もうすぐゴールデンウイーク。今年は曜日の並びから、一週間近い“大型連休”となる企業もある。車で遠出旅行の計画を立てている人も多いのでは
▼連休になると、県外ナンバーの車をよく見かける。中には“帯広”や“所沢”など、都道府県名ではないナンバーもあり、「あれって何県?」と、同乗者と首をかしげることもしばしば
▼昨年、三重県にもご当地ナンバーが導入された。かつて鈴鹿サーキットで開かれていたF1大会や、集積する製造業からモータースポーツの町として知られる“鈴鹿”。地域・観光振興を目指し、亀山市の協力も得、全国にアピールを図る
▼鈴鹿・亀山両市内で新規登録される自動車や、移転・変更登録でのナンバー変更車に順次、交付されている。使用中の車も、自動車販売店や津市雲出長常町の三重運輸支局などで変更できる。鈴鹿市企画財務部・杉野浩二さんは「知名度の向上や、ディーラーなどの振興にもつながれば」と話していた
▼弊社にも一台、鈴鹿ナンバーが仲間入り。町でも見かけるようになった。これまで県外の人に出身地を聞かれ、三重と答えると「どこにあるっけ?」と言われることが多く、三重の認知度は低いように思う
▼鈴鹿と聞いて、「あぁ、あの交通マナーの良いとこか」と言われるよう、安全運転で全国に“鈴鹿”の名を広げていってほしい。
記者 江川 智恵
H19.4.25 第292号