痴ほう症薬 4薬・承認取り消し

 官・業・医のもたれ合い!

 不透明な審査過程!


 10年以上前から脳循環・代謝改善剤の有効性の低さと副作用の重さに注目し、再評価の必要性を訴えてきた三重大医学部の葛原茂樹教授(神経内科)は「脳動脈硬化症は病院経営のための『保険請求用病名』として使われた。効能書にはないのに、あたかも痴呆に効くように宣伝した企業、その言い分をうのみにした医師やマスコミの姿勢にも問題があった。医師から薬をもらうのが治療と誤解している患者が少なくない、日本の医療風土もそれを助長した」と話している。

 以前にも、「クレスチン(三共)」、「ピシバニール(中外製薬)」という、医療現場で効果が疑問視されていた抗がん剤が長年使用され、薬効がほぼ否定されるまでに1兆円の医療費が使われたこともあるなど、厚生省の薬事行政には、とかく不透明さがつきまとってきた。

 効かない薬に膨大な医療費が空費されていたことがはっきりしたいま、厚生省は各社の承認審査の過程を国民の前にすべて明らかにする必要がある。 

(参考文献:平成10年5月17日 朝日新聞 主張・解説)

 

私の感想

 諸問題点は、上記の朝日新聞の記事に集約されますね。「効能書にはないのに、あたかも痴呆に効くように宣伝した企業、その言い分をうのみにした医師やマスコミの姿勢」とありますね。

 患者さんの側から考えると意外な感じを受けるかも知れませんが、医師というのは全ての薬の効果を確認することは不可能ですので、薬剤メーカーの情報を信じてうのみにして薬を処方するということはごくごく当たり前に行われていることなんです。

 

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