PS-PAR研究所


更新日付 1998-03-14

手持ちのPAR(=ProActionReplay)に、
片っ端からceatlaを書き込むことにしました。
が・・・、よく見るとほとんど純正のPARはありません。
EMSという怪しいメーカーのものばかりです。
とりあえず、実験してみました。
DATEL-PARで2勝、EMS-PARは5勝3敗でした。

[戻る]


・EMS PAR傾向と対策

DATEL社のPARはとても優秀で、作りもしっりしています。
それに対してEMS社のPARは作りがいいかげんです。
DATEL社のPARが手に入ればそれでいいのですが、
不幸にしてEMS社のPARを買ってしまったらどうすればいいでしょう。

(1)初期不良を検査
 プレステの電源を切り、PARのスイッチを上げた上で、
 プレステに取り付けて起動させる。
 改造用のメニューが出てきたら、何とか使えそうです。

(2)配線を検査
 同じ大きさのICが2個並んでいる裏側が怪しいです。
 ICの足が長いので、それが曲がってショートする可能性があります。
 足と足、あるいは足と配線がくっついていないか調べてください。

次はPCL側です。
EMS-PCLを5個使いましたが不良はありません。
ケーブルだけは、DATEL-PCLより安定しているかも。

(1)ジャンパの設定
 左手に銀色のコネクタカバー、手前に金色の差込部分を向けます。
 カード上には二組のジャンパがあるので、
 右の2本をショートします。アドレス$320に設定したことになります。
 ジャンパなしの設定$330は、SoundBlusterとぶつかるので、
 caetlaが標準で使用する$320に合わせることを薦めます。
 他のアドレスがよければ、左2本のショートで$310、
 左2本、右2本の両方をショートすれば$300となります。
 DATEL純正のProCommsLink/Winとはちょうど逆になります注意してください。

(2)PCLの取り付け
 すべての機器の電源を切り、カードをパソコンに取り付けます。
 ケーブルも接続します。

(3)インストール
 次にパソコンだけ起動し、添付のフロッピーの内容を、
 適当なディレクトリにコピーしておきます。
 a:をカレントドライブにして、install a: c:でOKです。

(4)設定
 Windows95のDOS窓は不安定なので、
 Windowsの終了→MS-DOSモードで再起動します。
 usとやって、DOSを英語モードに切り換え、
 action uを実行します。
 プログラムが待機状態になったら、プレステの電源を入れます。
 国の設定をJAPAN、テレビの設定をNTSCに変更してください。
 設定できるようなら、何とか使えそうです。

これでどうにか動く可能性が出てきました。
PSに接続したPARをヒモでしばります。
以下は、私がもっとも気に入ったヒモの位置です。
これくらいやらないとPARが死にます。
いやマジで。ケーブルが抜けかかっただけでダメ。
安物とはそういうものです。

[戻る]


・EMS Pro Action Replayの型番

何かの役に立つかもしれないので、
実験に使ったEMS-PARについて書いておきます。
PARを分解して、載っていたICに書いてあったものそのままです。
以下のEMS-PARの基板には、すべて
H688A-01 9808 EMS PS-07という印刷があります。

・書き換えに成功したEMS-PAR

まとめて買ったのですが、まったく問題ありません。

・「通信に失敗した」と表示されるEMS-PAR

 PCLと接続しなければ普通に使えるのですが、
 パソコンに接続しては使えません。
 コネクタが半田の固まりで短絡しているのでそれが原因かな?

・買ったときから起動しなかったEMS-PAR

 単なる不良品です。PAR本来のメニューすら表示されません。

・一度、書き換えに成功したが、後で死んだEMS-PAR

 押さえると動かないなあと思っていたのですが、
 翌日には画面が乱れて起動しなくなりました。
 ICの足が配線に接触するほど曲がっていました。
 足を切断しても元には戻りませんでした。

・書き換えに成功したEMS-PAR

 以下の基板にはH688A-01 9805 EMS PS-07という印刷がありました。
 一つしか見かけなかったのですが・・・。

以上の結果からすると、AMSのICがBBBのロットは安定しています。
外見からは判断できないので、あまり役に立ちませんが・・・。

[戻る]


苦情はこちらまで... koh@inetmie.or.jp