タスポニ− のル−ル


【槻 要】
    スポンジポールをテニスのように打ち合うスポーツです。
   ドライブサーブ、カットサーブ、スマッシュ、ロブなど、テニスとかわらない迫力ある技を
   使うことができ、相対するプレーヤーとのラリーを適して得点を競います。
    タスポニーは、@スポンジボール使用のため安全 A広いスペースがいらない
   B簡単にゲームが楽める C運動量が適度である D道具だ少なくてすむ、などの
   特徴があります。

【歴 史】
   タスポニーは1981年4月、名古屋の熱田YMCAで誕生しました。
  熱田YMCAの体育ホールが狭く、既存のスポーツが思うようにできないため、ホール
  中央に紐を張り、ガムテープでラインを引いてコートを作り、素手でスポンジボールを
  打ち合ったのが始まりです。
   いわば必要に迫られて考案されたのもといえましょう。
   そして、試行錯誤を重ね、現在のルールが完成しました。
   また、高齢者向けにシルバータスポニーも考案されました。コート幅などが体に無理
   なく動くことのできるやさしい設定になっていますので、高齢者の方も安心して取り
   組むことができます。

【競技方法・ルール】
   〔人数〕
   ・シングルス(1人対1人)
   ・ダブルス(2人対2人)
    ・混合ダブルス
   〔方法〕
   @競技の開始はジャンケンを行い、勝った方がサービスかサイドのいずれかを選び
     ます。
   A1ゲームが終わるごとにサイドをチェンジし、サービスは各ゲームが終わるごとに
     交代する。
   Bサービスの方法
     ボールをワンバウンド後、手のひらまたは甲を使って相手サービスコートに打球
     する。
    ・シングルゲーム
     サーバーの得点が0または偶数のときは右側サービスコートから、奇数のときは
     左側サービスコートからサービスをする。
    ・ダブルスゲーム          .
      各ゲームの第1イニングでは、1人だけがサービスをする。
     次のイニングからは第1サーバーが勝っているあいだはサービスを続け、負けた
     ときはそのパートナーが第2サーバーとなる。第2サーバーのサービスで負けた
     とさは「サービスオーバー」となりサービス権は相手側に移る。
      1ゲーム中に、同じサービスコートから続けて2回サービスすることはできない。
     また、同じ人が続けてレシーブすることもできない。
    C得点
     女子シングルス=11点
     その他=15点
     11点ゲームでは10点、15点ゲームでは14点の同点となったときジュースとなり、
     先に2点連取した側が勝ちとなる。

【用具・コート】
 ○ボール
    専用ポール(黄色又はピンクのスポンジ製)
    直径17cm、垂さ50mで、1.5mの高さから落とした場合、25〜35cmまでの高さに
   バウンドするものを標準とする。
 ○ネット
   緑色で上端には幅7cmの白布をつける。
   良さ4.5m、高さ70cmで5.Omのバーに通して使用したものが標準です。
 ○コ−ト
   障害物のない平面で、白色のラインで区画した長方形。中央をネットで区分し、ライン
   の外側を境界とする。ラインの幅は4〜5cmが標準である。

 < ワンポイント・アドバイス > 
  ●ボールが高くはずまないので、はじめはネットを高くするとよい。又膝を深めに曲げ、
    スタンスを広くして打つとよい。
  ●手は右も左も使えるようにしたい。
   ・右手、左手を均等に使うことで、体のバランスがとれる。
  ●ルールが簡単
   ・ちょっとした場所がコートになり、ゲーム感覚で楽しくできる。

                                    以  上