青雲▼大田酒造(伊賀市)特別純米酒半蔵伊賀産うこん錦▼橋本勝誠(同)俳聖芭蕉純米吟譲▼澤佐酒造(名張市)参宮▼瀧自慢酒造(同)瀧自慢純米吟譲【本醸造酒の部】油正(津市)特撰初日▼河武醸造(多気郡多気町)鉾杉本醸造神宮膝元▼福持酒造場(名張市)天下錦



津を美しい町にしよう
シルバークラブが看板を寄贈
 津市を拠点に活動する六十五歳以上のボランティア団体「日本シルバークラブ」とその傘下の「津シルバークラブ」は、環境美化を呼び掛ける看板を市に寄贈した。

 老人福祉施設の慰問や地域の清掃に取り組む同団体の「美しい町づくりの運動」の一環。

 会員が資金を出し合い、高さ一五〇センチでアルミ製板に「ごみのない美しい三重県」などと書かれた計二十二本を製作。

 このほど横田拓士さんら六人が市役所を訪れ、松田直久市長に目録を手渡した。

 笠井英嗣会長(65)は「公園でごみ拾いをすると袋いっぱいに集まり、マナーの低下を感じる。多くの人に活動を知ってほしい」と話し、年内に市内の公園に設置するという。



初のe-Tax講習会
津税務署が操作法など説明
 津税務署(藤本猛署長)は、このほど津市あのつ台の同市地域情報センターで「国税電子・申告納税システム(e-Tax)講習会」を初めて開いた。

 パソコンの操作や設定が複雑≠ネどの理由で、利用開始届書を出しているが利用していない人も。

 同署の職員が講師となり、初期登録作業を中心に申告データの作成、送信までの操作方法などを説明。三十七人の参加者らはアドバイスを受けながら熱心にパソコン画面に向い、模擬体験をした。

 e-Tax(イータックス)とは、税務へ行かなくても、自宅や会社、税理士事務所からインターネットを利用して確定申告ができるシステム。

 同署では、多くの人に利用してもらうため今後も実施していく予定。



信綱の歌碑がアルミ製に一新
鈴鹿市・石薬師宿の「信綱かるた道」
挿絵などは辻善衛さん
取り付けは地元住民が今協力

 鈴鹿市石薬師町出身の歌人・佐佐木信綱の歌額が、このほどアルミ製に一新された。

 佐佐木信綱顕彰会(市川琢也会長)が、一昨年に旧東海道石薬師宿の一・八キロを「信綱かるた道」と命名。同氏の作品二十八点をベニア板で紹介していたが、老朽化したため、岡田文化財団の助成を利用して作り変えた。

 挿し絵と文字は、同市の烙描画家・辻善衛さんが約二カ月かけて製作。郷土に関する歌、代表歌など三十六点に増やし、北・南端に標識と案内マップ収納箱を新設した。

 コンクリート工事や取り付けは山口富生さんら地元ボランティアが担当。完成を記念したウオーキングイベントは盛況に終わり、来年二月は市庁舎で記念展を開催する予定。



傘寿を前に水彩画90点余個展
津市の池上さん「京を描く」テーマに
 津市一身田上津部田、池上祥麿さん(79)が、傘寿を前に、記念の個展を同市中央の三重画廊で開いた。

 学生のころから絵を書くのが好きで、知人の勧めで油絵と水彩画を。本格的に始めたのは定年退職後。県内各地で個展を催し、市内の公民館で洋画教室の講師もしている。

 今回は四年ぶりで、「京を画く」をテーマに水彩画約九十点を展示した。

 約六十年訪ねている京都の寺を中心に、紅葉する高山寺、平安神宮の庭園、新緑の嵐山などを描いたもので、中でも円山公園の夜桜の風景は、幻想的な風景の仕上がりで、来場者の足を止めた。

 「京都は行けば行くほど訪ねたくなります。これからも人里離れた京の奥地を描き続けたい」と話していた。



「青」をテーマに50点余ずらり
鳥羽の村上さんは作陶展
 「青」をテーマに、青磁の器(うつわ)を中心に制作する鳥羽市鳥羽、陶芸家・村上光男さん(44)が、このほど津市羽所町のギャラリーアスト1で作陶展を開いた。

 同市では二回目で、今回は約五十点を展示・即売。青磁、青白磁、灰釉、染め付けなどの技法を使った食器や花器などが並び、来場者は一つ一つの作品に見入っていた。

 ものをつくる≠ニいう職人の仕事に魅力を感じ、三十歳のとき、陶芸家を目ざして瀬戸窯業高校陶芸専攻科に入学。卒業後から作陶を始め、名古屋、三重など各地で個展を開いている。

 また、九年前から自宅で陶芸教室も開いている。詳しくは0599(26)3429



油絵や水彩画50点余を
津市の浜口大蔵さんが個展
 津市観音寺町の画家、浜口大蔵さん(76)が、このほど同市中央の三重画廊で個展を開いた。

 同所では三年ぶりの催しで、油絵、水彩画、アクリル画、デッサンなど約五十点を展示。

 人物や花、曽爾高原や津の海、和歌山県の大島漁港などの風景を描いたもののほか、津まつりでは練り歩く郷土芸能に同行、その様子を即興でスケッチした作品も並んだ。

 浜口さんは紀北町(旧紀伊長島町)出身で元三重県職員。学生時代は美術部に所属し、両親をデッサンするなど、絵を描くことが好きだった。

 退職後、本格的に始め、現在では白日会会員でもあり、県洋画協会の理事を務めるほか、市内の公民館で洋画教室の講師をしている。

 「毎年元旦は、日の出などのスケッチを楽しんでいます。今後もさらに技法を磨いていきたい」と話していた。



今年も秋の窯場展が盛況
安濃町の陶芸家・前田憲夫さん
 津市安濃町中川、陶芸家・前田憲夫さん(60)が、このほど同所の窯場で作品展を開いた。

 毎年、春と秋に催しており、今回は新作百五十点とこれまでの作品数百点を展示・即売。

 皿や茶わん、コーヒーカップなど普段使う食器類が中心で、中には妻・充子さん(51)がもみじや撫子を絵付けした夫婦二人三脚≠フ作品も。

 このほかお雛様の新作も登場、幅広い年代の方に節句を楽しんでほしいーとの思いを込めたという。

 前田さんは作陶を始めて三十年。市内の公民館や同所で陶芸教室もしており、「制作途中の段階がとても面白い。これからも作り続けていきたい」と話していた。



青松園で28回目の家族会
松下電工従業員がボランティアで参加
 津市高洲町、社会福祉法人、松青園(岡山良太郎理事長)はこのほど「家族会」を開いた。

 運営する特別養護老人ホームなどに入居するお年寄りが、家族と一緒に過ごすもので、二十八回目を迎えた。

 市内に工場がある松下電工の労働組合員がボランティアで参加。空気清浄機二台を贈呈したほか、同組合若葉会、大海戸茂三会長(54)らによるうどんの振る舞いも。カラオケやくじ引き大会などもあり、約百人が食事をしながら楽しいひと時を過ごした。

 会場ではバザーもあり、収益金は県社協を通じてアジア・アフリカ救援活動に贈るという。



「伊勢湾近辺の漂流者たち」
大黒屋光太夫記念館特別展 16日まで
 鈴鹿市の大黒屋光太夫記念館(同市若松中一)は、特別展「伊勢湾近辺の漂流者たち」を十六日まで開いている。

 江戸時代にロシアまで漂流、約十年後に帰国して国際交流の先駆者となった同市出身の船頭、大黒屋光太夫。それ以外に、伊勢湾などで漂流した船や船員を記録した資料約六十点を展示している。

 大王崎沖から台湾に着いた若市丸(志摩市)や四百八十四日間も海上を漂った督乗丸(名古屋市)についての報告書や漂流記など。

 「漂民聞書」は、漂流後に捕鯨船に助けられ、米国に渡った永久丸(愛知県田原市)の船員・作蔵らが見聞きした異国の様子をまとめている。

 担当者は「光太夫以外に多くの漂流者がいたことはあまり知られていません。大阪から江戸に物を運ぶルートとして発展、漂流の背景にあった同湾の海運業にも目を向けてほしい」と話している。

 入場無料。休館は月曜、第三火曜、金曜。



JR伊勢市駅が開業110周年
記念ウオーキングイベントなど催し
 伊勢市のJR伊勢市駅が先月十一日で開業百十周年を迎えた。

 同駅は明治三十年、参宮鉄道の山田駅として開業。同四十年に国有化し、昭和四十年に駅名を市名に合わせて改称した。古くから伊勢神宮への玄関口として県内外の旅行客などが利用。天皇陛下の神宮参拝の際には、構内の貴賓室が利用された。

 ここ数年の乗車人員は一日当たり千人程度で横ばい。平成二十五年には式年遷宮があり、観光誘致に取り組んでいる。

 このほど「十一月十一日に十一キロを歩こう」と題した記念ウオーキングイベントがあり、参加者に記念品が配られた。

 小倉清・同駅長は「お伊勢参りのお客さまの窓口として、これまでも安全・安心輸送、信頼されるサービスの提供に努めてきました。これからも地道に取り組んでいきたい」と話していた。



これであなたも桑名通!
来年3月に「桑名ふるさと検定」実施
 桑名商工会議所、桑名市などでつくる「桑名ふるさと検定実行委員会」は、来年三月二十三日に「桑名ふるさと検定」を実施する。申し込みの受け付けは二月ごろの予定。

 問題は先月、同商議所が刊行した公式ガイドブック「桑名のいろは」から百問出題される。制限時間は九十分で、同書の持ち込みも可能。中学生が理解できるように内容や表現に配慮、自然や歴史、文化、暮らしなどについて初級レベルの問題を予定しているという。

 検定料は千五百円程度で、合格者には合格証の発行や文化・歴史講座への優先案内などを検討中。募集要項は二月一日発行の市広報などで発表。



「ケロポンズ」と「たにぞう」
1月14日に四日市で親子コンサート
 四日市市松本三、子どもの本専門店メリーゴーランド(増田喜昭代表)は、来年一月十四日に同市文化会館で親子コンサートを開く。

 NHK教育テレビ「おかあさんといっしょ あそびだいすき!」で遊び歌の提供や遊びの監修をしている二人組グループ「ケロポンズ」と創作遊び作家「たにぞう」が出演。

 二組が作った歌や遊びが多くの保育園や幼稚園、小学校で楽しまれているが、この組み合わせのコンサートは県内初という。

 午後二時開演、対象は三歳以上。全席指定で前売り券三千五百円、当日券四千円。



力作ずらり!県展
最優秀賞は中充子さんら
 第五十九回県展が、十六日まで津市の県文化会館で開かれている。

 十五歳から八十九歳までが九百九十点を出品。先月八日の公開審査で四百七十八点が入選した。その中から最優秀賞など各部門の入賞を選出。全部門を通じて選ばれる大賞は該当がなかった。

 日本画部門で最優秀賞を受賞した津市南新町、中充子さん(67)の作品は、Tシャツとショートパンツ姿の若い女性たちが談笑している様子を描いた「潮風」。

 「楽しい絵を描きたいと思っていて出来た作品。久しぶりの出展だったので受賞に驚いています」と話している。

 展示は午前九時三十分から午後五時まで。金土曜は午後七時、最終日は二時まで。入場料一般二百円。十五日午後二時から審査員の田島健次氏、森中喬章氏による洋画の作品鑑賞会がある。

 日本画以外の最優秀賞は次の皆さん(敬称略)。洋画=小垣内学(52)四日市市▽彫刻=宮永正文(61)亀山市▽工芸=杉森与平(54)伊賀市▽写真=廣田利有(72)同▽書=西塚翠泉(63)松阪市

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