H18.7.12 第280号発行分
・夢を実現!奮闘する女性たち
・「彩り会」が15年の歴史に幕
・初の外食会で満面の笑み
・めざせ!退職後の再就職
・終盤迎えたお中元商戦
・三重の専門学校進学説明会
・夏季営業時間は午後7時半まで 体験村さくら舎
・カモシカセンターに野生パトカー
・生のウコンが評判に
・花びんや急須など500点
・ハマボウの苗木を無料配布
・昔懐かしい映画を上映
・久米、堀畑君が県代表に
・「シグマソサエティ」に認定
・カラオケや書道など ケアハウスさわやか苑 クラブ活動が盛ん
・郷土愛伝え自作品発表
・テニスのJr.ナショナル選手に
・三重大学の情報を網羅
・介護支援専門員試験準備講習
・郷土の食材、料理を紹介 「三重の味千彩万彩」発行
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夢を実現!奮闘する女性たち 四日市中消防署 藤田美佐子さん 津競艇場でデビュー 鈴木祐美子さん |
夢を実現し、自分の力を信じて突き進む女性―。一刻を争う過酷な現場で、女性ならではの感性を生かし“命をつなぐ”県内初の女性救急救命士。父と同じ道を志し、厳しい訓練を乗り越えて“勝負の世界”に入った新人競艇選手。二人の奮闘する姿に、新しい時代の息吹が感じられる。 先月、県内でただ一人の女性救急救命士に任命され、四日市市中消防署で活動している藤田美佐子さん(34)=三重郡菰野町。小さいころから“体を動かし、人のためになる仕事”をするのが夢だった。 消防職員になって十年。救急係で生死の境となる現場に出ながら、救命行為ができないもどかしさに駆られ、次第に「女性の立場で繊細な心のケアも必要では…」と思うようになった。 先輩や、後輩女性職員の応援で昨年九月から七カ月、名古屋市の救急救命士養成所へ通った。 地道な勉学の日々を送り、国家試験に合格。救急車の中で点滴、食道用チューブの挿管といった処置が可能になった。ときには出動救急隊の隊長になることも。「患者だけでなく、その家族や隊員といった周りまで見るようになった」という。 搬送時など、やはり体力では男性にかなわない。布担架を担ぐ時は、一番軽い頭の所を持つなど、力を配分して乗り越えている。 ある患者は情緒不安定で、男性隊員に拒否反応を示した。対話も血圧を測ることも不可能。藤田さんは一時間ほどカウンセリングをし、病院へ運んだ。一人暮らしのおばあちゃんの手を病院まで握り続け、「ありがとう」の言葉に自身が救われたことも。 「心電図など、男性だと抵抗のある人もいる。女性だから良かったと言われたい。女性職員の道しるべになれたら」と話している。 ◇ ◇ ◇ 「緊張しました。本番レースはやっぱり違いますね」。さる五月、地元の津競艇場でデビュー戦に臨んだ鈴木祐美子さん(21)=津市片田志袋町=は振り返る。 中学、高校時代は全国大会、インターハイ、国体で活躍するバスケットボール選手。しかし身長一五二aの小柄な体格で競技に限界を感じた。やがて、幼いころから見ていた父の職業に興味を持つように。 父光男さん(52)は、現役のベテランレーサー。母美智子さん(51)や高校の先生が賛成する中「やめとけ。本当の厳しさを知らない」と一言。先輩として、危険やけがの怖さを知るからこその言葉だった。 倍率三、四十倍の狭き門に三度目の挑戦で、競艇学校(福岡県柳川市)に入学。体力強化や操縦訓練、学科に加え、礼儀と節度をたたき込まれる生活。脱落者が出るほど厳しかった。 そして父が選手生活三十周年を迎えた今年、県内初の“父と娘”の親子レーサーが誕生した。勝負のカギとも言えるモーター整備やプロペラのたたき方など、まだわからないことばかり。 光男さんは「水面では嫌がられる選手に、陸では好かれる人間になってほしい。男性選手に気後れすることなく努力して」と見守っている。 一方、鈴木さんは、実技の教官から言われた「夢中・熱中・一生懸命」の言葉を大切に、「ギャンブル性だけじゃなく、見て楽しい競艇にしたい」と目を輝かせていた。 |
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「彩り会」が15年の歴史に幕 最後の趣味の作品展開く |
女性グループ・彩り会(菅野照代代表=津市本町)が、このほど同市のリージョンプラザで趣味の作品を展示。さまざまな活動を続けてきた同会は、惜しまれながらこれを最後に解散した。 自分の可能性の再発見を目的に、十五年前に発足。作品展を毎年開き、研修や出版なども続けた。しかし、会員の加齢と女性の活動の場の多岐化から継続を断念したという。 「ありがとう…女展」と題した展示会には、編み物、パッチワーク、洋裁など百二人の作品が約千点並んだ。どの分野も色鮮やかで、会場を華やかに彩った。 菅野代表(79)は「活動を通じ、女性自身が目標を持ち、日常的に考えて動くことができるようになった。会を残してほしいという声もあるが、一定の役割は果たせたと思う」と話していた。 なお、二十年前から有志で続けている県内福祉施設への編み物の寄贈は「ボランティア・あやの会」として今後も続けていく。 |
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初の外食会で満面の笑み 鈴鹿 5大アレルゲン除去食楽しむ |
食物アレルギーなどの子を持つ親の会・ぽかぽか(山田真紀代表)は、このほど鈴鹿市西条のフレンチしぶやで「五大アレルゲン除去」の食事会を開いた。 除去食で生活する子どもたちは外食がなかなかできず、お店も受け入れが困難という。今回は渋谷貞夫オーナーシェフ(58)の協力で初の試み。二十八人の親子が参加した。 メニューは白身魚・オヒョウのグリルやカボチャとトマトのスープなど、前菜からデザートまでのフルコース。微量のアレルゲンを摂取しただけで、ショック症状を起こす子もいるため、卵、乳、小麦などは一切使わず、オリーブオイルなどでシンプルに仕上げた。 津市の母子は「家では食べられない本格的なものが味わえた」と喜んでいた。 なお会員たちは、意見交流や除去食の料理教室も行っている。 問山田代表TEL=059(233)0798 |
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めざせ!退職後の再就職 津で「再チャレンジセミナー」 |
出産、育児、介護などで退職後に再就職をめざす人を対象にした「再チャレンジセミナー」が、このほど津市のフレンテみえで開かれた。 21世紀職業財団三重事務所(津市栄町)が、再就職希望登録者支援事業の一環として県内各地で開講。 同会場は三日間のコース。幸プランニング・長野ゆき子代表取締役(鈴鹿市)の講義では、自己分析やセルフプレゼンテーション方法などの指導を受け、顔の表情から視線、身体表現などを再確認した。 獨協大学経済学部・阿部正浩助教授による講演は公開講座で、「自分らしく働く」をテーマに話をした。 今後もパソコン実技のセミナーなど計画。詳細などは同財団TEL059(228)2300へ。 |
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終盤迎えたお中元商戦 県内各百貨店の取り組み |
お中元商戦も終盤へ。県内の百貨店などでは、特設ギフトセンターを設置。送料無料や「安心・安全」ギフトのほか、各店ならではの商品も。平均金額は、三千円から五千円。ビール・ジュース、そうめんが売れ筋という。 ○…四日市市の中部近鉄百貨店は来月二日まで。上質・本物志向を背景に、産地や製法にこだわったものと、送料サービスを重視した「節約型ギフト」が人気。健康的な商品として、わら納豆(茨城県)、津軽産トマトジュースセットなど、全国のこだわり商品を並べた。 十七日まで税込み一万円以上の購入者に、産地直送品などが当たる抽選会を実施。 ○…津松菱は、三十一日まで。前年とほぼ同数の約千二百点で、新商品は一割強。送料込みは産直を含めると約八百五十点。二千円台の全国送料無料商品も。 心と体と地球にやさしい贈り物、こだわりの逸品、小家族向けの食べきりギフトなど、ニーズに応えたものや、「スローフード スローライフ」を展開。純度一〇〇%のオリーブジュースなどがある。 また、案内係の充実、休憩コーナー、ドリンクサービスの実施、特別価格の「自宅使用限定コーナー」も設けている。 ○…松阪市の三交百貨店は来月二日まで。“何よりおいしいもの”を最大の目標に商品を発掘。千三百二十六点のうち約百五、六十点が送料無料。 三重の特産品として伊勢市の酒徳昆布など、産地の伝統や職人の技が生きるこだわりの逸品。鈴鹿市のケーキ屋・ミルクから、シュークリームなどが入った「オリジナルギフト」も初登場。 二十四時間対応のインターネットショッピングで申し込むと県内送料が無料になる(クール便は除く)。 |
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三重の専門学校進学説明会 高校生ら進路決定の参考に |
県専修学校協会と県看護学校長会は、このほど高校生や保護者、教員などを対象にした「三重の専門学校進学説明会」を津市久居総合福祉会館で開いた。 進路決定に役立ててもらうためで、県内の体育、ビジネス、調理製菓、理美容、福祉、服飾、看護などの二十八校が参加。会場では、ネイルアートとヘアカットの体験コーナーや、おしごと広場みえの職業適性検査、国民生活金融公庫の入学ローン相談もあり、近隣の久居農林高の生徒を中心に約七十人が来場。進路の相談など、各校の担当者からカリキュラムなどの説明を受けた。 次回は二十八日午後二時から県庁の講堂で。文部科学省生涯学習政策局専修学校教育振興室・澤川和宏室長(前・県教委学校教育分野統括室長)が「専門学校をとりまく現状と課題」をテーマに講演。 その後、参加する三十一校が各ブースに分かれて進学相談会を実施。資料コーナーも設ける。 主催者は「各専門学校のブースを一堂に集めた説明会は、校内でも実施可能です。希望があれば協会へご連絡下さい」と話している。 (問)三専協TEL059(229)4070 |
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夏季営業時間は午後7時半まで 体験村さくら舎 |
津市白山町、猪の倉温泉にオープンした飲食施設「体験村さくら舎(や)」が、今月から夏季営業を始めた。 ジンギスカン、海鮮焼き、鶏ちゃんなどの材料を注文、ガスコンロを使って自分たちで調理するバーベキュースタイル。屋内外に六十二席あり、十人用の座敷も完備している。 敷地内の約二千平方bの庭園は、四季を通じて草花が楽しめ、散策もできる。 九月に体験農園が開園予定。芋掘りやシイタケ栽培など、農業体験を通して環境問題や食の大切さを学ぶもの。参加申し込みは十五日から。 営業時間は午前十一時から午後七時三十分まで。水曜定休。問い合わせ:ふよう荘TEL059(262)5888 |
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カモシカセンターに野生パトカー 三重トヨペットが寄贈 |
三重トヨペット(本社・津市)は、このほど三重郡菰野町の日本カモシカセンターへ「野生生物パトロールカー」を寄贈した。 昭和五十二年からカモシカの輸送や保護、研究調査などに役立てるため贈り続けている。今回が七台目で、ハイエースの中古車で4WD。ナンバープレートは、御在所岳の標高と同じ「1212」と、こだわった。 贈呈式は御在所ロープウエイ湯の山温泉駅前であり、キャラクターの「ゴンちゃん」も来場。川喜田久・同社社長から池田信政・理事長へゴールドキーが手渡され、「子どもたちに自然教育するございしょ自然学校≠ネどで、有効に活用させてもらいます」と、お礼を述べた。 なお同社では、レクサス四日市店を含む全二十四拠点に「介助専門士」を養成・配置した。全国カーディラーでは初めてで、障害者や高齢者にも安心して来店できる店づくりに努めている。 |
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生のウコンが評判に 松阪市の健康農園 体にいいもの提供したい |
松阪市石津町の健康農園=伊藤慶次郎取締役(53)=は、ウコンを有機栽培して全国に出荷。いつでも生のものが手に入り、人気を集めている。 ウコンはショウガ科の多年草で、国内では沖縄が原産地。父親の慶太郎さん(81)が、知り合いが「肝臓などにいい」と食べていたのに目を付け、現地へ行き種を買い付けた。以来、慶次郎さんが後を継ぎ、十五アールの家の畑で三千五百株を栽培している。 無農薬のため除草も手作業。お盆までは草がよく育ち、世話が大変だという。 通信販売(1キロ千五百七十五円〜)も行い、全国から引き合いが。去る四月には山梨県のJAから「栽培したいので種を百キロ欲しい」と依頼があった。 専用の冷蔵庫で保管しているため、秋の収穫時以外でも販売できるという。 「自然のままの生は、成分が一番吸収されやすい。今後も手をかけて、体にいいものを提供したい」と話していた。 問TEL0598(51)1294。 |
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花びんや急須など500点 安西窯みんなの作品展 |
作品発表と展示即売をする「安西窯みんなの作品展」が、このほど津市のメッセウィングみえで開かれた。 同市芸濃町北神山で窯を開く深田治志さん(六一)と津中日文化センター、みえ社会保険センターなどの受講生八十人が、約五百点を展示した。 十五回目で、十年以上の人から初心者まで幅広く、最年長は九十歳。 テーマは自由。会場には茶道具のほか、茶わん、花びん、急須の生活雑貨や動物の置物など、バラエティーに富んだ作品がいっぱい。 深田さんは「やる気と根気があれば、誰にでも出来るよう指導しています」と話していた。 受講生募集中。詳細はTEL059(265)4868へ。 |
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ハマボウの苗木を無料配布 グリーンボランティア久居が無料で |
「NPOグリーンボランティア久居」=津市久居本町、光野及道代表(71)=は、このほど同市のジャスコ久居店で県の天然記念物・ハマ ボウの苗木を無料で配った。 同店開店の十四年前、ハマボウを約百本植樹しており、それ以来毎年の行事にしている。 苗木は、光野さんの俳句仲間である松阪市上ノ庄、刀根政郎さん(86)が自園で育てたもので、市内の学校にも植樹している。 ハマボウは黄色い可憐な花が咲くが、伊勢湾台風被害で絶滅の危機にあるという。光野さんは、「多くの人に配布して、ハマボウを守る輪 を広げていきたい」と話していた。 |
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昔懐かしい映画を上映 伊勢市曽祢 進富座別館が開館 |
伊勢市曽祢、単館系映画館・進富座の別館が開館。昔懐かしい映画を上映している。 「高齢者の楽しみの場になれば」と、水野昌光代表(47)が、同市の自主上映グループ・青春キネマ館&キッズシアター実行委員会(出口聡子代表)と協力して始めた。 同館は昭和五十七年に完成。四年前に閉館したが、本館で昔の作品を上映したところ、多くの高齢者が来場した。「せっかく会場があるんだから」と、高齢者を配慮して床をスロープに改装、四十九席を設けた。 十五日から二十一日までは「いつでも夢を」、二十二日から二十八日は「上を向いて歩こう」。八月には子ども向けの「ウォレスとグルミット」をそれぞれ上映して世代を超えた住民の交流も図っている。入場料は八百円。 |
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久米、堀畑君が県代表に 将棋の全国小学生倉敷王将戦 |
津市高野尾町、豊が丘小五年・久米孝和(10)と伊勢市御薗町、御薗小二年・堀畑翔太(8)の両君は、来月五日、岡山県で開く将棋の「全国小学生倉敷王将戦」に、県代表として出場する。 このほど伊勢市本町、将棋センター「歩」で行われた県予選(日本将棋連盟県支部連合会など主催)には、県下七支部の推薦者など小学生十二人が参加。高学年と低学年の部に分かれて対局、二人が優勝した。 久米君は幼稚園の年長から将棋を。学校から帰宅すると、兄やパソコンを相手に指す。「予選の出来が良かったのでうれしい」。 堀畑君は祖父と父の影響で五歳から。同大会には二年連続で出場。「攻めるのが楽しい。夢はプロ棋士」と話していた。 同大会は、各都道府県の代表と招待選手など約百人が参加。持ち時間二十分の五回戦に挑む。 |
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「シグマソサエティ」に認定 皇學館大ボランティアサークル「たんぽぽの会」 |
伊勢市神田久志本町、皇學館大学のボランティアサークル「たんぽぽの会」が、国際ソロプチミスト三重(米山敦子会長)からシグマソサエ ティクラブに認定され、このほど認証式が行われた。 国際ソロプチミストは、管理職・専門職などによる奉仕団体。人権擁護や女性の地位向上を目指して活動。学生を対象に、優秀な奉仕団 体をシグマソサエティクラブに認証。資金などを援助している。 同会は伊勢市や鳥羽市で障害者と遊んだり、障害者のリハビリの手助けなどを続けており、メンバーは約六十人。月に三回ほど活動をし ている。 代表の山田陽子さん(文学部三回生)は「認証して頂き、とてもうれしい。これからも今まで以上に活動していきたい」と話していた。 |
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カラオケや書道など ケアハウスさわやか苑 クラブ活動が盛ん |
松阪市川井町の社会福祉法人・太陽の里、ケアハウスさわやか苑は、入居者が主体となったクラブ活動が盛ん。「生活にハリが出た」、「楽しみが増えた」など好評だという。 昨年の春、入居者の娯楽に役立てるためにアンケートをとったのが始まり。半年ごとに見直し、ニーズにあった行事を続けてきた。 今はカラオケ、美術、手芸、書道、踊り・音楽、茶道の六部。週一回、昼食後の余暇に活動し、一人二つまで入部が可能。「自分たちで考え出す喜びを感じてほしい」と、部員で内容を考え、職員は見守るかたち。 書道クラブは、十一人が所属。「筆を持つのは子どもの時以来」という人や、今でも年賀状を書いている人などさまざま。制作中はみな真剣。自室で練習を重ねている人も。 手芸部は今期に新設、書道、美術部の作品とともにロビーを彩っている。 |
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郷土愛伝え自作品発表 地元開催のコンサート好評 |
津市出身の童謡作曲家、鈴木重夫さん(64)=東京都=が主催するコンサート「歌の展覧会」がこのほど、同市の津リージョンプラザで行われ、中学時代の同級生など六百人が来場した。 三重大附属津小、中を卒業後、国立音楽大附属高を経て同大学器楽科へ。代表作「サンバのサンバ」は、NHKの子ども向け番組で人気に。最近では中高年の人生の機微をうたう作品に取り組んでいる。 この日はオペラ、ミュージカルで活躍する歌手・石鍋多加史さん、窪田晶子さん、山田美保子さんが鈴木さんのピアノ演奏に合わせ、世界各国の歌のメドレーを。自作品の発表や地元の合唱グループ「ごくらくトンボ」、津児童合唱団の賛助出演もあった。 “郷土を愛する音楽家”と称して、地元での開催に力を入れ、「元気でいる限り、三重でコンサートを開きたい」と話していた。 |
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テニスのJr.ナショナル選手に 四日市市常盤中3年の遠藤豪君 |
四日市市立常盤中三年の遠藤豪君(一四)は、今年度のテニス男子十五歳以下のジュニアナショナル選手に初選出。夏休み中にある全国大会の優勝をめざし、練習に励んでいる。 ナショナル選手は、日本テニス協会が選定。選ばれると地区予選免除で全国大会へ出場できる。 以前はサッカーをしていたが、小学四年の時、テニスコーチをしている父・一弥さんの勧めでテニスを始めた。 当初は乗り気ではなかったが、試合で勝てるようになってからは楽しくなり、中学一年で全国大会へ初出場。昨年は全国選抜ジュニア選手権の十四歳以下シングルスの部で準優勝し、日本代表としてワールドジュニア世界大会出場でヨーロッパ遠征をした。 父の指導のもと、基礎を中心に毎日二時間練習しており、フォアハンドから展開するプレーが得意。弟の実君(小六)も全国小学生テニス選手権東海大会優勝した。 8月には全日本ジュニア選手権十六歳以下(大阪)と全国中学生テニス選手権(愛知県)を控えている。 「選ばれてうれしいが、目標は二大会とも優勝することい」と話している。 |
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三重大学の情報を網羅 コミュニティー誌「MIU」を創刊 |
三重大学は、このほど学生コミュニティー誌「MIU」を創刊した。 大学・教員側から学生へ向けた広報誌は何種類かあったが、一方向でメッセージが伝わらないものが多かった。学生とのコミュニケーションを図るため抜本的に改革し、これまでの冊子を一本化した。 学生も編集委員となって取材など担当。学生の視点からデザイン性や内容を洗い直し、今年一月にプレ号も発行した。 創刊号はA4判十四ページ。一万二千部発行。学生からみたキャンパスガイドや卒業生インタビュー、クラブ・サークル紹介などを掲載。 委員長の山田康彦・同大副学長は「三重大の良さを再発見してもらい、多くの学生がかかわる紙面を作りたい」と話している。 秋に第二号を発行。学内のほか、出張授業、進学説明会などでも配布し、高校生や保護者も知ってもらう。 |
介護支援専門員試験準備講習 介護労働安定セ三重が受講者募集 |
介護労働安定センター三重支部(津市栄町)は、介護支援専門員(ケアマネージャー)試験準備講習の受講者を募集している。 今年度の試験は十月に予定されており、合格に必要な基礎知識を総合的に幅広く学ぶ対策講座。 同資格を取得している医療法人社団嘉祥会の社会福祉士・奥田隆利氏、セルア代表の看護師・野尻京子さん、ヒューマン・ケア・ステーションみえの高橋恵美子代表取締役が講師で、最終日には模擬試験をする。 日程は八月十八、二十八、九月二十一、二十九日の全四日間。定員三十六人で、受講料二万円(保険料は別途)。テキストは各自用意。 申し込み・詳細はTEL059(225)5623へ。定員になり次第締め切る。 |
郷土の食材、料理を紹介 「三重の味千彩万彩」発行 |
津市大谷町のみえ食文化研究会は、県内で採れる食材や郷土料理をまとめた「三重の味千彩万彩」を出版した。 同会は、食文化を調査して後世に残すため、郷土料理の教室や講習会などを開いている。「県下全体の食についてまとめたい」と四十二人の会員が各地を取材して執筆。五年がかりで作り上げた。 手こねずしなどの写真付きレシピ、農水産物の県内生産量、地方の伝統行事の風習も掲載。県内だけでなく大阪府からも購入者があり、発売から二週間で六百冊が売れた。 成田美代会長(63)は「情報が多く、編集に苦労したが、食材が豊かな県の良さを再発見できた。高校の家庭科などの教科書としても使ってもらえたら」と話していた。 二百七十二ページで二千円。 問TEL059(226)3131。 |
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