H17.10.12 第268号発行分


・茶園の防霜ファンは三重生まれ
・「ぬくいさんとうふ」が人気
・カフェで手作りが好評
・世界キルトコンテストで奨励賞
・ハーブでケーキ作り NPO植物セラピー普及協会
・一般公募審査員も参加 亀山で伊勢茶品評会審査会
・就職向けパソコン教室 三重短大 ワードやエクセル
・時代はペーパーレス 理工産業がセミナー開く
・サンルームなど好評 東万で総合フェアが盛況
・国際交流の拠点完成
・世界記録を更新中 鳥羽水族館 ジュゴンの飼育で
・社会の現状を絵画に
・「B―チャレンジin白子」が開店
・長太の大楠を守ろう
・感謝の心でペット供養祭
・久居文化芸術賞に輝く
・「Aコープくしだ」が新築移転
・ウォーターボーイズ選手権でV2
・グランツが5周年ライブ
・福祉用具専門相談員講習会の受講生募集
・ロータリーをPR


茶園の防霜ファンは三重生まれ
亀山市の故横山俊祐さんが開発
妥協許さない“技術者魂”
日本の茶産業に大きな貢献
 三重県の茶産業は、静岡、鹿児島に次いで全国第三位の“お茶どころ”。全国の品評会で、何度も農林水産大臣賞を受賞するほどの高品質を誇っている。しかし、せっかくのいいお茶も、四月下旬から五月上旬にかけての晩霜が大敵。「八十八夜のわかれ霜」と呼ばれ、新芽がやられると、新茶は全滅。大損害を受けていたが、一人の研究員による開発で防霜ファンが誕生。現在では全国に普及し“百年間で最も茶産業に貢献した技術”として表彰されている。

 この人は亀山市羽若町の元県農業技術センター・茶業センター場長の横山俊祐さん(故人)。三重県農林専門学校(現・三重大)卒業後、県農林水産部農業改良課を経て、県農林試験場茶業分場へ。以来“お茶一筋”の人生を歩んだ。

 「研究室にこもるのではなく、いつも現場に出る“現場第一主義”。研究に対する姿勢は非常に厳しく、妥協を許さない人だった」と、関係者は話す。

 ファンが出来たのは昭和四十五年。これまでは「こも」をかけたり、古タイヤやまきを燃やして煙を出すなど、対策をしてきたが重労働のわりに効果があまりなく、生産の不安定さが続いた。

 前日が無風快晴で、夜気温が低くなって起こる「放射冷却現象」のとき、夜露が凍るのが霜の原理。横山さんは「地表の温度を氷点下にしない」方法を模索した。

 ここでヒントになったのがたき火の煙。無風快晴の朝、煙は一定の高さまで上がると横へたなびいた。「これは何かの層があるはず」と疑問を持ち、早朝からさおに付けた温度計を持って地上五メートル、十メートルなど高さを変えて測った。

 その結果、地上六メートルから八メートルに暖かい空気の層“逆転層”があるのを発見。「これを下ろせばいいんだ」とひらめいたという。さらに調べると、無風でも気流があり、それに向かって風を送れば成功すると確信。何度も挑戦してベストの角度を見い出し、直径約六十センチのファン一号機が生まれた。

 成功した研究結果も、業界では過去に扇風機を使った試験で、悪影響だったと判断されていたためなかなか研究発表が出来なかったという苦い経験も。それでも県の新技術導入資金の援助を受け、五カ所で試験導入すると効果はてき面。



 実証試験を一緒にしたという県茶業会議所・小笠原一城技術参与(60)が、「朝の二時、三時に起きて調査をするのはつらく、茶畑に転げ落ちたメンバーも。それでも横山さんの“技術者魂”に脱帽し、ついていきました」と話す。やがてメーカーや農家の注目を集め、普及へと広がった。



 県内でも十数年前から急激に導入され、今では全国70%の茶園に。さらに、りんごやナシ、アメリカカリフォルニアのオレンジ栽培などでも利用され、なくてはならない存在になった。



 平成五年の農業試験研究一世紀記念会では「最も効果があって、産業に貢献した研究」として表彰され、同十四年には、県民功労賞を受賞。ようやく功績が評価されたが、翌年の二月に八十歳で死去した。



 県茶業会議所・高瀬孝二常務理事(69)の話 防霜ファンなしでは、安定した茶業は考えられません。農家のために大きな成果を残してくれた横山さんに感謝しています。



「ぬくいさんとうふ」が人気
白山町の「耕房よってかんせ」
“おふくろの味”を提供
 一志郡白山町の農産物直売所・ぬくいの郷で販売している「ぬくいさんとうふ」が、毎日完売するほどの人気。町の新しい名物になっている。

 地元農家の六十歳代女性でつくる「耕房よってかんせ」のメンバーが、今春から販売を開始。▼町内の転作田から採れる大豆「オオツル」の需要▼町の豆腐屋の復活▼特産品の「一揆みそ」とならぶ商品に―と手がけた。

 商品名の「ぬくい」は、町の伝説と「あたたかい」という意味の方言から付けた。

 地元の豆腐職人から手ほどきを受け「おふくろの味」「昔ながらの豆腐屋さんの味」をイメージして製造。大豆の浸漬時間の読みや手で寄せる工程には苦労するが、愛情はいっぱいという。途中に出来るおからは、地元の青年農家が大豆栽培のたい肥に利用している。

 一日限定百五十個。うち百個は町内の注文宅へ配達。直売所では午前十時三十分ごろから販売しているが、クーラーボックス持参の遠来客も。

 中川淳子代表(60)は「食の大切さ、スローライフを再認識してもらいたい。これからも農家のおばあちゃんパワーでがんばります」と話していた。

 一個(四百グラム)百八十円。水曜休。(問)TEL059(262)7557



カフェで手作りが好評
女性グが体験教室を企画
 おしゃれなカフェで、簡単な雑貨を手作りする体験教室「ワンデイレッスン」がこのほど、久居市野村町のジェンテで行われた。

 津市などの女性三人によるイベントユニット「ハニードロップス」の主催。二十、三十代の女性を対象に「友達づくり、趣味、リフレッシュなどのきっかけになれば」と先月から月一回開いている。

 この日はパッチワークで作るアクセサリーピローに取り組み、完成後はお茶を飲みながら交流した。平岡千帆代表は「子育てや仕事を離れ、一人の女性として集まり、参加した人が何かを見つけられる場所にしたい」と話す。

 今日十二日も午前十時から二時間、同所で実施。見学も可能。今後の日程はホームページなどで知らせていく。


世界キルトコンテストで奨励賞
鈴鹿市の阪本さんが最年少で
 鈴鹿市国府町、阪本菜々美さん(7つ)=国府小一年=が、世界キルトカーニバル名古屋2005「世界キルトコンテスト」で奨励賞を受賞した。

 世界二十一カ国から四百二十一作品が寄せられ、幼児から高校生までを対象にした「未来のキルターズ部門」で最年少(当時六歳)。

 近所に住む祖母、平野春美さん(69)がパッチワークをしていたため、興味を。二歳のころ、一緒にミシンをかけ、針や糸も使うようになった。祖母からプレゼントされたタペストリーを見て「私も作りたい」と挑戦した。

 好きな絵を描いてデザイン。半年かけてタペストリー「とりとわたしのおしろ」を完成させた。おもちゃのビーズをお城の屋根に付けたり、黄色やピンクなどの布を縫い合わせた色鮮やかな作品で、初めて応募した。

 「ピンキングバサミで、葉の輪郭を一枚ずつ切るのは硬くて大変だったけど、楽しかった」と奈々美さん。母親の朋美さん(33)は「祖母の影響が大きいですね。作品には鳥になりたいという娘の夢が表現されているようです」と話していた。



ハーブでケーキ作り
NPO植物セラピー普及協会
 NPO植物セラピー普及協会=度会郡御薗、西村博子代表理事(54)=は、このほどハーブを利用したケーキ作り教室を初めて開いた。

 同協会は、植物で癒しや食欲増進、冷え性などを改善する「植物セラピー」を講習などで広めている。

 今回の教室には七人が参加。植物アドバイザー・中東恵美さん(46)の指導でミント入りシフォンケーキ作り。ホットプレート、炊飯器を使い、約二十分で作り上げた。

 参加者の木村委左代さん(49)=多気郡明和町=は、「味、香りで心身共に落ち着いた。ハーブのいろんな効能も知り、勉強になりました」と話していた。

 今月二十日には第二回お菓子作り教室を開く。(問)TEL0596(31)0887。



一般公募審査員も参加
亀山で伊勢茶品評会審査会
 第三十三回伊勢茶品評会審査会が、このほど亀山市の県科学技術振興センター茶業研究室で開かれた。

 栽培農家が、五月初旬の八十八夜前後に摘み取った一番茶の出荷茶葉から保存した見本採取一`を審査。今年は普通煎茶九十六点、深蒸し煎茶三十七点、かぶせ茶六十五点が集まった。

 茶葉の形、色、つやの外観審査と、滋味、香り、茶湯の色を評価する「官能審査」と茶の成分分析、茶商による価付けの総合点で評価した。

 また、昨年から伊勢茶に関心を持ってもらうため、一般公募で体験審査員を公募。今年も九人が集まった。

 参加者らは評価対象にはならないが、関係者に教えられながら審査を体験。鈴鹿市の加藤とも子さん(59)は「細かい審査にびっくり。勉強になりました」、四日市市の廣田耕一さん(62)は「審査を体験してお茶がさらに好きに…」と話していた。

 各部門の一等一席は次の通り。

 ▼普通煎茶=グリーンつばき(住田善昭代表、鈴鹿市)▼深蒸し煎茶=深緑茶房(松阪市)▼かぶせ茶=鎌田守喜(四日市市)



就職向けパソコン教室
三重短大 ワードやエクセル
 津市立三重短大(上野達彦学長)は、就職対策の一環としてこのほど「パソコン教室」を開いた。

 二十四人の学生が十日間にわたり、ワードやエクセルを学び、日本語文書処理技能、コンピュータサービス技能評価試験表計算部門三級の取得をめざした。

 講師は同市広明町、学校法人・太陽学園、サンコンピュータビジネス専門学校の山野珠実さん(32)。表計算のデータ移動などを習得した。

 法経科・阿部美子さん(20)=四日市市天カ須賀=は「今はパソコンの時代。危機感から受講したが、講習で自信がついた」。生活科学科・楠伊紗さん(19)=伊勢市船江=は「短期で技術・知識が身につくのでうれしい。就職に役立つよう資格を取得する」と話していた。



時代はペーパーレス
理工産業がセミナー開く
 企業内の紙の使用を減らし、経費削減につなげる“ペーパーレス”。そのセミナーが、このほど四日市市九の城町、理工産業(株)で開かれた。

 リコー中部(株)マーケティング本部販売戦略部DS販売推進グループ兼画像・IO販売推進グループのアシスタントマネジャー・上野圭さんが講師。

 コスト削減、保管スペースの確保、作業の効率アップ、情報の共有化などペーパーレスのメリットを紹介。ファクス送受信に関する取り組みや事例を紹介した。

 実演もあり、参加者は「ファクスの受信時も、パソコンの画面で内容を確認できると、初めて知った。迷惑ファクスは紙がもったいないので、参考にしたい」と話し、熱心にメモを取っていた。



サンルームなど好評
東万で総合フェアが盛況
 庭やエクステリアに関する商品を、一堂に集めた「ガーデン&エクステリア総合フェア2005」が、このほど四日市市羽津甲のオーストラリア記念館で開かれた。

 津市丸之内・造園芸業専門店の東万=鈴木恭一社長=が「ワンランク上のさまざまな商品を見て、住まいづくりに役立ててほしい」と主催。こうした企画は県内で初めてという。

 メーカー二十数社が参加して、門扉やカーポートなど主力商品を展示販売。英国製サンルームやガーデンルーム、日よけに人気が集まり、それを取り入れたモデルガーデンには多くの人が注目。庭造りの悩みに答える相談会もあった。

 二日間にわたり、家族連れなど約三千人の来場者でにぎわった。



国際交流の拠点完成
三重大にサロンがオープン
 三重大(豊田長康学長)の附属図書館二階に国際交流サロンが開設された。

 同大学には中国はじめ三十二カ国から二百七十九人が留学。母国の文化情報の収集、日本人学生との交流の場として設け、一般にも開放している。

 サロンは約三十平方b。米雑誌「TIME」など五カ国十種類の雑誌、中国語の新聞「人民日報」などが閲覧できる。八カ国語の言語に対応したパソコンも二台設置されている。

 管理者の学術情報部国際交流課・石川新次課長(55)は「相互の文化理解を深め、国境を越えた人の和が、ここから広がっていけば」と話している。

 今後、外国人登録の手続きや買い物など、留学生のサポートをしているサークル・寺子屋(同市、廣田知加子代表)の懇談の場としても利用される。



世界記録を更新中
鳥羽水族館 ジュゴンの飼育で
 鳥羽水族館(鳥羽市鳥羽)が、国際保護動物「ジュゴン」の世界飼育記録を樹立・更新している。

 雄のじゅんいちは今年で二十五年、雌のセレナは二十年になり、同時飼育も世界で初めてという。

 浅野四郎飼育研究部長(56)=伊勢市大湊=は、飼育当初から携わってきた。

 何もかもが手探りで、えさについても確かな情報はなく、海草のアマモを海に潜って採取。食料として与えるなど、スタッフ総出で育てた。

 懸命な努力で二頭はすくすくと育ち、全長は二bを超え、体重も三百`に成長。

 「世界初の赤ちゃん誕生までもう一歩。さらなる夢実現のため今後も研究を続けたい」と浅野さんは話していた。



社会の現状を絵画に
伊勢高の増田教諭が作品展
 伊勢市藤里町、伊勢高校教諭・増田典彦さん(41)は、テンペラで描いたメッセージ性の強い作品を毎年、独立展に出品。県展で県知事賞を受賞するなど活躍。このほど津市の三重画廊で展示会を開いた。

 大学時代から絵を描き、三十歳からテンペラ画を。二年に一度はスペインなどにも出掛けている。

 約十年前、子どもが被害者となる異常な事件が相次ぎ、その不安感をテーマにした「疑似ゲーム」と題した作品は、ブランコで遊びながら、恐怖を感じている子どもの姿を表現している。



「B―チャレンジin白子」が開店
NPO「すずかのぶどう」が白子駅前に
福祉施設の手作り品など販売

市民団体活動にも利用

 福祉施設の手作り品の販売、パソコン講習などをする店「B―チャレンジin白子」が鈴鹿市白子駅前にオープン。駅前西商店街の空き店舗を借り、地域活性化も期待されている。

 NPO法人・市民ネットワーク「すずかのぶどう」が運営。数年前から授産活動活性化特別対策事業の一環で、アスト津でも施設の製品を販売している。

 県内の三十五施設で作られたビーズアクセサリー、牛乳パックをリサイクルした座いす、和紙製のはがきやブックカバーなどのほか、みえユーモア発明クラブの発明品などさまざまな物を展示販売。経済的に貧しい国の生産者に、売り上げが直接還元する「フェアトレード」方式の雑貨類も置いている。

 一方、市民活動団体などが利用できるようにスペースを貸したり、パソコン講習を。同商店街には喫茶店がないため、ネパールのコーヒーを一杯百円ほどの寄付で試飲できるセルフカフェもある。

 事務局の佐藤貴宜さん(31)は「空きスペースを利用する団体や作品を展示したい人を募集しています」と話している。

 日曜日定休。(問)すずかのぶどうTEL0593(87)0767。



長太の大楠を守ろう
「おおくす保存会」が発足
 樹齢千年以上で、県の天然記念物に指定されている、鈴鹿市南長太町の「長太の大楠」。これを守る「おおくす保存会」が同地区住民らで結成された。

 直径約二・六メートル、高さ約二十三メートルの大樹。通称「一本木」で住民に親しまれ、全国大楠百選の一つにも選ばれている。かつては大木神社があり、沖からも見えるため漁師は陸に帰る“目印”にもしていた。

 だが、伊勢湾台風で枝が被害に遭い、数年前には根元が腐食。樹木医が樹勢回復の手術をしたが、昨年の台風、日照り、光化学スモッグの影響で再び衰え、地元自治会の有志で手入れをしてきた。

 わずか数人のため保存会の必要性を感じ、メンバーを募集。南長太町第一自治会長の杉野博祥さん(65)を代表に六十五人が集まった。

 先月行われた発足式の後、根が張る周囲へ保水用のわらを敷き詰める作業を。わらも近くの農家が提供してくれた。

 地元の長太、箕田両小学校では、この木にまつわる話や昔の様子を調べたり、作文など学習教材に利用している。

 杉野会長は「この木は“地域の宝”。次世代に残したい」と話している。



感謝の心でペット供養祭
津市乙部の時宗真光寺で

 動物たちの霊を慰め、ともに過ごしてきたことに感謝する「ペット供養祭」が先月二十三日、津市乙部の時宗真光寺で営まれた。

 三重県愛玩動物飼養管理士会主催で二回目。同会の楠本康子副委員長(30)が「動物愛護週間の恒例行事として今後も行っていきたい。感謝の気持ちを込めてお祈り願います」とあいさつ。佐野尚然住職(41)の読経の中、参加者らが焼香。持参した生前の写真、ペットフードやおもちゃなども祭壇に供えた。

 参加した女性は「十三年間飼っていた犬が死に、この機会に弔いたいと思いました。これで気持ちが楽になりました」と涙ぐんでいた。

 同寺は動物之供養塔を建てたばかり。入魂を意味する開眼供養もあり、遺骨を預かってから専用の場所へ納骨できるように計画している。 



久居文化芸術賞に輝く
俳人の光野さん 著書に自然と風土つづる

 文化芸術の分野で、優秀作品に贈る平成十七年度久居文化芸術大賞に、俳人・光野及道さん(69)=久居市本町=の著書「久居の自然と風土をつづる」が選ばれ、このほどポルタ久居で授賞式が行われた。

 幼いころから俳句に親しみ、その後伊藤柏翠氏らに師事。現在は「NPO俳句みえ」を主宰し、会員約三百人を指導。ホトトギス同人、日本伝統俳句協会参事。

 同著は、平成五年に創刊した俳誌「初時雨」の百五十号を記念したもの。小学校時代の友人四人が、俳句に水彩画や写真などを添える形で参加した。

 光野さんは「市町村合併を前に、何か残しておきたいと思った。受賞は光栄ですが、久居がなくなることを思うと寂しさも。今後は、県下の風土記をまとめたい」と話していた。

 この賞は、久居開祖藤堂高通公顕彰会などの主催。高通公生誕三百五十年を記念して平成六年に制定。これまでに歌人、声楽家、陶芸家など九人が受賞している。



「Aコープくしだ」が新築移転
JA松阪が松阪市豊原町に
 JA松阪の「Aコープくしだ」が、さる一日松阪市豊原町に新築移転した。

 県道鳥羽・松阪線の拡張でJA松阪本店北側へ移動。店舗面積約千平方b、駐車百六十台と前店舗より拡張させた。

 “地産地食”をキーワードに、松阪肉ブランドのほか、組合員の採れたて農産物を販売する「ファーマーズマーケット」の拡大、、その場で精米して販売する「JA松阪コシヒカリ・いまずり米」を。同じく経営するAコープくろべで人気の電子イオン水サービス(初回時専用タンク代のみ負担)もある。

 営業時間は、午前十時から午後九時まで(土日祝は午前九時開店)。



ウォーターボーイズ選手権でV2
鈴鹿高専シンクロチーム
 鈴鹿市白子町、鈴鹿工業高等専門学校のシンクロチームが、先月東京で開かれた「第二回全国高校ウォーターボーイズ選手権」で二連覇を達成した。

 出場したのは、水泳部員と有志の十三人。昨年優勝のメンバーが全員抜けて一からのスタートだったが、各校からのライバル視、周囲の期待、連覇への重圧…と環境は厳しい。その中で、昨年のメンバーだった岩田裕大君(四年)が演出の考案や演技指導などをサポートしてくれた。

 七月中旬から始まった練習は夏休みを返上。昨年兄が出場したというジャンパー・石川恵太君(二年)は「二回転に失敗して目の下が切れたことも」と厳しい練習を振り返る。

 大会では、ロボットダンスを取り入れた斬新な演技を披露。出番までは緊張したが「先輩たちが客席から盛り上げてくれた」と小西啓太君(一年)。本番では元気いっぱいに演じ、構成力、演技力が認められ、連覇を達成した。

 キャプテンの植田悠也君(三年)は「夏休みはつぶれたけど、それ以上のものを得た。自分にとって“熱い”夏でした」と話していた。



グランツが5周年ライブ
一緒に歌う参加者を募集中
 亀山市を拠点に活動するゴスペルグループ「グランツ・ゴスペル・クワイア」は、来月十三日に結成五周年の記念ライブを津市の県文化会館で開催。出演したい一般参加者を募集している。

 同グループは小学生から中高年まで八十人で、米国のキリスト教音楽・ゴスペルを歌って県内外のイベントや祭りに出演。音楽の魅力を伝えている。

 一般との共演は五周年の特別企画で、気軽にゴスペルを楽しんでもらうため。来月六日、同所で行うワークショップに参加することが条件で、そこで練習した二曲を当日の最終ステージで、メンバーと一緒に披露する。

 申し込みは一日までに事務局へ。年齢、経験は不問。定員百人。参加費は一般四千円、学生三千円(テキスト代、ライブ参加費を含む)。

 ライブは午後五時開演、入場料七百円。

 (問)事務局TEL090(9923)9307



福祉用具専門相談員講習会の受講生募集
 学校法人・太陽学園、サンコンピュータビジネス専門学校(津市広明町)は、福祉用具の専門家を養成する「厚生労働省指定・福祉用具専門相談員講習会」の受講生を募集している。

 福祉用具貸与(レンタル)事業などを行う場合、各事業所に配置が義務付けられているもので、福祉関係への就職や家庭での介護にも役立つ資格。

 同校が厚生労働大臣の指定を受けて開講。今年度は二回目。

 会場は松阪市大塚町の情報館太陽。十一月十九、二十、二十六、二十七日、十二月三日の全五日間で午前九時から午後七時まで。

 所定の四十時間で医学、介護に関する基礎知識や選び方、使い方などを習得。修了者には修了証書と証明書が交付される。

 受講料三万円。定員は三十人。定員になり次第締め切る。

 申し込み・問い合わせは太陽学園TEL059(225)6253、同学園松阪事務局TEL0598(51)6226



ロータリーをPR
フェスタin津 来月5、6日に津競艇
 ロータリークラブの活動を知ってもらおうと多彩な催しをする「ロータリーフェスタin津」が来月五、六両日、津市の津競艇で開かれる。

 三重、岐阜両県八十のロータリークラブで構成する国際ロータリー第2630地区(川喜田貞久ガバナー)の主催。毎年行う地区大会に合わせ、人道的奉仕をはじめ国際交換留学や職業訓練の支援など、活動を一般にPRする。

 紹介パネル展示のほか、県内の特産品が集まる物産展、各地のクラブが推薦する伝統郷土芸能の披露、高出力ボートのショーなど盛りだくさん。事務局は広く来場を呼びかけている。

 日程は次の通り。

 両日=地産地消大物産展、おらが自慢の郷土芸能大会、フリーマーケット、東海地区アマチュアボートレース選手権大会、わいわいちびっ子ランド、白バイ・パトカー・消防はしご車・耐震車などの展示と乗車体験▼五日=ふれあいチャリティーバザー▼六日=F1パワーボートデモンストレーションショー、よさこいソーラン


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