H19.1.10 第288号発行分

・障害からの復帰を一冊に
・小説「贄舞」を出版
・念願の全国大会初出場 四日市 ママさんバレー「常磐」
・「お休み処夢休庵」 おかみさんらの温かさ好評
・人形やバック作りに熱中
・生産者ら250人余が出席
・セントレアへ新航路 松阪ベルラインが就航
・洋らんなど162点ずらり
・めいりん村≠ナ再出発
・手作り品が主婦に好評
・郷土の作家を顕彰・紹介「丹羽文雄記念室」
・阿漕駅で挿花を続け55年
・素逝生誕100年で句碑建立
・人物テーマに日本画など 三重大OBグループQが作品展
・幅広い年代が集合しかるた大会
・山岳風景を写実的に 津の西沢勇吉さん初絵画展
・キャンパスの花を描写
・初めての訪問演奏 三重Jr.管弦楽団津市の特養ホームで
・県民共済 加入者対象 無料パソコン教室 受講者募集
・子どもの心「チャイルドライン24」
・喜多”が伊勢PR
・子育てサロンと子ども体験 四日市まんなか子ども劇場がイベント


障害からの復帰を一冊に
鈴鹿市の伊藤良一・久仁子さん夫妻
人間の生きる力≠ェ反響
苦闘の記録に感動の手紙
業務のほか、本の出版やバリアフリー工場の開設と、多忙だった平成十八年。新年は四国方面へ旅行しながら読者からの感動の手紙≠じっくり読み返す。この人は鈴鹿市若松中、会社社長・伊藤良一さん(51)、久仁子さん(52)夫妻。昨年出版した「ふたりでひとり 妻から、夫から」は、障害者になった夫が社会復帰するまでの心の葛藤、支えてきた妻の思いなどをまとめた苦闘の記録。著書を通じて「あきらめず、目標を持って生きれば可能性が開ける」ことを伝えており、反響を呼んでいる。(内田敬子)

良一さんは十一年前、会社近くの屋根から転落してけいついを損傷、首から下が不自由な第一級身体障害者に。妻や家族はもちろん、社会復帰を願う仲間たちの応援もあって、平成十二年に身体障害者福祉工場「アクティブ鈴鹿」を設立。その後も身体障害者福祉ホーム、バリアフリー工場を建設し、障害者の雇用に貢献している。

本は、読書好きの久仁子さんが「本を書いてみたい」という願いから実現。転落した「運命の日」から二人でペンをとって十一年間の涙の道のり≠つづった。

意識ははっきりしているが危篤状態。良一さんは「死にたい」―と願ったが、ICUに入った時の長男の涙、久仁子さんの「どんな体になっても帰ってきて」という願いで奮起。市内の病院から伊豆の病院へ転院し、社会復帰のリハビリに励んだ。

その中で「退院したら就職先がない」という患者の悩みを聞いた。こんなとき知人から福祉工場建設の助言があり、父・良雄さん(77)を法人の理事長に、「社会福祉法人・朋友」を立ち上げた。

一方では社会復帰を願う仲間が多く、結婚式への出席、所属していた鈴鹿ベイロータリークラブから例会への熱心な誘いも。不安だったが、平成十五年には同クラブの会長も務めた。

父親、経営者とさまざまな立場に立つ良一さん。特に福祉工場は、不況で仕事が減り、苦しいことも。その傍でサポートし続けた久仁子さん。愚痴や文句も言わず、いつも明るく振舞ってきた。「これまでの十一年は一気に駆け抜けた感じ。今年は自分の生き方をもう一度見つめ直したい」と話す。

著書では、三人の子育てにも触れ、自然の中で生きる知恵や家族の協力の大切さを学ばせ、一つのテーマで家族が話し合うなど、伊藤家の子育て法≠熄ミ介。

初版は千三百冊。市教委を通じて市内の小中学校などへ寄贈。このほど増刷をした。

昨年十一月には鈴鹿サーキット内で「出版記念チャリティーパーティー」を。川岸光男鈴鹿市長など約二百六十人が出席、会費の一部を市内三カ所の福祉団体へ寄付した。

読んだ人からは「生きるということを真剣に考えた」「健常者でありながら甘ったれていた」「勇気をもらった」などの手紙が。市内の高校や生命保険会社から講演の依頼もあり、久仁子さんは「一人でも多くの人に読んでもらいたい。生きる力になれば」と願っている。

良一さんの話 事故で失ったものも多いですが、失えば失うほど得るものが大きい。人間の限りない可能性を強く感じています。

今年は新しい工場の経営体制を強化。能率、品質アップを目ざし、障害者の雇用に力を入れたい。



小説「贄舞」を出版
津市新町の元教職員・竹内令さん
悲惨な戦争体験つづり多くの若者へメッセージを

 「戦争体験を伝えられるのは私たちの年代まで。若い世代に伝えたい」―と。津市新町の元教職員・竹内令さん(74)は今年も本を通して平和を訴え続けている。

 昨年は、太平洋戦争中に犠牲となった亡き兄たちの満蒙開拓青少年義勇軍をモデルに、小説「贄舞(にえまい)」を出版。若者へのメッセージに。

 同人誌「あしたば」のメンバーで、短編小説やエッセーなどを発表しているが、兄の松生さん(故人)は生前、戦争体験を多く語らなかった。

 現地で何があったのか。どのように混乱を生き抜き、帰ってきたのか―。その真実を知るため足跡をたどりながら小説化。同人誌で発表する一方、。十三年前には「兄たちの青春」と題して自費出版した。

 当時は体験者の反響が大きかったが、今では証言してくれた人も亡くなり、再び戦争≠ヨの危機感も。一人でも多く若い人に読んでもらうため、再度の出版を決めたという。

 前作を元に、中国東北紀行を書き加え、タイトルも変更。今の高校生と同じ年代の少年たちが、逆境の中で生きる力強さ、いけにえの祭壇から逃れようともがく姿を記している。

 著書の希望者は二百九十円分の切手を同封のうえ、〒514―0042津市新町一丁目10―18、竹内令まで。



念願の全国大会初出場
四日市 ママさんバレー「常磐」
 四日市市のママさんバレーボールチーム「常磐」は、さる十二月に伊勢市であった第二回ローソンカップ(全国家庭婦人バレーボール連盟など主催)県予選で優勝。三月に福岡県で開く全国大会に出場する。

 同チームは、昭和四十一年に同市常磐小中学区で結成。同中の体育館で週二回、練習している。他チームに比べて平均身長は低いが、練習で培ったチームワークが強みという。

 ライトの吉野泉選手(40)は大会開催地・福岡県の出身。「出られたら良いねと話していたのが現実に。実家の両親率いる応援団≠ェ来てくれるので練習に励みたい」と気合十分。

 竹中ひろみ主将(36)は「初めての全国大会。レベルも違うだろうが、今後のプラスになるよう思い切りやりたい」と話した。

 今年の練習は十二日から始める予定。


「お休み処夢休庵」
おかみさんらの温かさ好評
 毎年恒例の“カウントダウン"に約五百人が訪れ、にぎわった松阪市平生町のゆめの樹通り商店街。新年も空き店舗を利用した「お休み処夢休庵」を開放。人気を呼んでいる。

 運営は同町商店街振興組合のおかみさんグループ・花梨の会(宮村みさゑ代表)。二十五人の会員が、ぜんざいやおにぎりなどを作って販売。「無料でお茶が飲め、ゆっくり休める」と喜ばれている。

 また、座ぶとんやのれんなど、店の装飾までも会員の手づくり。もち米や松阪手ぬぐい、木工品なども売っている。

 初めて訪れたという同市殿村町、会社員・高橋洋美さん(26)は「手づくりの温かさがこもっている。友達とまた来たい」と話していた。

 営業日時は第二、第三土曜の午前十時から午後三時。



人形やバック作りに熱中
桑名の片岡さん津の吉見さん作品展に向けて
 今年は亥年。全力疾走でがんばります−。手作り作家の主婦二人が、年明けに開く作品展に向け、製作の準備に追われている。

 この人桑名市蓮花寺の片岡一美さん(58)と津市藤方の吉見則子さん(63)。昨年十一月下旬、津市栄町のアートギャラリー満寿巳で「 手作り作家の二人展」を開いた。

 ちりめん古布や牛革を使った創作品約三百七十点を展示・即売。人形やアクセサリー、バックや小物など、女性の好むものが会場いっぱ いに並んだ。

 二人は五、六年前、四日市の近鉄百貨店での催し“手作り百件横丁”で出会い、同展が実現。このほか毎年のようにチャリティーバザー も開いている。

 「これからも、多くの人に喜んでもらえるものを作り続けたい」と話していた。



生産者ら250人余が出席
県茶業会議所 盛大に伊勢茶振興大会
 県茶業会議所(津市桜橋、中嶋正会頭)は、このほど津市の県文化会館で「第三十四回伊勢茶振興大会」を開き、生産者、茶商、業界関係者など約二百五十人が士気を高めた。

 伊勢茶≠フ全国ブランドを目ざす県内の茶業界は、今年度から老朽茶園や荒廃茶園を一掃し、特徴ある伊勢茶づくりの「伊勢茶リフレッシュ運動」を展開している。

 大会では振興への宣言・決議をし、茶業功労者表彰、九月にあった伊勢茶品評会の表彰、全国茶商工業協同組合連合会理事長で日本茶業中央会副会長の大石哲也氏の講演があった。

 功労者表彰は次のみなさん。

 ▼松本充雄(故人)=松阪市飯南町。共同製茶工場設立に関わったり、同町の茶業振興の先頭に立ち、「飯南深蒸しせん茶」の地位を磐石なものに導いた。

 ▼清水善郎(七三)=四日市市水沢町。茶商業者として茶再製加工卸売業に専念する傍ら、県茶商工業組合理事、県茶業会議所監事として健全運営に貢献。

 ▼水野仁(七一)=鈴鹿市深溝町。早くから企業的大規模茶業経営を目ざし、茶園の集積、生葉売り農家の系列化、茶園管理の機械化を率先。鈴鹿市の茶業経営安定化の模範となった。

 ▼安木国雄(七三)=松阪市飯高町。茶専業農家として良質生産に一貫して取り組み、各種品評会で上位入賞。「環境にやさしい安全安心な伊勢茶づくり運動」の推進を先頭に立って実践した。



セントレアへ新航路
松阪ベルラインが就航
 松阪市大口町の松阪港と、愛知県の中部国際空港を結ぶ"松阪ベルライン”が就航した。

 第一船の「すずかぜ」が昨年十二月二十日、五十九人を乗せて出港。二便は八十人の満席となった。

 市内の旅行会社・日本ユニバース観光が、就航を記念してツアーを企画。伊勢、松阪市から四十人の申し込みがあり、空港見学と蒲郡の魚市場へ。

 参加した松阪市虹が丘町、青木きよ恵さんは「記念すべき就航初日に乗れてうれしい。旅行が好きなのでこれからも利用したい」と話していた。



洋らんなど162点ずらり
恒例の秋季県花き品評会
 県と県花植木振興会主催の「平成十八年度秋季三重県花き品評会」が昨年十二月、津市のメッセウイ ングみえで開かれた。

 毎年、春と秋に催しており、県内花き生産者の技術や品質の向上、消費者へのPRと花き園芸の振興 が目的。

 観葉、鉢花、切花、洋らん、苗ものと五部門から百六十二点が出品され、農林水産省生産局長賞など が授与された。

 このほか県茶業会議所主催の伊勢茶紹介展も催され、品評会の入賞茶の展示もあった。



めいりん村≠ナ再出発
伊勢明倫商店街 活性化へあの手この手
 近鉄宇治山田駅前の伊勢明倫商店街は、昨年からめいりん村≠ニ改名。車を運転しないお年よりや、学生らが立ち寄れるような商店街を目ざしている。

 戦後、商店街協同組合を法人化し、最盛期には五十六店舗が加盟してにぎわった。十年ほど前、市の再開発で計画された大型商業ビルがバブルの崩壊で不可能となり、撤退する店舗が増加した。

 「町の力を付けて復興しなくては…」と、山田喜孝理事長(七四)を中心に十年かけて店舗数を増やした。

 昨年八月には「商店街」の暗いイメージを払拭させるため村≠ノ変え、組合事務所を「役場」、理事長を「村町」に改称。秋には空き店舗を改修した休憩所「村の駅」も造った。

 一階部分はヒノキづくり。女性部による花などの装飾や市の観光パンフレット、商店街のマップなどを設置し、買い物の途中で休憩するお年寄りに重宝がられている。二階部分はちょっとした講習会ができる部屋があり、有料で部屋貸しもする。

 こうした努力で三十八店舗に盛り返し、八百屋や魚屋のほか、アジア雑貨やキムチハウス、占いなど若者が好む店も登場。お客さんの相談相手になるなど、心のケアにも努めている。

 山田村長は「商店街の役割りを見直し、昔のように、店と店主の住まいが接近できる態勢を取れたら・・・」と話していた。



手作り品が主婦に好評
Hogu Hogu クリスマスフェア
 六月の出店に向け、各自が手作り品を制作して新年を迎えた津市の主婦仲間・Hogu Hoguは、このほど同市神納、工房ZawaZawaで、クリスマスフェアを開いた。

 同グループは九人。手作りが好きで、五年前から年二回、作品を持ち寄ってフリーマーケットなどに出品している。「安くてかわいい商品が多い」と、主婦の間で人気を呼んでいる。

 今回はクリスマスにちなんだリース、布製のツリー、ドライフラワーなどが並び、子ども連れの主婦でにぎわった。

 鈴木綾子代表(35)は「友達の輪が広がってうれしい。作品の雰囲気を変えて、今年もいろんなところで発表したい」と話していた。



郷土の作家を顕彰・紹介「丹羽文雄記念室」
四日市市立博物館に開設
玄関や応接場など復元 愛用品や書籍1000点余を展示

 四日市市出身で一昨年四月に百歳で死去した作家・丹羽文雄氏を顕彰する「丹羽文雄記念室」が、このほど同市立博物館に開設された。

 同市が遺族から東京都武蔵野市の邸宅と遺品などの寄贈を受け、博物館内に玄関と約十畳の応接間を復元。応接間は、私財を投じて発行していた同人誌「文学者」の編集の場でもあり、調度品も設置。ソファは自由に座れ、丹羽氏の肉声も聞ける。

このほか書斎も再現され、愛用品や表札、書籍など約千点を常設展示。記念式典には孫の丹羽多聞アンドリウ氏(四二)ら遺族も来場した。

 アンドリウ氏は「祖父は晩年四日市に帰りたいと言っていた。丹羽家のシンボル的な応接間が故郷に戻れ、満足だと思います」と話していた。

 月曜日休館で入場無料。このほど見つかった「親鸞」の推敲本は今月末まで展示する。



阿漕駅で挿花を続け55年
百々社中有志 記念の花展が盛況
 JR阿漕駅の構内に、一日も絶やすことなく挿花≠飾り続ける「小原流百々社中JR阿漕駅挿花グループ」。今月は正月花を使った作品を展示し、駅利用者を出迎えている。

 昭和二十六年ごろ、初代の百々豊晃氏が駅の美化と華道文化の向上発展を目的に、奉仕活動したのが始まり。同氏の死後は社中でグループを結成し、交代で季節の花を。

 昨年は活動五十五周年、グループ結成三十周年を記念した花展を津リージョンプラザで開いた。

 テーマは「花・基本と展開」。十四人の会員に社中も加わり、小原流の制定花器を使った基本的な生け方、ガラス鉢、重箱などの生活容器や自分で焼いた花器を使った作品、万葉集の歌に合わせた挿花を展示。作品が出来上がるまでの過程や挿花グループの活動を紹介した。



素逝生誕100年で句碑建立
三重県ホトトギス会が除幕式
 各自で句を詠み、新年を迎えた俳句結社・三重県ホトトギス会(濱口秀村会長)は、昨年十一月末に津市榊原町の射山神社で同市出身の俳人・長谷川素逝生誕百年を記念し「句碑」の除幕式をした。

 芭蕉の碑もある同所に高さ約一b、幅約二bの石碑を建てたもので、素逝の句「しきりなる落花の中に幹はあり」とともに、師の高浜虚子の「山端ハ寒し素逝を顧る」も彫られた。

 当日は会員七十七人の献句もあり、最優秀特選に水谷はま子さん(松阪市)の「成りし句碑冬の大地にゆるぎなし」が選ばれた。



人物テーマに日本画など
三重大OBグループQが作品展
 「今年も元気に過ごし、良い絵が描けたらー」。メンバーたちは、目標目指して新年のスタートを切った。

 三重大学芸学部(現、教育学部)九期生で結成する「グループQ」は、このほど津市の三重画廊で三十五回目の作品展を。今回のテーマは「人物」。会員八人が一年間に描いた日本画や油絵、版画や彫刻約三十点が展示された。

 三十五年前に発足。現在は約二十人が所属し、趣味で絵を描き続ける仲間が年に一度、催している。

 草薙桂子さん(68)は「今年は新たなテーマを見つけ、未知の世界に挑戦していきたい」と話していた。



幅広い年代が集合しかるた大会
県かるた協会が初心者対象に
 百人一首を通じ、日本の伝統文化の継承と世代を超えた交流を図る三重県かるた協会(大平修身会長)。今月二十一日、多気郡明和町の町立中央公民館で百人一首かるた競技大会を開き、昨年は同町いつきのみや歴史体験館で「初心者かるた大会」をした。

 熊野市や北牟婁郡紀北町など、県内各地から百十二人が参加。幼稚園児から七十歳代まで、幅広い世代の出場者が個人と団体に分かれ三試合を。

 授業に百人一首を取り入れている津市立倭小学校四年のチーム・テンテン3が団体戦で優勝した。

 世古芽依さん、山本優奈さん、今井由美さんは「腕試しで初めて参加した。これからは学校だけでなく、家でも楽しみたい」と話していた。



山岳風景を写実的に
津の西沢勇吉さん初絵画展
 津市久居西鷹跡町の西沢勇吉さん(71)は昨年十二月、同市の三重画廊で「山と森の風景」と題した初の個展を開催。新年も現場でのス ケッチを続けている。

 岩絵の具を使ったサムホールから八十号の日本画三十一点を展示。北アルプスやカナディアンロッキーなど、大自然の四季を写実的に表 現した。

 中でも大台ケ原の作品は、地中の中にあった根が地上に出て、起き上がった“木の勢い”をオフジェ的に描いたという。

 若いころから登山が好きで、自然の風景に魅了。八年前から山岳画家の山里寿男さん、日本画家の加藤佳子さんに指導を受けながら“山 岳画一筋”に取り組んでいる。



キャンパスの花を描写
三重中京大事務局長 村瀬勝彦さんが写真展
 三重中京大学(松阪市)の校内に咲く花の写真展「梅村学園・松阪キャンパスの花々写真展」が、昨年十二月に同市の百五銀行梅村学園前 支店で開かれた。

 撮影をしたのは同大学の事務局長、村瀬勝彦さん(64)。仕事の合間に、カメラ片手に園内を散策。その時に撮影したもの

今回は四季折々の花十二点を展示。あやめ、つばき、ささゆりなどの可憐な表情が並んだ。

 このほか酔芙蓉が白から赤に変化。その様子を朝昼夕にたらえた作品も。

 村瀬さんは「学園キャンパスに咲くは花を多くの人に知ってもらえれは」



初めての訪問演奏
三重Jr.管弦楽団津市の特養ホームで
 津市の県文化会館が運営する三重ジュニア管弦楽団は昨年十二月、同市大里の特別養護老人ホーム・高田光寿園で、初の「訪問演奏」をした。

 同楽団は平成六年に発足したジュニアオーケストラ。小学校四年生から高校三年まで七十人が所属、今までの演奏活動だけでなく、社会福祉施設などを訪れ、地域社会に貢献する。

 この日は合奏コース三十八人がモーツァルトの名曲や「ふるさと」「春の小川」「紅葉」など、日本の歌メドレーを演奏。お年寄りたちを慰めた。

 指揮をした同文化会館・梶吉宏館長は「訪問演奏や地元の合唱団とも交流。さらに演奏だけでなく、子どもたちに楽器を紹介する教室も開きたい」と話していた。



県民共済 加入者対象
無料パソコン教室 受講者募集
 三重県民共済生活協同組合(津市羽所町)は、共済加入者本人を対象にした「無料パソコン教室」の受講者を募集している。

 初心者向けの講習で、マウスの使い方、文字入力、インターネット検索までを三日間にわたって実習。

 受講者からは「ゆっくりのペースで、丁寧に教えてもらえてうれしかった」「興味深くおもしろい。これからインターネットは必需品と思った」など、好評だという。

 募集要項は次の通り。

 ▼日程=二月生(二月十三、二十、二十七日)、三月生(三月十三、二十、二十七日)▼時間=午前講座・午前十時〜十一時三十分、午後講座・午後一時三十分〜三時▼定員=各講座十人▼申し込み先=総合企画部рO59(221)3530=平日午前九時〜午後五時まで。



子どもの心「チャイルドライン24」
今月から月曜日も電話開設
 子どもの心を受け止める専用電話「チャイルドライン24」は、今月から開設時間を追加し、毎週月曜日の午後四時から九時までも電話に応じる。

 子どもたちの心の居場所≠ニして、県と協働で毎週金曜日の午後二時から二十四時間開設してきたが、必要性を感じ週二日に拡大。

 十八歳までが対象でうれしい、楽しい、悲しい、つらいときや「誰かに話をしたい」など、どんなことでも話せ、養成講座を修了した大人やお兄さん、お姉さん世代のユースが受け手を担当。一昨年八月の開設から五千件以上の利用がある。

 しかし、これまでフリーダイアル(0120・969・147)で運営してきたが、公的資金の投入が三月末で終了。「無料のまま続けたい」と、同実施組織は、昨年暮れに県内のショッピングセンターでチラシ・カードの配布と募金活動を。

 今月十三、十四両日、津市のメッセウイングみえで開く「子育て応援!わくわくフェスタ」でもブースを出展、活動資金の協力を呼びかけるほか、支援会員も募集している。

 (問)TEL059(221)0024



“弥次喜多”が伊勢PR
三重テレビ春から新番組スタート
 三重テレビ放送は、四月から新バラエティー番組「ええじゃないか。」を放送する。

 お伊勢参りで珍道中を繰り広げた弥次さん喜多さん≠ェ、平成十九年の伊勢の地にタイムスリップ。思いがけず観光親善大使に任命された二人が、全国へプロモーションの旅に出るというストーリー。

 弥次さん役に舞台俳優の藤元英樹さん(31)、喜多さん役は鈴鹿市の民族楽団「チャンチキ」の田中つとむさん(32)。旅人姿で出演する。

 旧東海道沿いの宿場町とその周辺を舞台に、ダンスやクイズで地域の人々と面白おかしく触れ合いを楽しむ。

 同社によると、七年後の第六十二回式年遷宮に向けて、伊勢志摩地域への集客を図るのが狙いという。



子育てサロンと子ども体験
四日市まんなか子ども劇場がイベント

 四日市まんなか子ども劇場は、同市西町の「みんなの居場所・きらり」で子育てサロンと子ども体験イベントを開く。

 ▼子育てサロン「カフェまんなか」=二十三日午前十時三十分。子どもは保育に預け、母親だけでおしゃべり。ランチバイキングあり。一般五百円、会員百円(ランチ代五百円別途)。保育は一人五百円で、二人目からは半額。

 ▼遊びの国=二十日午前十時三十分。四日市おもちゃ病院のドクターから凧づくり≠教わり、出来上がったものを揚げる。参加費五百円(会員三百円)。材料費別途。

 ▼四日市おもちゃの病院=二十七日、三月二十四日午後二時。壊れたおもちゃをボランティアが修理。参加費三百円。部品代別途。

 申し込みはTEL059(351)6670


[ バックナンバー ]

[ E-mail:toukei@inetmie.or.jp ]