痴ほう性老人対象に成果
VRがリハビリ変える!
バーチャルリアリティー(VR=仮想現実)技術を使つたコンピユーターゲームで、痴ほう性老人のリハビリを助けようとする研究が進んでいる。このほど開発されたゲームは、お年寄り自身が映像の中に入って、ボール遊びするもの。ゲームの効果を調べたところ、これまで新しいことに興味を持つことが少なかったお年寄りたちが、ゲームに熱中するほか、終了後は、徘徊(はいかい)などの異常行動が減少することも確認された。
開発したゲームは、スクリ−ン上で落ちてくるポールが、画面上に映っているお年寄りの体や、壁に当たると「コン」と音を立てて、跳ね返るという単純な内容。実際には存在しないボールが、自分の周囲に飛んでいるような気分にさせられる。
若松秀俊・東京医科歯科大教授(制御工学)は「安全な部屋で、簡単にお年寄りが楽しめる“遊び場”をつくることができるのが最大の利点。ゲームにとどまらず、一人ひとりにあったソフトを開発すれば、お年寄りの生活はもっと豊かなものとなる」と、今後の応用に意欲を燃やす。
(参考文献:平成10年5月20日 中日新聞・生活)
私の感想
この記事の副タイトルは「別世界の自分に熱中」ですが、アルツハイマー病では認識の障害がありますので、スクリーンに映った姿が自分であることを認識できない方が大勢みえるでしょう。その辺りの課題が克服されない限り、この試みは正常なご老人の遊び道具にしか成らないでしょう。
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