六月の紙面で高速道路のサービスエリア(SA)、パーキングエリア(PA)で使える買い物券を読者プレゼントしたところ、たくさんの応募が寄せられた。ファンの多さに驚いたが、今どきのSA、PAの充実ぶりにも驚いた。ただのトイレ休憩では終わらない
▼一風変わった土産物といえば、中央道・駒ヶ岳SA上りの「ダチョウの卵」(五千八百円)。地元でとれた重さ一・二`c、二十人前の卵焼きが作れる。また名神高速・多賀下りにあるご当地アイスクリームコーナーで、愛知県代表の「みそカツ丼アイス」はいかが。本物のみそかつとご飯が入っている
▼エリアで働く人の思いが形になった商品も。東名高速・富士川上りの「マンゴープリン」は、菓子作りが好きな女性スタッフが考案したこだわりの逸品。土、日曜のみ個数限定だったが、リピーターの声で今月から毎日販売。県内の東名阪道・御在所上りでは、店長が開発したキャラクター「はまぐりマン」が人気。キーボルダーはキティちゃんとの特別モデル≠ワで登場
▼コンビニエンスストアはじめ、コーヒー、ドーナツ、デザートなどの専門店も続々オープン。ドッグランや国定公園が隣接するSAも。高速道路でも街と同じサービスが利用できる標準化と、地域ならではの個性あるエリアづくりが課題という
▼夏の行楽シーズン。くれぐれも安全運転≠ナ楽しい味覚の夏を過ごしましょう。
(編集委員 福家 明子)