スペース
住み方自由自在
スペース
増改築、3階建て…。
在来工法の家は、自由型チャンピオン。

スペース
text1
簡単にいえば、柱と梁で屋根を支える建て方、これが昔から伝わる軸組在来工法。大きな特徴として、増改築が容易なことがあげられます。ひと部屋ふやす、キッチンなどを広くする…など、軸組在来工法では当り前の工事ですね。ところで他の工法ではどうでしょうか。鉄筋コンクリート建築では、柱も梁も床(スラブ)もしっかり一体化しているので、増改築工事はとても大がかりになります。木造でも壁工法は、壁全体で支えている構造体の一部を壊すことになり、工事が難しく家全体を弱くしてしまう場合があります。

長い歳月の間には、家族構成もライフスタイルも変わります。住まいもまた、その変化に合わせて変えられてこそ、良い家、住みやすい家といえるのではないでしょうか。

text2

PHOTO 狭い土地でも広い住まいが実現する、2世帯住宅も可能と、3階建て住宅が人気です。建築技術の進歩、建築基準法の改定などに加えて、在来工法なら間取りや外観デザインが自由なのも、好評のヒミツのようです。

在来工法の家は増改築しやすく、修理も簡単。さらに、木材は乾燥と通風をよくすれば半永久的に長持ちします。築100年以上の建物がたくさん残っているのは、そのためです。木造住宅の耐久性を損なうほとんどの原因は、腐朽菌やシロアリなどによる被害。家を建てる時はこの点を十分に配慮して、設計施工してください。また耐腐朽性・耐蟻性の高い木材を選ぶことも重要なポイントです。

私どもは木材の良さをより多くの方々にご理解いただき、皆様に長寿で快適な木の家を実現していただきたいと願っています。

  • 参考資料/「木の家」(財)日本住宅・木材技術センター発行。