H18.5.10 第277号発行分
・高齢者に“真心弁当”を配食サービス
・喜寿記念に水墨画展 津市の北村さん
・料理通じ国際交流 外国人招き住民ら教室を
・日本画家 加藤佳子さんと生徒ら出品
・一般も参加し「新茶初もみ会」
・カラスの巣作りで停電多発
・介助専門士養成講習
・ボウリング国際大会で健闘
・ラオスやブータンの仏像など愛知万博での出品物を展示
・恒例「四日市萬古まつり」
・県内で初の個展盛況
・親子連れに手品披露 津市の萩原さんがボランティアで
・障害者のセーリングを支援
・東典男さんの「三回忌遺作展」
・小西蔀さんがさくら功労者に日本さくらの会から表彰を
・落ち葉を有効利用
・映画「ストーンエイジ」
・寺院や紅葉など35点
![]() |
高齢者に“真心弁当”を配食サービス 飯南町「たけのこ会」がボランティア |
市の中心部から離れた町の住民たちが、ボランティアの会を結成。老夫婦や一人暮らしの高齢者を対象に、“配食給食サービス”を始めた。「地域の人に喜んでもらえたら」との強い思いが、弁当を通じて触れ合いと交流につながり、見守りも兼ねた“温かい和”が広がっている。 松阪市飯南町の「たけのこ会」。調理が困難な人にバランスの良い食事を提供、見守ってあげたいと、丸山敏行代表(54)が立ち上がった。 広報などでボランティアを募集し、一年半前に発足した。月に一度、四十から六十代の主婦を中心に二十八人が活動し、男性も三人いる。 民生委員の調べによると、同地区の六十五歳以上のお年寄りは百八十一人。高齢化が進み、一人暮らしのお年寄りが増えている。同市社会福祉協議会飯南支所で利用希望者を募り、応募のあった五十一人分の弁当を作って原価で配送している。 同支所の調理師も協力、栄養バランスの取れた献立プランを作成。それを基に、メンバー四、五人が分担して三カ月分のメニューを考えている。 同所の産業文化センターで、二時間かけて調理しているが、“旬のものを旬に”がモットー。春はタケノコ、キャベツ、秋はうずら豆、冬はイチゴなど、季節を感じられるものを取り入れている。 目でも楽しめるようにピンク色の団子、たくあんなどを添え、色合いや盛り付けにもこだわった六品を用意。男性も慣れない手つきで包丁を手にし、利用者のことを考えながら心を込めて作っている。 家にある野菜などは各自が持ち寄り、近くの山で採れたフキ、ワラビなどを持参する人も。 出来上がりから一時間以内に手分けして配達へ。「こんにちわぁ。元気にしとったぁ?」と、手渡すだけでなく大きな声で話しかけ、世間話も忘れない。 一人暮らしで話し相手がおらず、「食べ終わるまではそばにおって・・・」というおばあさん、外に出て待っている老夫婦の姿も。おかずの量、硬さなどの要望や悩み相談も聞き、親身になって奉仕している。 弁当のふたには「体調崩していませんか?ご自愛ください」など、一言コメントを書いた紙を添付。「今までの紙、全部残してあるんよ」といった声も聞かれるという。 メンバーの辻久枝さん(67)は「楽しみにして、待っていてくれる人がいる。これが何よりうれしい」。利用者の結野鈴夫さん(74)は「ありがたいことです。涙が出るほどうれしい。毎回変わったメニューで、手作りの味は最高です」と話していた。 なお、六月八日には伊勢市の社協へ出かけ、ボランティアについて受講。メニュー案などの研修をする。 丸山代表の話 手探りで始め、試行錯誤の繰り返しでした。いろんな人の協力でメンバーも味もまとまり、利用者の喜びが最高の励みです。 |
![]() |
喜寿記念に水墨画展 津市の北村さん 風景や花など30余点 |
津市新町二、北村多美子さん(77)の水墨画展が、14日まで同市中央の三重画廊で開かれている。 墨と顔彩を使った県内の風景、身近な花や野菜など、これまでに描いた約三十点を展示。 幼いころから絵が好きで、水墨画家・村田清風氏に師事して三十年。公民館のスケッチ画教室にも十数年通っている。 一緒に住む長女の早都子さんが、喜寿を迎えた祝いに計画。「ひざが悪くて、外出がままならない」という母に、「記念の個展をしてみたら」と提案、会場の手配など準備を進めたという。 「感じたことを表現してきたが、一枚一枚に思い出が。上手下手は抜きにして、楽しんでほしい」と話している。 |
![]() |
料理通じ国際交流 外国人招き住民ら教室を |
津市白山町国際交流事業実行委員会(上村賀久代表)は、このほど同町の保健センターで国際料理教室を開いた。 料理を通じて地元の人と外国人の交流を図り、海外文化への関心を高めるためで、町村合併後初めて。 新津市に住む十七人が参加。インドネシア出身で研修生として市内の会社で働くパーノモ・ハディさん(24)に母国の家庭料理を習った。 ナシゴレン、焼きバナナなど、ハディさんの家庭のレシピを基に四品を調理。ココナツの甘い香りが漂う中、参加者は本場の味を楽しんだ。 エイリーン・バルフさん(25)は「住民と話せるいい機会になった」。主婦の杉谷理佐さん(33)は「スタミナが付きそうなものばかりで、日本との違いを感じた。家でも披露したい」と話していた。 |
![]() |
日本画家 加藤佳子さんと生徒ら出品 津で佳旺会が作品展 |
津市幸町、日本画家・加藤佳子さん(62)が主宰するグループ「佳旺会」の作品展がこのほど、市内の津リージョンプラザで開かれた。 日ごろの成果を発表するもので四回目。会員三十七人が各地の四季の風景や花、人物を題材に、明るく伸び伸びと描いた約八十点を展示した。 加藤さんは奥山芳泉氏(故人)に師事。日展や中部日本画展などで評価され、代表作は県総合文化センターや県立津高、アスト津などに収蔵。市内の津中日文化センター、下村学園で講師を務め、日本画の発展に貢献している。 「好きなものを描くのが会のモットー。日本画というと、墨絵を連想する人が多いが、それだけではない魅力を多くの人に知ってほしい」と話していた。 |
![]() |
一般も参加し「新茶初もみ会」 収穫から完成まで5時間かけて 技術伝承保存会 |
新茶シーズンに入り、「新茶初もみ会」がこのほど、度会郡度会町の宮リバー度会パークで開かれた。 県手もみ茶技術伝承保存会(中森慰会長)が、五年前から開いており、消費者にもお茶を理解してもらうため三回目からは一般も交えている。 四日市、伊勢などから十九人が集まり、会員二十五人と一緒に茶畑で茶摘みを。十五キロ収穫し、蒸し上げた茶葉を焙炉(ほいろ)五台に広げ、会員の指導で下もみ、中上げ、仕上もみ、乾燥の「手もみ製法」の工程を約四時間かけて体験。出来上がった約三キロを参加者へ配った。 また、先月二十四日には、伊勢神宮に伊勢茶を奉納。県茶業会議所・中嶋正会頭を団長に奉納団を編成し、列をなして手もみ茶二百グラムと機械製茶三キロを納め、豊作と茶業の盛況を祈願した。 |
![]() |
カラスの巣作りで停電多発 中部電力がパトロール強化 |
中部電力は、カラスの巣が原因の停電を防ぐためパトロールを強化している。 例年二月から六月にかけては巣作りと子育ての時期。四月十四日現在、三重支店管内の電柱で二千九百六十三件、送電鉄塔で二千四百七十八件の巣を発見。巣が原因で起きた停電は電柱で九件、送電鉄塔で六件。 期間中は担当部署がパトロールし、停電の恐れがある巣は撤去するが、すぐ同じ場所に巣を作り直す習性のためいたちごっこ=Bこれまで風車や釣り糸、ネットなどあらゆる策を施してきたが、慣れてくると効果がない。 また、巣の材料は針金製のハンガーも多いため、「ハンガーは屋内にしまうか、取られないよう固定を…」と担当者。また、停電の可能性のない巣は「残置中」という札を電柱に付け、ヒナが巣立つまで残しているという。 |
![]() |
介助専門士養成講習 三重トヨペット社員が受講 |
津市本町、日本介助専門員推進協会は、このほど同市の県総合文化センターで介助専門士養成講習をした。 同協会は、介助に関する知識・技術が身に付く講習を行い、高齢者の視点に立って自立支援の手助けをする介助専門士を生み出している。 今回は、三重トヨペット(本社・同市上弁財町)の社員二十八人が二日間受講。最後に検定試験を受けた。 講習では三重補助犬普及協会・多賀輝宏理事長(68)が視覚障害者と盲導犬への理解について講義。高齢者疑似体験などをしたあと、車いすから特別仕様車への移乗体験もあった。 参加者の阿野田基さん(34)は「老人ホームへの納車などもあるので勉強になった。実際に車いすに乗ると、小さな段差を越えるのも怖く、押し方も慎重にしなくてはと気づいた」と話していた。 |
![]() |
ボウリング国際大会で健闘 稲生高2年の上田広慈さん |
度会郡玉城町、上田広慈君(16)=県立稲生高校二年=が、タイで開かれたボウリング大会「アジア・インタースクール選手権大会」に日本代表で出場、九位の好成績を挙げた。 中学一年のとき、地元の知人・大橋正生さんからボールをもらったのを機に練習を開始。レーンのオイルの量などを計算し、ボールを自由に曲げられる面白さにのめり込んだという。 さまざまな大会に出場し練習開始から二年半で三百ピンを倒すパーフェクトゲームを達成。去年の県高校総体、全日本新人選手権では優勝も果たした。 高校でボウリング部に入り、週四回、約二時間の練習に励んでいる。「来年も大会に出られるようゲーム数をこなし、強くなりたい」と話している。 |
![]() |
ラオスやブータンの仏像など 愛知万博での出品物を展示 |
津市白塚町、樋口歯科医院・樋口良三院長(50)が十八日、愛知万博のラオス館とブータン館の展示物を並べた「2005年万博記念樋口友好ミュージアム」を開館する。 同院近くの所有地に横幅十八メートル、奥行き十二メートル、高さ十メートルの館を建て、ラオスの書庫とブータンの宮殿の外壁、お堂を展示。両国の文化を広め親善を図るもので、総額は七千万円。 昨年七月、新聞で出展品売却の記事を読み、万博へ五、六回通った。大きくて独特の仏教美術品に感動、購入を決めた。両国からも公開の要望があり、多くの人に楽しんでもらいたいという。 開館日時は木・日曜日の午前九時三十分から午後五時まで。入場料は三百円。十四日に関係者約四十人が集まり、落成式をする。 |
![]() |
恒例「四日市萬古まつり」 13、14日に萬古神社周辺で 廉売市や陶芸体験など 文化会館では「古萬古展」も |
恒例の「四日市萬古まつり」が、十三、十四の両日、四日市市陶栄町の萬古神社周辺で催される。 萬古陶磁器振興協同組合連合会の主催。廉売市のほか、イベント会場「ばんこ村」では萬古焼綜合コンペの表彰式(十三日)やモクモク手作りファームの料理教室、タイルプレート、光るどろだんご作り、陶芸体験(十四日のみ)、利き茶会、巨大鍋ごはん、じゃんけん・クイズ大会などの催しが盛りだくさん。十四日は県科学技術振興センター工業研究室の一般公開もあり、二日間で十〜十二万人の人手が見込まれている。 一方、同市文化会館では「古萬古展」を来月十八日まで開催。創始者の沼波弄山の作品、一時途絶えた萬古を再興した森有節、千秋兄弟の作品四十五点が展示される。 弄山が「いつまでも変わらず繁栄せよ」との願いと、自身の作品が永遠に誇りうるものと「萬古不易」という印を押したのが始まり。 色絵窓や青い発色が特徴だが、江戸時代としては斬新なオランダ文字を取り入れた作品なども。 有節の萬古は「有節萬古」と呼ばれているが、弄山とは違って、ピンク色の発色をする絵陶などが特徴。 |
![]() |
県内で初の個展盛況 京都の染色家・斎藤洋さん |
京都市左京区の「風工房」染色家、斎藤洋さん(58)の作品展「風布」がこのほど津駅前のギャラリーアスト1で開かれた。県内では初めてという。 二十代で染め物工場に勤め、二年後独立してフリーに。野外で染める「野染め」を十九年前から始め、米・ニューヨークで展示やデモンストレーションをした。 一方、ライフワークとしてHIV感染者らの生きた証しを残す「メモリアルキルトジャパン」を設立、活動に携わっている。 会場には手描き染めの春夏向け反物やショールなど百点が並び、草木染めが趣味という来場者に工程を説明。「綿の一生では、一プロセスを担当しただけ。糸を紡いだ人、織った人もいる。それを伝えながら使う人へ手渡していきたい」と話していた。 |
![]() |
親子連れに手品披露 津市の萩原さんがボランティアで |
津市安濃町、会社員・萩原善洋さん(53)が、このほど松阪市立野町のMAPみえこどもの城で「ヒロ・萩原のマジックショー」を行った。 小学六年のとき、先生がお別れ会で披露した手品を見て「どういうトリックになっているんだろう」と興味を。社会人になり、何か芸を身につけようと始めたという。 看板や大道具を手作りし、県内の幼稚園や福祉施設などをボランティアで周り、多くの人を楽しませている。 今回は百人の親子連れを前にマジック。ハンカチを傘やバナナに変えたり、自作の箱の中に入った人と入れ替わるなど、大技を繰り広げて会場は歓声と拍手がわいた。 両親と訪れた員弁郡東員町、大山夏乃さん(6つ)は「大道具がきれいですごかった。楽しくて手品が好きになった」と話していた。 |
![]() |
障害者のセーリングを支援 「セーラビリティ津」が発足 |
障害者のためのセーリング支援活動をする「セーラビリティ津」=坂本京子代表=が、先月発足した。 セーリングとアビリティの造語で、障害、年齢、能力に関係なく、誰でも自由なセーリングを楽しむ活動としてオーストラリアで始まった。 日本では七年前、大阪に操縦がしやすく、安定性に優れた「アクセスディンギー」という小型セーリングボートが寄贈されたのを機に、伊勢、岡山、江ノ島へと広がった。 津は「500万人トーチラン三重統括委員会」から三隻の寄贈があって発足。ヨット、障害者の各有識者らが指導などをサポートし、月二回津ヨットハーバーで練習をする予定。 辻ヶ堂諦事務局長(六四)は「障害者、お年寄りにヨットを通じて社会参加をしてもらい、安全に海洋スポーツを楽しんでもらいたい」と話している。 体験乗艇などの詳細は事務局TEL059(256)4727へ。 |
![]() |
東典男さんの「三回忌遺作展」 個人の意思継ぎ妻の和子さんが企画 第2の故郷・四日市で 裸婦と抽象融合作品を25点 |
北牟婁郡紀伊長島町(現・紀北町)出身の画家・東典男さんの「三回忌遺作展」が、このほど四日市市文化会館で開かれた。 子どものころから父親の彫刻を手伝う美術少年=B名古屋の陸軍幼年学校在学中に油絵を始め、戦後に金沢美術工芸大学へ進学した。 その後、東京にアトリエを設けたが、一九五五年に渡米。ロサンゼルスとニューヨークの美術学校へ通い、制作活動を続けた。 一九六四年にはアメリカ現代作家三十人展に選ばれるなど、アメリカでも評価を受け、四日市市のアートギャラリー白揚、東京セントラル美術館でも個展やコレクション展を開いた。しかし、肝炎が悪化。二〇〇四年二月、七十五歳で死去した。 亡くなる二年前、四日市で展覧会をする予定だったが果たせなかった。その代わりに…と妻和子さん(七一)=ニューヨーク在住=が遺作展を企画。交流のあった元スタッフたちが手助けした。 九十年代から亡くなるまでに制作した裸婦と抽象融合の約二十五点を展示。大作ばかりで絶筆の「#8Nude Study」も展示され、ファンや同級生など多くの人が来場した。 和子さんは「主人にとって四日市は第二の故郷。四日市での発表を心残りにしていたと思います。関係者の協力で実現でき感謝しています」と話していた。 |
![]() |
小西蔀さんがさくら功労者に 日本さくらの会から表彰を |
伊勢市二見町、伊勢パールセンター社長・小西蔀さん(六九)は、このほど東京の(財)日本さくらの会から「さくら功労者」として表彰された。 都道府県知事の推せんで、さくらの植樹、愛護、保存、研究などで功績のあった団体、個人を表彰。今回は二十団体、十七個人が受賞しているが、東海三県では小西さんだけ。 長年、さまざまなボランティア活動をしており、平成十四年、伊勢に千本桜の名所を―と「伊勢の国冬桜の会」を結成。同市朝熊町の県営サンアリーナ周辺の公園へ、フユザクラの苗木を毎年百本ずつ植樹している。 植樹会には元宇宙飛行士の秋山豊寛さんも訪れ、家族連れら三、四百人が参加。生育条件の悪い土地を改良、植樹後の肥料や固定のひもを結び直すなど、その管理は会員以外に業者、市職員、市民団体のいもっこ(小泉美智子代表)なども支えている。 一回目に植えた木は直径約十五センチ、高さ約3メートルに成長。植樹した家族が成長を見に訪れている。小西さんは「植樹に参加した子どもたちが、大人になって自分の家族などに自慢できるよう、毎年植樹を続け、心をつなげていきたい」と話している。 |
![]() |
落ち葉を有効利用 腐葉土を作り販売 |
多気郡明和町、国史跡斎宮跡保存協会は、このほど落ち葉利用の腐葉土を同所で販売した。一袋約十キロ(二百円)で、用意した三百二十袋は二十分で完売。薬品を使わず、自然のままの商品が人気を呼んだという。 斎宮跡地には、クリ、トチ、カシワなど落葉樹が多い。今まで燃やしていた落ち葉を、有効利用するため昨年一月に腐葉土作りをした。 三・六メートル四方、高さ九十センチの型枠に落ち葉を積んで、水をかけながら踏み込み、米ぬか、油かすなどと混ぜて発酵させた。 今年も来年の販売に向けて積み上げを終え、発酵段階に。吉田正司事務局長(68)は「地球に優しい自然の循環品を、土質の改善や鉢物作りなどに有効に使ってほしい」と話していた。 |
![]() |
映画「ストーンエイジ」 嬉野ふるさと会館で上映会28日 |
映画「ストーンエイジ」に感銘した有志らが、二十八日午後二時三十分から松阪市嬉野ふるさと会館で自主上映会を開く。 いじめがきっかけで引きこもりだった青年・誠也がフリースペース「ひまわりの家」を舞台に、さまざまな人と出会い、成長する物語。言葉の大切さや心の在り方について考える。出演は黒田勇樹、佐藤藍子ほか、原作・監督は白鳥哲氏。 実行グループ(中西俊幸代表)は、県外での試写会に行った会社員、主婦など六人で結成。「地味だが、素直な映画ですっと心に入ってきた。主人公の生き方や頑張る姿に励まされた」と、上映を決めたという。 「だれもが心の悩みを抱える現代。いろいろな年齢層に見てほしい」という。 前売り券千円、当日券千五百円で全席自由。問い合わせは事務局へ。小西さんTEL090(7688)6685 |
![]() |
寺院や紅葉など35点 愛好家グループ「写真なかま」が作品展 |
津市を拠点に活動する写真愛好家グループ、写真なかま(高井正博会長)は、このほど同市の津リージョンプラザで作品展を開いた。 今回で十二回目。京都や奈良の寺院、紅葉の名所、公園の夕日など、思い思いに撮影した力作三十五点を展示した。 同会は、市内の写真店に集うアマチュアカメラマンで、十数年前に結成し、男女十一人が活動。勉強会では作品を持ち寄って批評し合い、年一回のこの機会に向けて研さんを積んでいる。 同市長岡町の紀平宏さん(62)は大阪・箕面市で出会った野生猿など三点を出品。毛づくろいや授乳中の親子の愛らしい姿をとらえた。 「面白い表情が撮れて満足。批評を聞くと勉強になります。写真を始めて十五年。まだまだ。奥が深いですね」と話していた。 |
[ バックナンバー ]