大会前に発表されたトーナメントその組み合わせと割り振りは以下の通り。

ここからは1対1、一発勝負のバトル。
予選は順走を走ったため、本戦は逆走を使用した。

決勝トーナメント一回戦:中級逆走

全6試合が予定されていたが、29とSLAが同一人物対決になるため、不戦勝でそのまま勝ち抜け。
残りの4試合で争われた。

第1戦:RTL対29

スタートダッシュで先行するRTL(エボZRS)に対し、29(NSX-R)はストレートの速さで勝負といった展開が予想されたが
29がいきなり2コーナーでミス。
RTLも最終コーナーで失速したりなどのミスもあったが、両者の差は縮まらず。
2周目のヘアピンで、29が神風タックルを試みるも横っ腹にヒットしただけで効果なし。
RTLが難なく勝利。


第2戦:Min対ZARK

中級逆走スペシャリストのZARK(R-33T)に対してMin(180SXTuned)がどこまで食い下がれるかが注目されたが
スタートでZARKが先行したまま勝利。
抜群の安定感で目立ったミスも無く、追いつくのは至難の業としかいえない勝負であった。


第3戦:ZARK対JMP

第2戦と同じ展開でZARKが二つ目の準々決勝進出権利を獲得。
重く曲がらないものの、直線では圧倒的な加速を誇るR-33Tunedを速く、ミス無く走らせられると
NSX-Rでも、競り合うことが出来なかった。


第4戦:Min対JMP

スタート時のダッシュ力でJMP(NSX-R)が先行、1コーナーのラインが膨らみ、
2コーナーを深い位置からアプローチしたところに後方からMin(180SXtuned)が追突。
2コーナーのイン側に突き刺さり停車。
この時点で勝負あり。
Minは準々決勝へ駒をすすめた。

準々決勝は以下の通り。

ここで、弩級一位&超弩級一位獲得のRTLがシードで参加枠二つ追加。
超上級一位&弩級二位突破で同一人物同カード→1回戦不戦勝のSLAが加わる。
RTL3枠、ZARK2枠、SLA,Min,29が各1枠で準々決勝、上級逆走にて争われた。

決勝トーナメント準々決勝:上級逆走

ここからRTL(エボZRS)とZARK(R-33Tuned)の強さが際立った。
2WDの29(NSX-R)とMin(180SX-Tuned)は4WD相手にスタートで置いていかれたまま
レースについていけず敗退。
RTLvsSLAの対決、予選の弩級のようなデッドヒートが期待されたが
右側スタートのSLAは、左側スタートのRTLに1コーナーでインをふさがれスローダウンを余儀なくされ敗退。
得意の中級逆走は同一対決不戦勝で走れず、上級逆走を得意とするRTLと当たってしまったSLAは
不運としかいえなかった。

対戦順の都合により、最後に回されたRTL対ZARK。
またしても左側スタートのRTLが車体半分先行し、1コーナーのインぎりぎりへアタックするも
エボZに車体を預け、イン側を確保するZARK。
インに入れたときは、車体をアウト側のライバル車に預け、アウトから仕掛けるときは
相手の車体の横っ腹に引っかかって勢いを止めようとする走り方で喰らいつくうちに
RTLがコーナーアウト側にぶつかり後退。
あとは、ZARKは抜群の安定感で走りきるだけであった。
第3セクションの難しいスネークヘアピン(キツイ左→右)でも、まったくミスがなかった。
後追いになったRTLは無理を承知で全開走行するものの最終コーアーと1コーナーでミス。
実質RTL対ZARKの連戦となる初戦を勝利した。

準決勝に残ったのはRTL(エボZRS)とZARK(R-33Tuned)の二人。
各自2枠づつ確保した。
この時点で3位決定戦は消滅。

決勝トーナメント準決勝:超上級逆走

1戦目は左:RTL、右:ZARKでスタート。
スタート後、RTLがいつもどうり半車身リードしてトンネル通過し1コーナーにアプローチ。
それに対し、ZARKはトンネル入り口に小接触するもののRTLに続く。
1コーナーをインベタでアプローチしなければならなかったRTLのエボZはイン・イン・アウトのラインになり
イン側を理想的なラインで入ってきたZARKに奪われアウト壁に接触。
後は、ZARKがきっちり逃げ切り勝利。
超上級では視点的に不利な後方視点、重くて曲がらない車といった条件をはねのけての勝利だった。
この時点で、ZARKは優勝にリーチ。

2戦目は左:ZARK、右:RTL。
こんどはスタート順が逆になり、レース展開も逆になった。
先行すれば逃げ切れるミスの少なさで、RTLが1勝1敗のイーブン。
二人の勝負は決勝へもつれ込んだ。

決勝トーナメント決勝:弩級逆走&超弩級逆走(2本先取)

決勝は弩級逆走と超弩級逆走を交互に走り、先に2勝した方が優勝となる。
1戦目は弩級逆走。
弩級逆走でエリアトップのRTLに対し、ZARKはなんと走行経験がないといった状況。
1コーナーまでの直線でなんとか喰らいつけるだけの距離があったZARKのR-33tuned。
なんとか3コーナーの右、4コーナーの左ヘアピン、5コーナーの右と
順位表示がくるくる入れ替わるバトルを展開するZARK。
相手に寄りかかったり、こすりつけたりと手を尽くしたが5コーナーを早めにアプローチしたRTLに
するりとかわされ外壁に接触。
ここからは、RTLが軽快に飛ばし先勝。

2戦目は超弩級逆走。
ZARK,RTLともども走行履歴がまっさらといった状態。
ただし、RTLはインテグラやシビック等での走行経験があるのに対し、ZARKはこのコースも未経験。

ZARKのR-33tunedはスタートから1コーナーまでの距離がないため、エンジンの美味しいところを使う前に
コーナーへアプローチしなければならず、エボZに車体を預ける戦法が使えなかった。
1コーナーで飛び出すことのできたRTLはそのままゴール。
弩級逆走では、コースの見通しができたためか丁寧に攻めることができたZARKも
コーナーの先が見えにくい超弩級では苦戦を強いられた。

この時点で決着。
第1回TeamUB杯三重最速王決定戦優勝はRTLとなった。

以下が最終リザルト。

    

大会で優勝はできなかったものの、すばらしい走りを披露したSLAがベストドライバー賞を獲得した。


大会後、即興で「WRCのDVD争奪戦、Bクラス@中級逆走」が行われ
ZARKアルテッツァが貫録勝ち。
パワーが同クラスの他車に比べ低いために、後方スタートを余儀なくされたが
S2000、インテR、セリカ、シルビアtunedを相手に3台ごぼう抜きのレース展開で2連勝。
中級逆走スペシャリストぶりを発揮した。
大会はこれにて終了した。

以下、参加者からのコメント。

JMP
「初級だけはかなり意識してたけど、悔しくも2位。次回はリベンジ予定。
グラチャンでのMIN氏との一戦は生涯トラウマです。漏れの夏は終わった。」

ZARK
車選び: R34かR33かSupraで迷ったが、最もマイナーという理由でR33を選択。
だが、R34すら誰も使わずでちとビックリ。

予選トーナメント: 超初級・初級1位通過は車の性能の差。中級以降だんだんボロが出たのも予想通り。
順走は全く走り込んでいない為。
決勝トーナメント: 勝ち進んでいったのは正直、逆走の走り込みの差。(中級〜超上級においては)
だが、決勝のド級・超ド級はほぼ未経験の為、結果は明らかだった。 これも自分の中では予想通り。
準優勝という結果には: 今回はルールに助けられた感が非常に大きかった。(車選び・コースにおいて)

感想まとめ): 久々のマジバトル、大いに燃えました!
ルールの恩恵をフル活用して優勝したかった・・・。
あと、イベント後の野試合(中級逆Bクラス:オラはハンデでアルテッツァ)が 意外に盛り上がったのが印象的でした。

ユンタ
全コース1回戦敗退したわけですが。
単純に腕の差もあるんですけど、 インテの発進加速では最後尾からのスタートになってしまうのが痛かった。
そこから2台抜かないと2位に入れないわけで…。
とはいえFF最速王の称号を獲得したわけで個人的には大満足です。

RTL
三重最速王の名に恥じないよう、神にも挑戦していきたいです。

29
大会直前にS202の鍵を無くすという大失態をやらかし、急遽NSX-Rで参加しましたが
RTLにまったく歯が立たなかったのは残念でした。
あと、上級順走も勝てなかったのは悔しかったなぁ・・・。


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