H18.2.22 第273号発行分

・“使命感”で守った山間の水力発電 来年100年の中電・千草施設
・広がる子育て支援の輪
・トールペイント20点が一堂に
・書道「楽書会」が発表会
・陶芸家の岡森さんら受賞
・5個人8団体を表彰
・「安全就業推進大会」を開催
・相談助言集の本を出版
・報恩講で宝物特別展
・掛け軸やびょうぶ一堂に
・伊勢茶のペットボトルを企画・販売
・「形紙あかり」をPR
・絵画や書で生涯学習展
・来月は12日に「縁が輪サロン」
・コレクションの漆器ずらり
・若さと老い一つの絵に
・花岡小が接戦制す
・被写体に「喜怒哀楽」を表現
・交通栄誉 緑十字銀章を受賞


“使命感”で守った山間の水力発電
来年100年の中電・千草施設
生活、産業と環境に貢献
無人化前は住民らが保守
 毎日の生活に欠かせない“電気”―。現在では火力や原子力が発電の主力になっているが、県内には約百年にわたって地域住民へ電気を送り続けている「水力発電所」が三重郡菰野町千草に存在。今でも“現役”として、人びとの暮らしを支えている。このかげには、長年にわたって山間地の施設を守り抜いた関係者らの努力が…。今月は「省エネルギー月間」。自然を利用した水力発電などを見直し、環境問題を考えながら電気への将来を展望したい。

 中部電力千草水力発電所は、来年で建設百年を迎える。明治四十年、四日市市に電気を供給していた四日市電灯が、隣接市町村へ配電するため御在所岳と釈迦岳を源流とする朝明川の水を利用して造った。

 県内の中部電力管内では最も古い。水圧鉄管を水車発電機の手前で二つに分流、両側の水車を回す「横軸両掛二輪型ペルトン水車」を採用。Y形分岐管は日本初で最大出力は三五〇`h。

 その後、電気事業の統廃合が進んだが、周辺地域の生活、産業などの発展に大きく貢献した。昭和二十六年の再編成で中部電力に引き継がれ、平成二年には無人運転化。一昨年十二月には最大出力を五三〇`hに拡大した。

 水力発電は、需要変動への即応性に優れている。主に電気が一番使われている昼間のピーク供給力として発電供給するほか、一定の出力で運転するベース供給力として発電するなど、安定さも魅力。

 形式は四種類あり、ここでは川を堰き止めて、川の水を分流し、水路で下流まで運び発電する「水路式」を採用。発電所から約一・五`上流の川から取水。導水路を通過する際にごみや砂を除去、落差約百二十一bの水圧鉄管を通って発電所へ。水車による発電機の回転で発電。水は川へ戻す。

 約二百軒分の電気をまかなっているが、水不足などになると供給量が減少。このため火力と併用、遠隔監視システムと定期巡回で安全を守っている。

 無人化になるまで長年、昼夜交代で水路の保持と発電所管理にかかわってきた同地区の伊藤隆雄さん(80)と金津好雄さん(80)。落ち葉などのほか、水路に落ちたウサギやキジバトを取り除いたり、ハンドル操作で水量を調節、周囲の草刈りと、苦労が続いた。

 特に落石や落雷、台風、大雪の時は大変。台風では暗い中、通路が狭い水路を巡視、水路近くのトタン小屋に詰めて夜を過ごす。そこへ木が倒れてくるなど、危険も伴った。

 それでも、“住民、社会のため”という使命感で守り抜いた。「小さくても環境を考慮した大事な施設。これからも電気を送り続けてほしい」と、二人は今後に期待を寄せている。

 一方、同電力三重支店では省エネルギー月間に合わせ、県内の小学五年生を対象に「電気ポスター」を募集。子どもたちに▼貴重な電気を上手に使うこと▼環境や資源などを考えてもらう―ためで、三千三百六十九点が集まった。今月下旬から来月上旬に入賞者を表彰する。



広がる子育て支援の輪
NPOこどもサポート鈴鹿 情報交換や遊び場に
 子どもが被害者となる事件が多いが、鈴鹿市桜島町、NPO法人こどもサポート鈴鹿は「ファミリー・サポート・センター」を開設して“子どもの安全を守る事業”を始めた。

 同市からの委託で、急な残業で保育園へ迎えに行けない、病気で子どもの送迎ができない―など、子育てを手伝ってほしい人の要望に応じ、手助けできる人を紹介している。

 依頼者も支援者も会員登録が必要で、現在の会員は約二百五十人。事務所には集いの広場もあり、母親たちの情報交換、子供たちの遊び場としても利用されている。

 嶋かをり理事長(50)は「家の中で、一人で子どもを育てていたら母親も不安。ここに来て知り合いを増やし、手助けの輪を広げれば地域づくりにもつながる」と話していた。



トールペイント20点が一堂に
「まほうのふで」が作品展
 トールペイント仲間のグループ「まほうのふで」は、このほど津市新町の百五銀行津西支店で作品展を開いた。

 アメリカンハンディクラフト協会認定講師の資格を持つ同市の伊藤光子さん(43)、佐藤美由紀さん(44)、藤木佳世子さん(46)と松阪市の三井弘美さん(43)の四人。

 数年前、同じトールペイント教室で出会ったが、作風や趣味に意気投合。自宅で教室を開講しているメンバーもおり、集合するときは作品を持ち寄り励まし合う。グループ名は「一筆、一筆加えていくと絵が生きてくる。魔法のようだから」という。

 作品展は三回目で、カントリー調でやさしい雰囲気のある作品を二十点展示。 

 「作品づくりは、ハイライトを入れるなど立体感を出すために時間がかかるが、完成するといとおしく、かけがえのないものになります」と四人は話していた。 

 なお、伊藤さんは四月に津南が丘郵便局で作品展を開く予定。


書道「楽書会」が発表会
「斎宮の句碑」をテーマに
 楽しく書くことが目的の書道会「楽書会」の発表会が、このほど津市の三重画廊で開かれた。

 年二回開く恒例行事で五十七回目。「斎宮の句碑」がテーマで、藤澤青塘主宰が現地を訪れ句碑を見たさい、当時の人が故郷を思い出す寂しさや大変さに感銘を受けたからだという。

 幼稚園児から八十代まで約二十人が出品。門下生で伊勢市の松岡玉泉さん、伊藤秀峰さんが藤澤主宰へ送った絵手紙も展示され、「勉強の一つとして始めましたが、今では送る人を思いながら書けるようになりました」と二人。十月には二人展を開く予定。

 藤澤主宰は「書きたい!やりたい!という気持ちと、門下生らの後押しで続けてこれました。次回は夏開きます」と話していた。



陶芸家の岡森さんら受賞
三銀ふるさと三重文化賞
 三銀ふるさと文化財団(松阪市)は、文化活動を通じて地域発展に貢献した人へ贈る「三銀ふるさと三重文化賞」の平成十七年度受賞者を決めた。

 表彰式は来月十一日午後一時三十分から同市民文化会館で。式後、歌手・辛島美登里のコンサートがある。入場は無料だが、整理券が必要。第三銀行の本支店窓口で配布している。

 受賞者は次の皆さん。

 【個人の部】伊賀市上野農人町、陶芸家・岡森章さん(77)=県下陶芸界の第一人者で指導的な立場。日展で十五回入選。伊賀焼伝統産業会員として地場産業推進にも貢献している。

 熊野市久生屋町、小説家・中田重顕さん(64)=「観音浄土の海」で鳥羽市マリン文学賞を受賞。紀伊熊野の風土から生まれた人物などを通じ、熊野の歴史的価値を世に示してきた。

 【団体の部】四日市市小杉町、菊瑛会(川原フミ子会長)=昭和四十年から毎年、自主公演を開催。北勢三曲会の定期演奏会など、地域の中心的な役割を果たしている。



5個人8団体を表彰
小さな親切運動県本部
 小さな親切運動県本部(津市岩田、百五銀行内)は、このほど第四十四回実行章伝達式をした。

 社会の中に埋もれているさりげない優しさに感謝を込め、個人五人、八団体を表彰した。

 受賞者は次の皆さん。

 個人▼四日市市小生町、里忠成さん(63)=松本街道の清掃活動▼桑名市西方、水谷昭恵さん(60)=元木観音堂の内外を清掃▼桑名市長島町、市川茂さん(69)=地域の巡回パトロールなど▼員弁郡東員町、伊藤つたさん(70)=十五年間の通学路交通指導▼伊勢市大倉町、世古口勇さん(49)=豆の木グループで歌の慰問活動。

 団体▼いなべ市藤原町、いなべ市立藤原中学校=ごみのポイ捨て防止を願い、国道306号線沿いにコスモスの種まき▼桑名市多度町、富士通三重工場=幅広い地域で清掃活動

 ▼四日市市霞、東ソー四日市事業所=シドニー港道路のボランティア清掃▼桑名市松ノ木、同地区防犯パトロールボランティア=児童の下校時や夜間のパトロールなど▼桑名市西鍋屋町、同市日進地区防犯委員会=啓発用防犯たて看板の設置など

 ▼四日市市東坂部町、同町自治会=散歩道の除草作業▼三重郡川越町、中部電力川越火力発電所=高松干潟清掃活動▼津市丸之内養正町、コチャママ倶楽部=女性三部合唱などで病院などを慰問。



「安全就業推進大会」を開催
事故原因と予防法を講演
 (社)三重県シルバー人材センター連合会(津市島崎町、小畑廣次会長)は、このほど「平成十七年度安全就業推進大会」を松阪市産業振興センターなどで開いた。

 会員一人ひとりが安全意識を高め、就業事故・途上の交通事故防止のため毎年開催。四日市、名張、松阪の三会場に約六百五十人が来場した。

 松阪会場には津以南の会員二百三十人が参加。労働安全コンサルタントの森井佳積氏(65)が「ヒューマンエラーの原因には不注意、錯覚、近道・省略行為などがある。安全の大切さを再確認して業務に当たって下さい」など、事故が起きる原因と予防策を。

 松阪警察署交通官・山添重光警視は、交差点での一時停止の励行や道路横断での注意事項などを話し、会員らはメモを取りながら聞き入っていた。



  相談助言集の本を出版
カウンセリング専門学院の伊川さん
 津市桜橋、東海スクールカウンセリング専門学院の伊川義安主宰(74)は、このほど「スクールカウンセラーがすすめる すぐ役立つ子ども相談助言集」を東京の教育開発研究所から出版した。

 元小・中学教諭。大学で習った教育心理学を生かし、約四十年前、当時としては珍しい校内児童相談室を設置。悩みのある児童を催眠面接やカウンセリングにあたった。

 同市の芸濃中学校校長を退職後は、自宅などで面接・電話相談のほか教職員を対象にした研修講座などを開いている。

 今回は、十五年前に出版した処女作を現代用に改訂。内容も食事、性格、非行など十三章に整理。新たに性の相談も収録し、観点、本人の努力点、家族・教員の努力点をコンパクトに記し、一口メモも添えた。

 伊川さんは「教職員はじめ保護者にもお勧めします」と話し、春には保護者対象の研修講座を開講の予定。

 B5判二千三百十円。

 (問)伊川方TEL・FAX059(228)0616



報恩講で宝物特別展
津市の高田本山で
 津市一身田の真宗高田派本山・専修寺は、このほど「善導大師から親鸞(しんらん)聖人へ」と題して宝物を一般公開した。

 開祖の親鸞聖人をしのぶ「報恩講」に合わせて開催。国宝、重要文化財指定など十数点を展示し、研究員による解説講座もあった。

 中でも善導大師著作「五部九巻」の版本は初公開。鎌倉時代のもので現存する版本としては最古と言われ、表紙の題字は親鸞聖人直筆という。このほか、一年七カ月かけて書写した「観無量寿経集註」などもあり、来場者を驚かせた。



掛け軸やびょうぶ一堂に
県表具内装組合連合会が作品展
 県表具内装組合連合会(村田義行会長)は先月、松阪市文化財センター(同市外五曲町)で表具作品展を開いた。

 表具の魅力や表具師の仕事ぶりを広めるもので、今回で十九回目。一級技能士の資格を持つ会員が手がけた掛け軸やびょうぶ、額、ふすまなど約六十点を展示。愛好家らは熱心に見入っていた。



伊勢茶のペットボトルを企画・販売
四日市商高生 茶摘みやラベル意匠も
 県立四日市商業高校三年生の生徒らが企画、販売している伊勢茶ペットボトル「おいしくってほれ茶った」の販売実習が、先月十九日に四日市市采女町、四日市南自動車学校で行われた。

 課題研究の授業で、知的財産班と販売実習班に所属する十一人が茶摘み体験から試飲、ラベルのデザイン、販売までを企画。昨年八月から一本百五十円で販売している。

 地産地消の考えから、四日市市の名産・伊勢茶に注目。同校教諭、世良清教務部長(47)の指導で生徒らが議論して商品化を実現させた。世良教務部長は「活動を通じて地域を大事にし、郷土への愛着も育ってほしい」と話している。

 卒業を控えたメンバーの菅野奈々絵さんは「発表論文は大変でしたが、自分たちで作り上げるという経験ができ、充実した一年でした。商品が今後も残ってほしい」。加藤千明さんはこの活動を機に、製造を引き受けた会社に就職が決まり、お茶の勉強も役立ったという。

 なお、商品は三月ごろまで県庁と同市総合会館のそれぞれ売店で常設販売されている。



「形紙あかり」をPR
伊勢形紙協同組合 24日から京都で展示
 経済産業大臣指定伝統的工芸品用具、伊勢形紙の新商品で暖かいイメージのインテリア用ライト「形紙あかり」。経済産業省の産地プロデューサー事業として伊勢形紙協同組合が開発に取り組み、約二年前から販売しているが、多くの人に知ってもらうため、二十四日から二十六日まで京都市左京区、みやこめっせ(同市勧業館)で開催する伊勢形紙展2006に出品する。

 伊勢形紙は鈴鹿市に伝わり、着物を染める型として利用されてきたが需要が減少。次世代に伝承するには後継者育成だけでなく、需要の新規開拓が必要―と、同市の協力などで開発した。

 形紙あかりは、電球を形紙で囲ったデザイン「流」「静」「動」の三種類で、図柄は約三十種類。すべて職人の手作業で彫られる。昨年九月ごろからは同市旅館業組合の協力で市内の旅館などにも飾られている。

 同協同組合、河合益男理事長(64)は「より多くの人に伊勢形紙を理解してもらえたら。その中から職人が現れたらうれしい」と話している。

 この三種類のほかにも、見本として石川県の山中漆器の枠組みに張り付けたもの、愛知県岡崎市の石細工にはめ込んだものなどがあり、鈴鹿市伝統産業会館に展示されている。

(問)同協同組合TEL059(386)0026



絵画や書で生涯学習展
県退職教職員互助会津安芸地区
 県退職教職員互助会津安芸地区の「第十九回生涯学習展」が、このほど津市の津リージョンプラザで開かれた。

 趣味を楽しむ会員の発表と親ぼくの場で、会員・配偶者約百人の作品展示と、短歌やエッセーなどを収録した文芸冊子も販売した。

 絵画や写真、書道、美術工芸などさまざま。このうち日間賀恭子さん(67)=同市片田新町=は、花のタペストリーを展示。花を変えれば一年中楽しめる一作で「一針一針、手縫いで時間もかかりますが出来上がりが楽しくて…」と魅力を。

 最年長出品者で同展を提唱した富内英一さん(87)=同市大谷町=は六十歳から油絵を。県展にも入選した腕前で、今回は尾瀬湿原のスケッチを元に制作。水の流れ、花の美しさを表現。「毎日六千歩の運動と、栄養に気を使った食事を心がけている」と話していた。



来月は12日に「縁が輪サロン」
 市民活動している人を招いて交流する「縁が輪サロン」が、このほど津市大門の津市民活動センターで開かれた。

 昨年度からの行事で、今回は薬物依存症の民間リハビリ施設・三重ダルクの市川岳仁ディレクター、青山大介さんをゲストに迎えた。

 市川さんは「未来や希望なんて無いと思っていたが、ダルクと出合ったおかげで元気になりました」、青山さんは「コンプレックスから開放されたくて高二で薬を。必死でやめようとしても出来なかったが、薬物を使わずに生きる希望を見い出しました」などと、経験や現況を話した。

 このあと参加者と意見交換した。

 次回は三月十二日の午後一時三十分から。仲間づくりと安全で豊かな地域をつくる「高野おやじの会」=津市一志町高野=のメンバーがゲスト。

 (問)TEL059(213)7200



コレクションの漆器ずらり
生活に役立つ使い方提案 津市の長谷川さん
 津市一志町高野、長谷川實さん(67)は、このほど長年収集した漆器などを並べた「暮らしに活かす器展」を、市内の松尾表具店ギャラリーで開いた。

 長谷川さんは名古屋市の漆器卸会社に約四十年勤務。全国各地の伝統工芸品に触れ、仕事の傍らで収集してきた。

 「最近では手入れの仕方を知る人も少なく、せっかく揃えてもしまい込んでいる人が多い。本物の良さを伝え、日常生活で気軽に使ってほしい」と企画。輪島塗、越前塗、山中塗など百十点を展示した。

 会場では盆を大皿に見立てたり、汁わんを花器に使ったりと、生活に役立つ漆器の使い方を提案。漆器を持参して、手入れ方法をたずねる来場者もいた。



若さと老い一つの絵に
津東高教諭 倉岡雅さんが個展
 津東高校教諭・倉岡雅さん(53)=津市美里町=は、このほど同市の三重画廊で個展を開いた。

 女性を描いた近年の作品と、ファイルに閉じた素描画も合わせて約四百点を展示した。三重大教育学部美術科で絵を学び、美術を始めて三十五年。当時は抽象画を描いていたが、無の状態から物を生み出す苦しみを味わい、四年前から具象画を。

 女性と共に鏡、骨を描いたものが多い。割れたら無くなる鏡で虚像の世界を表現。みずみずしさが残る若い女性と骨を対比させ、老いや普遍的な時間の流れを伝えている。

 昨年十月、東京の独立美術展に出品した「女―鏡」で佳作賞を受賞。「共感を呼んだり、入賞で評価してもらい励みになった。今後は鏡の中に社会性などを入れ、作品の幅を広げたい」と話していた。



花岡小が接戦制す
松阪市小学校サッカー大会
 松阪市内の小学校対抗のサッカー大会が、このほど同市高須町公園のグラウンドで行われた。

 松阪中央ライオンズクラブ、同市教育委員会主催で今回で二十回目。十九校の出場選手は元気にボールを追いかけていた。

 決勝戦はPK戦までなだれ込む混戦。花岡小が徳和小を5―3で破って優勝した。上位チームには、同クラブ結成二十五周年を記念した特別杯などが贈られた。

 花岡小の馬場達也主将(12)、中山修一郎副主将(12)は「最高にうれしい。全員一丸となって戦えた」と話していた。

 成績は次の通り。

 優勝=花岡小▼準優勝=徳和小▼三位=松尾小、山室山小。



被写体に「喜怒哀楽」を表現
柴川さんら「写楽五人写真展」
 写真仲間五人のグループ展「写楽五人写真展」が、このほど桑名市広見ケ丘、ギャラリー・茶房「花ごよみ」で開かれた。

 約十年前、同市内の写真サークルで知り合った柴川正雄(70)=大山田六丁目、白木正治さん(67)=大山田八丁目、中川道夫さん(80)=野田四丁目、岩田一さん(54)=千代田町、藤田幸造さん(64)=星川=の五氏。

 気の合う五人で協力。ギャラリースペースを持つ喫茶店を会場に、好きな作品を出展した。

 富士を題材にした「赤富士」、西明寺(滋賀県)の古道、バリ島のバロダンス、吉野の桜、ひまわりなど約三十点で、被写体に喜怒哀楽を素直に表現したという。



交通栄誉 緑十字銀章を受賞
三重名鉄タクシーの森本臣紀社長
 松阪市末広町、三重名鉄タクシーの森本臣紀社長(64)は、このほど交通栄誉緑十字銀章を受賞した。

 警察庁長官と全日本交通安全協会長が表彰。銀章は二十年以上無事故無違反で、交通安全運動の貢献者。

 森本社長は、交通に携わる者として交通事故防止に役立ちたいと、十年前に県内で初めて代行運転を開始。その後も子どもたちの自転車搬送サービス、防犯対策のため銀行・コンビニ車両待機などを導入してきた。

 「評価を頂きありがたいです。これからも飲酒運転、事故撲滅のためできることをしていき、業界あげて安全で安心な車社会を目指したい」と話している。

 なお同社は、さる十四日のバレンタインデーに女性ドライバーから男性利用者にチョコを贈るサービスを展開した。


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