極楽す〜はみ開発環境


更新日付 1998-07-01

スーファミで何か作ってみたいけど、
いったいどうやったらいいのかわかんないという方に。
よかったら私の作ったツールも使ってください。
ずいぶん昔のツールなので、PC-98でしか動きませんけど。

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・開発環境その1

SFCでゲームを作るのは、PSと比べると面倒です。
開発言語はアセンブラだし、開発キットも市販されていません。
その代わり、とても安いコストで開発できます。
1.44MBのFDを読み書きできるパソコンと、
スーファミのROMカセットのコピー機さえあればOK。
コピー機は2万円〜5万円で市販されています。
アセンブラやリンカはフリーウエアとして手に入ります。

私はPC-98互換機(PC-486SR)、スーパーファミコン、
スーパーワイルドカードというコピー機を使っています。
このコピー機は少々高くて、なかなか売っていませんが、
パソコンから直接プログラムを転送できるので便利です。
コピー機はゲームラボの広告で探して、電話で注文するといいでしょう。
怪しいショップが多いので、代金引き換えがおすすめです。
ゲームラボは書店で買ってください。
参考ながら、 ゲームラボのホームページへ...

パソコン通信が可能なら、
RAY-NET TEL.0593-37-2849 でダウンロードしてください。
A816というソフトを探すといいでしょう。
ゲストでもダウンロードできるので、サインアップしないように(笑)。
X68000用とMS-DOS用があります。
正規の開発環境があるなら、それを使った方がいいと思います。
秋葉原のジャンク屋に出ていたので、持っている人もいるかもしれません。
その場合、ISX→ROM形式のコンバータが必要です。
汎用のコピー機用にISCV,EXE、
SWC専用にISSM.EXEを作ったので使ってください。
RAY-NET、および 怪しい道具箱 で手に入ります。
ソフトがそろったら、開発の流れは次のようになります。

・フリー環境の場合

(1)ed pochi.s ...エディタedでソースpochi.sを記述
(2)a816 pochi ...アセンブル
(3)FDにコピーしてコピー機で実行

・正規開発ソフトがある場合

(1)ed pochi.s ...エディタedでソースpochi.sを記述
(2)isas pochi ...アセンブル
(3)islk -n pochi ...リンク
(4)iscv pochi.isx pochi.rom ...ROMイメージに変換
(5)FDにコピーしてコピー機で実行

エディタedは各自で好きなものを使ってください。
開発に必要となるSFCの資料は、コピー機に付属のものを使います。
必ず付属するというわけではないので、
注文する前に確認した方がいいですね。
また65816用のディスアセンブラ(R816等)を利用して、
古い市販ゲームを逆アセンブルすると、参考になると思います。

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・開発環境その2

スーファミのエミュレータもずいぶん性能がよくなってきました。
自作プログラムを、エミュレータで実行させれば、
より快適な開発環境を整えることができます。
私の講座で取り上げている「どんば」を音楽も含めて、
エミュレートできるエミュレータはこれです。
私はあまり使っていないのですが、 ZSNES v0.400 だそうです。
このソフトはDOS/VのDOSモードで動作するので、PC-98では使えません。

これをダウンロードしてインストールしてください。
英語なのでよくわからないという人は、
zsnes.cfgを編集するだけで大丈夫です。
最後のディレクトリ関係だけ設定すればいいと思います。

・フリー環境の場合

(1)ed pochi.s ...エディタedでソースpochi.sを記述
(2)a816 pochi ...アセンブル
(3)pochi.romをZSNESで実行

・正規開発ソフトがある場合

(1)ed pochi.s ...エディタedでソースpochi.sを記述
(2)isas pochi ...アセンブル
(3)islk -n pochi ...リンク
(4)issm pochi ... ROMイメージに変換
(5)pochi.smcをZSNESで実行

Windows95上で動作するSNES9xなんてのもありますが、
少なくとも私の環境ではまともな速度で動きませんでした。
高速化されるのを待つしかないですね。
いずれはDirectXに対応して実用的な速度で動くのではないでしょうか。

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ふみゃふみゃ... koh@inetmie.or.jp