H19.2.28 第289号発行分

・”園芸と福祉”で社会貢献
・子育て家庭と企業に交流や情報発信の場を
・こちらもママ応援 津市のワクワク広場
・本物の良さを感じて 松阪で28日まで「古き良き時代の道具展」
・恒例の書道展「楽書会」
・講談や映画などで再確認 津市男女共同参画フォーラム
・舩橋晴雄氏の講演や表彰など
・県手もみ茶技術の研修会
・安全就業促進大会
・「お庭総合フェア」が大盛況
・地場産品使う料理教室 主婦ら地元シェフを先生に
・「津・大門のおひなさん」来月4日まで
・絵画や書など生涯学習発表会
・海外で「すしコン」の審査員を 東京大寿司松田店主 日本の食文化伝える
・相田みつをの詩を生徒指導に
・3個人8団体を表彰 「小さな親切」運動県本部
・公共施設に車いす寄贈
・春呼ぶ「鬼押さえ節分会」
・「草の根・功労賞」候補者を募集中
・再生パソコンを市民団体へ
・書家菅生さんら2個人1団体に


”園芸と福祉”で社会貢献
相可高校生が県内初のNPO設立
 ”園芸と福祉”のつながりを深め、豊かな地域づくりを目指す高校生たちが、県内で初のNPO法人を設立した。高齢者施設や保育園を訪れ、植物を通じて「世代を超えた交流」を続けながら園芸福祉の普及に貢献。先輩から後輩へ━と活動の幅を広げている。(江川 智恵)

 この組織は「植える美ing」。多気郡多気町、県立相可高校生産経済科の生徒二十四人が発起人という高校生主体のNPO団体。

 理事・副理事など役員も生徒が務め、事業、経理、人材育成、普及・啓発部に分かれた本格的な組織。

 名前は幸福・福利・健康を意味するWell−beingという英語から、「植物を育てることにより美しい環境を」という園芸らしさを当てはめて付けた。

 同科では、約十年前から植物で人を幸せにする「園芸福祉」に取り組んでおり、三年前には初級園芸福祉士養成講座のモデル校に認定された。しかし、同町の環境美化運動で各地区代表者にアンケートを取ったところ、半分以上の人が「園芸福祉を知らない」と答えた。

 このため「地域で園芸福祉の普及を図ろう」と二年前、当時の三年生が独立したNPOの立ち上げを希望。後輩がその思いを引き継いだ。

 設立にあたり、放課後や課題研究で福祉の研究を続けた。法務局、税務署などの許可を得るためには細かな申請書類が必要で、苦労が多かったという。

 メンバーはこれまでに、車いすで作業できるレイズドベッド、手が不自由な人も園芸に取り組める道具などを作る一方、町内の介護老人保健施設「みずほの里」にも実習に訪れ、入居者と一緒にハーブの香り袋を作った。「食欲が出た」「よく寝られた」など健康への促進、職員も「元気に働ける」と、香りによる効果が出た。

 町内の保育園では、園児に好きな花を植えさせ、プランターに絵を描かせると、みんなの色使いが明るくなったという。

 春と秋の同町環境美化デーには、町内に配る一万株の花も栽培。昨年の秋にはパンジーやビオラ約五千株を配布した。町民から「次は何を作ってくれるの」と、楽しみに待っている声が寄せられた。

 最近では、施設や病院から「花を植えてほしい」「花壇作りを手伝って」などと依頼されるようになり、認知度の向上が見られるように。

 花屋を営む祖母の影響で、幼いころから植物が好きという細江美沙理事長=二年生。「実習先の子供たちや施設の人たちの笑顔が一番うれしい。保育の知識だけでなく、花の栽培もできる保育士になりたい。立ち上がったばかりだが、みんなが幸せになるよう活動していきたい」と意欲を。

 村田あっと経理部長=同=は”おいしいものを育てたい”と農業が学べる同校へ。「経営技術を実践し、将来は農場を経営したい」と話していた。

 同科・新谷和昭教諭(41)の話

 先輩の意志を、途絶えることなく後輩が引き継いで、”園芸福祉の町”づくりをめざしてほしい。また、独自の園芸福祉コーディネーター育成もしていきたい。



子育て家庭と企業に交流や情報発信の場を
津で「わくわくフェスタ」が盛況
 「子育て応援! わくわくフェスタ」が、このほど津市のメッセウイングみえで開かれ、家族連れでにぎわった。

 子育て家庭と企業・団体に、交流や情報発信ができる場を提供したい―と、県が主催、みえ次世代育成応援ネットワークが協賛した初のイベント。

 二日間にわたって企業や団体が活動を紹介するブースを設け、体験教室なども開催。特設ステージでは、園児やよさこいグループの発表があった。

 中でも「もったいないプレゼント!」は、寄せられた不用の子ども服、絵本約千二百点から来場者が三点選んでもらえるプレゼント。整理券がすぐになくなるほどだった。

 同ネットワークは、県内の企業と地域団体が連携して、子育てに優しい地域社会づくりに取り組もうと昨年六月に発足。約百二十社の企業と三百六十の地域団体が加入している。



こちらもママ応援
津市のワクワク広場 来月は6日。
 津市高茶屋小森町のイオン津南ショッピングセンターで開かれている「子育てママ応援ワクワク広場」が人気を集めている。

 毎月第一火曜の午前十時から午後三時までで、同所とイベント企画会社の主催。

 海外の木製おもちゃや大きな風船のプールなど、趣向を凝らしたブースで自由に遊ぶことができ、ハンドマッサージやメーク体験、再就職支援コーナーなど母親のための企画も。

 「時代を作っていくのはお母さん方。元気に広い視野で子育てを。親子同士の交流の場になれば」と主催のキャリア・プレイス伊藤登代子社長(48)。

 先月は約二百人が来場。二歳三カ月の男児を連れた市内在住の主婦(32)は「初めて来たが、いろんな遊び道具があって子どもも夢中です」と喜んでいた。

 次回は来月六日。四日市・鈴鹿方面でも開催を検討している。


本物の良さを感じて
松阪で28日まで「古き良き時代の道具展」
 松阪市大黒田町の青嵐堂ギャラリーで、二十八日まで「古き良き時代の道具展」が開かれており、県内外の陶人形作家十三人の陶びなも展示・即売している。

 おぜんや朱色の椀、茶たくなど、ひな祭りにちなんだ本漆の道具類、合わせて約五十点を展示。中には百年ほど前の物もあり、こだわりの一品を求める人もいてにぎわった。

 同ギャラリーの小泉清子さん(62)は「大量生産できない手作りの良さを感じてほしい。五月人形も展示しているので、初節句や贈り物にどうぞ」と話していた。



恒例の書道展「楽書会」
 楽しく書くことをモットーにした書道展「第五十九回楽書会」が、このほど津市の三重画廊で開かれた。

 同市一志町の書家・藤澤青塘さんと門下生が年二回、作品発表する恒例行事。「一文字」をテーマに四十数点を展示した。

 藤澤さんは、昨年の漢字に選ばれた「命」を作品にし、「現在の生活に満足し、その日がいつまでも続くよう、限りある命が出来るだけ長くあってほしい」と願う万葉集の中納言阿倍広庭の歌を添えた。

 六十回目は七月に同所で。「ことわざ」をかなで表現するという。



講談や映画などで再確認
津市男女共同参画フォーラム
 男女が共に、生き生きと暮らす社会を考える「津市男女共同参画フォーラム」がこのほど、同市の津リージョンプラザで開かれた。

 市民によるフォーラム実行委(佐藤肇子委員長)などの主催で六年前から実施。合併後初の今回は講談師・宝井琴桜さんの講談をメーンに映画上映と市民団体の活動発表や展示があった。

 夫や妻などにあてた男女共同参画に関わる日ごろの思いを募集した「あなたへの手紙」の表彰式があり、作品二十四点から五点が入賞した。

 入賞者は次の皆さん。

 大久保禮子(同市八幡町)いまは亡き父へ▽落合聖子(同市安濃町)夫へ▽高橋ゆさ子(同市大谷町)お父さんへ▽堤始(同市河芸町)妻へ▽長谷川隆広(同市下弁財町)口のよく働く妻へ



舩橋晴雄氏の講演や表彰など
津 盛大に県商工会議所大会
 県商工会議所大会が、このほど津市の県総合文化センターで開かれ、会員ら約三百人が来場した。

 県商工会議所連合会(田村憲司会長)による三年に一度の催しで、今回は式典、基調講演、ビジネス交流会の三部構成。

 式典では大会決議・宣言のほかに、県内各商工会議所で永年勤続し、発展に功労した役員・職員を表彰。三重地方最低賃金審査議会で長年委員を務め、中小企業の発展などに貢献した吉川晴氏(津市・おぼろタオル会長)に特別功労表彰が贈られた。

 講演会は、シリウス・インスティチュートの舩橋晴雄代表取締役(六〇)が、「経営の原点と企業永続の法則」をテーマに話した。

 舩橋氏は大蔵省に入省後、主税局国際租税課長、国税庁次長、証券取引等監視委員会事務局長などを歴任、平成十四年に国土交通省国土交通審議官を最後に退官。

 日本の長寿企業の中から約四十社を分析、その経験を踏まえ、「経営の原点は人間。社員あってこその企業である」などのほか、世阿弥、宮本武蔵、本間宗久の人物像から挙げて、グローバル社会を生き抜く秘けつ≠ネどを説いた。



県手もみ茶技術の研修会
10周年の伝承保存会が開く
 古来から伝わる手もみ茶製法≠フ技術を伝承・保存する「県手もみ茶技術伝承保存会」が、設立十年を迎えた。

 昭和初期までの製茶は手もみだったが、機械化の普及でその姿は減少。同三十年ごろから伝承保存の動きが全国に起こり、 三重では平成九年一月、技術伝承者を若手後継者に絞って、支援会員が活動を支えるスタイルにした。

 会員は生産農家ら百五十五人。研修会で技術を磨き、全国手もみ茶振興会認定の資格取得や技術競技会に出場して入賞するなど成果が。さらに体験イベントを通じて、一般消費者にお茶をPR。中森慰会長は「今後、一般消費者対象の手もみの会≠作りたい」と話す。

 このほどの研修会は、四日市市の水沢茶農業協同組合で開き、若手中心に約三十人が参加した。

 師範の中森会長や教師の資格を持つ会員が指導に当たり、十五`の茶葉を焙炉(ほいろ)の上で下もみ、中仕上げ、仕上げもみなどの工程を約五時間かけて約三キロを製造した。



安全就業促進大会
 シルバー人材センター連合会(津市島崎町)は、このほど県内六会場で「安全就業推進大会」を行った。

 就業中の傷害事故や交通事故を未然に防ぐために毎年実施。同連合会によると、昨年度の事故は百四十七件でうち死亡事故は二件だった。

 四日市市勤労者総合福祉センターの会場には、同市、川越町、菰野町の会員約二百八十人が参加。

 労働安全コンサルタントの森井佳積氏(伊勢市)が「ヒューマンエラーについて」と題して講演。エラーの原因には▼不注意▼錯覚▼近道行為▼省略▼慣れ▼雑念があると指摘し、防止するには@就業前のチェックを励行A危険予知B指差し呼称による確認などが必要−と訴えた。

 このあと、県交通安全協会の交通安全アドバイザーの「高齢者の交通安全講習」もあった。



「お庭総合フェア」が大盛況
津の東万、来月17・18日は四日市で
 津市丸之内の造園芸会社、東万(鈴木恭一社長)は、このほど同市のメッセウイングみえで「ガーデン&エクステリア総合フェア2007」を開催。二千五百人が来場した。

 メーカー二十数社が参加した庭やエクステリアに関する展示会。新商品の見本市を中心に、モデル庭園や相談会、植木の展示販売などがあった。

 高いデザイン性で人気の「ディーズガーデン」は、おしゃれな郵便ポストや木製の風合いを生かした物置を紹介。県内で取り扱っているのは同社だけという。

 製造元の傳來工房、佐賀英二さん(41)=京都市=は「エクステリアは、お客さま自身が選んで決める時代。その選択肢の一つに加えていただければ」と話していた。

 次回は来月十七、十八両日に四日市市のオーストラリア記念館で開く。



地場産品使う料理教室
主婦ら地元シェフを先生に
 四日市市諏訪栄町の中部近鉄百貨店で、このほど地場産品を使ったかんたん料理教室があった。

 四日市商工会議所が主催。地元のシェフ三人を招き、「地場産品を使い、一般の家庭でできる料理を紹介してもらおう」と、三日間で六回行い、各回とも約六十人の主婦が集まった。

 講師の同市中川原、岐阜屋・高木研爾オーナーシェフ(39)は、まぐろの胡麻焼とスパニッシュ素麺オムレツを披露。大矢知手延素麺や万古焼き鍋などを利用し、うまく焼ける温度、ドレッシングの作り方など、プロの技やポイントを教えた。

 同市赤堀、主婦・石崎喜代美さん(59)は「ごまの香りが効いておいしい。簡単だし、家でもできそう」と話していた。



「津・大門のおひなさん」来月4日まで
鈴鹿では「陶びな展」来月3日まで
 津市のだいたて商店街、津観音を舞台にしたイベント「津・大門のおひなさん」が、来月四日まで開かれている。

 だいたて街づくり委員会による初の試み。店先にひな人形を飾り、製菓店などでは限定商品を販売。津観音資料館では、石水博物館と津の旧家・阿部家が所蔵する江戸から明治初期のひな人形を展示している。

 三月三日午前十一時から津観音本堂で「お雛様のご成婚式」を。公募で選ばれた岐阜県可児市の東出治志さん(26)=伊勢市出身=・望さん(25)=志摩市同=夫妻が、宮内庁御用達の織元で作られた十二単衣と束帯(すぎしん衣裳店提供)をまとい、お披露目パレードもする。

 さらに同日境内では、津市の物産市、子ども唐人踊り、沖縄エイサー、榊原温泉の足湯などの催しがあり、体験所では三、四の両日、おひなさん手作り体験もある。

 鈴鹿市東磯山のアトリエ&喫茶「ごつぼ」では、三月三日まで陶びな展を開いている。

 県内外の有名な陶びな作家十三人の作品を展示即売。素朴感ある優雅な仕上がりと、個性豊かな表情のおひな様約八十点が並んでいる。

 中でも、新作の額陶びなは人気。来店者に“暖かな春”の訪れを伝えている。

 谷口幸子店主は「自分のためのおひな様。季節を感じてもらえれば…」と話していた。

 営業時間は午前八時半から午後七時まで。木、日曜・祝日定休。

 三月五日からは、「陶五月人形展」を催す。



絵画や書など生涯学習発表会
県退職教職員互助会津北地区
 県退職教職員互助会津北地区の「生涯学習発表会」が、このほど津リージョンプラザで開かれた。

 会員とその配偶者らが、日ごろ制作している趣味の作品を披露し、親ぼくを図る恒例行事。日本画、洋画、彫塑、美術工芸、写真、書道、手芸など約百点が集まった。

 初心者から熟練者までざまざまで、最年長出品者は富内英一さん(洋画)と小松雋武さん(写真)の八十八歳。

 このほか山岡政利さんは、八十歳を記念した工芸「年輪(80年幾山河)」を展示した。

 別荘にあった切り株を使い、八十年の人生に感じたことを工芸にしたもので、「オリオン座の三つの星は両親と自分と教えられた」という幼いころのエピソードや四菩薩などを表現した。

 このほか毎年同じテーマで発表する追及派≠フ人もおり、会場を魅了させた。



海外で「すしコン」の審査員を
東京大寿司松田店主 日本の食文化伝える
 津市雲出本郷町、東京大寿司・松田春喜店主(57)はこのほどフランスで開かれた「シラ国際外食産業見本市」で、すしコンクールの審査とセミナーをした。

 ポーランドやベルギーなど、六カ国のすし職人を目ざす学生十四人が、早にぎりや創作ずしなどに挑戦。味、見た目などの総合性で審査した。

 多くの観客の前でにぎり方や巻き方、細工ずしの技も披露。松田店主は「出場者は熱心で、今後は学校などでも指導し、日本の食文化を正確に伝えたい」と話していた。

 また、ロシアでもプロを対象にしたワークショップとコンテスト(主催・在ロシア日本大使館)の審査員を務めた。



相田みつをの詩を生徒指導に
四日市農芸高自分≠フ見直しに活用
 四日市市河原田町の四日市農芸高校は、十年以上前から書家で詩人の相田みつを氏の詩≠生徒指導に活用している。

 同校の山口治秀教諭(三九)が、十二年ほど前に同氏の詩集「にんげんたもの」に出合い、落ち込んでいる所を励まされた。この経験から「怒られたり、反省して落ち込んでいる生徒にも、詩から何かを感じ取って、立ち直ってもらいたい」と、特別指導の課題に使うようになった。

 著書は薄く、字も大きいが「三十秒、一分は立ち止まって、自分自身に問いかけながら読みなさい」と指導。読んだ生徒のレポートには、素直な気持ちが書かれているという。

 著書は六種類に増やし、謹慎中のほか、悩みを抱える生徒への励ましにも活用。このほか生徒指導室前にあるみつを氏の日めくりを替えたり、詩を口ずさんだり、「本を貸して欲しい」と来室する生徒もいる。

 山口教諭は「短いキーワードでも、心に留めておけば、人生に役立つ時あると思う。今後も続いていきたい」と話していた。



3個人8団体を表彰
「小さな親切」運動県本部
 「小さな親切」運動県本部(津市岩田・百五銀行本店内)は、このほど第四十六回の実行章伝達式を行った。

 身近なところの“心温まる行為”に感謝するためで、三個人八団体を表彰。これまでの受賞者は六万四千九百九十四人に上る。

 受賞者は次の皆さん。

 【個人】四日市市川島町、樋渡秋敏(72)=地区障害者団体・単歩歩(たんぽぽ)の会を発足させ、四日市失語症友の会などの顧問▼ 四日市市西日野町、芳野茂(63)=環境や福祉ボランティア、青少年の育成など▼伊勢市小俣町、柴ふみ子(72)=豆の木グループ で、伊勢市を中心に歌の慰問活動。

 【団体】四日市市霞、上野製薬株式会社四日市工場=国道歩道の清掃▼津市一身田町、高田高校仏青インターアクトクラブ=災害復興の 協力募金、駅の美化活動▼松阪市山室町、お話と音楽ボランティアかのん=松坂市内の幼稚園などで絵本の読み聞かせや紙芝居▼鈴鹿市 算所、ボランティアグループ初音会=老人施設でのお茶会や清掃活動など▼鈴鹿市白子、白子高校家庭クラブ=花いっぱい運動▼桑名市 長島町、長島中学生徒会執行部・ボランティア委員=ジャワ島中部地震被災者支援の募金活動▼いなべ市藤原町、いなべ市藤原町山口グ ループ=地域駐車場の清掃活動▼いなべ市北勢町、北勢中学音楽部=福祉施設などでミニコンサート。

 また、第三十八回「小さな親切」運動警察官実行章の伝達式もこのほど行われ、櫻井弘章巡査部長(高速道路交通警察隊)、小西隆久警 部補(津署)、田中大資巡査部長(松阪署)、中森貴之巡査(同)、尾西正宏巡査長(大台署)、松山卓弘巡査部長(同)、宮本伸巡査 長(紀宝署)、鈴木正吾巡査部長(伊賀署)が受章した。



公共施設に車いす寄贈
ライフ・テクノサービスが県へ
 福祉用品レンタルと販売などをする株式会社ライフ・テクノサービス(本社・津市中央)は、このほど伊勢市の伊勢市観光文化会館や、 県内の公共施設5カ所に車いす各一台を贈った。

 「社会に役立てることをしたい」と、社員有志が毎月、基金を積み立てたもので、県社会福祉協議会が寄贈先を選んだ。

 車いすはシートの部分がネット。通気性にすぐれ、車体も軽い。東京の福祉機器展で最新のものを選んだという。



春呼ぶ「鬼押さえ節分会」
津観音に3万人余が参集
 日本三大観音の一つ、津観音(津市大門、岩鶴密雄住職)でさる三日、「鬼押さえ節分会」が催された。

 江戸時代から明治維新まで続けられた「鬼押さえ神事」と節分の豆まきを合体。平成九年から始められたもので、今では県内各地から約 三万人が訪れる“春を呼ぶ恒例行事”として有名。

 今年も津商工会議所青年部有志らによる寸劇のあと、福豆まきが行われ、京都宮川町の舞妓、津クイーンはじめ地元の名士、一般公募に よる厄年の男女や年男、年女たちが参加した。

 福豆のほか、だいたて商店街のお買い物券や駄菓子などがまかれ、舞台下には多くの市民が詰めかけた。




「草の根・功労賞」候補者を募集中

 東海経済新聞社では、地域に根ざし、その道一筋に社会貢献をしてきたかくれた人≠発掘・表彰する「草の根・功労賞」を、読者のみなさんから募集します。

 県内に在住、または勤務し、産業・教育・文化・社会など、あらゆる分野で活躍。また、職業人としてたくましく生きてきたかげの力≠たたえるための「特別賞」です。

 選考のうえ、個人・団体に表彰状、記念品を贈り、その業績などを紙面で紹介します。

 自薦、他薦いずれも結構です。住所、氏名、年齢(男女問わず)、電話番号と簡単な業績を記して送って下さい。

 ▼送り先=〒514―0831 津市本町23―17、東海経済新聞社「草の根・功労賞」係。

 ▼締め切り=三月末日。表彰式は四月下旬の予定。

 東海経済新聞社




再生パソコンを市民団体へ
伊勢 企業での不要品13台を寄贈
 企業で不要になったパソコンを、NPOや市民活動団体へ無償で提供。情報化を支援する「リユースパソコン寄贈プログラム」の贈呈式が、このほどいせ市民活動センターで開かれた。

 同事業を展開しているNPO法人イーパーツ(東京)が、伊勢と松阪の市民活動センターと連携。両センター管内で「パソコンが欲しいが、予算的に難しい」という団体を募集。選考の結果、十三台をあけぼの会三重支部など九団体へ贈呈。

 この日は交流会もあり、「情報発信のコツ〜成功例プロの技から学ぶ」をテーマにパネルディスカッション、市民活動団体による二分間スピーチ大会などで交流を深めた。




書家菅生さんら2個人1団体に
三銀ふるさと三重文化賞

 財団法人・三銀ふるさと文化財団(谷川憲三理事長)は、このほど文化活動を通じて地域の活性化などに貢献した人に贈る「三銀ふるさ と三重文化賞」の本年度受賞者に、二個人一団体を選んだ。

 表彰式は来月十日午後一時三十分から松阪市民文化会館で。式後には尾崎亜美さんのコンサートを催す。入場無料だが、整理券が必要。 県内の第三銀行本支店窓口で先着順に渡している。

 受賞者は次の皆さん。

 【個人】▼美術部門(書道)、菅生幸三(59)=伊賀市千歳。津東高校教員。書道教員として三十五年にわたり生徒に指導。日展入選 十回などの受賞実績を。このほか県展や県内各市展の審査員も勤め、県下の書道発展に貢献。

 ▼文化部門(短詩型)、津坂和孝(79)=津市長岡町。短歌や俳句、川柳などの短詩型文学協会設立の中心的役割を。また県俳句協会 副会長などを歴任。県が進めている「俳句のくにみえ」の選考にも長年携わってきた。

 【団体】音楽部門(洋楽)、鈴鹿市立千代崎中学校吹奏学部=顧問・中山かほり教諭。昭和五十九年に創設。以後、活発な演奏活動を。 平成十六年から十八年にかけては、三年連続全国大会に出場して初回は銀賞、二、三回目は金賞を受賞。県内中学校の吹奏楽の向上にも 尽くしている。

[ バックナンバー ]

[ E-mail:toukei@inetmie.or.jp ]