フェルガード

 

 ANM176!


 認知症ねっと(http://www.chihou.net/index.html)の「認知症相談室(掲示板)」が、河野先生の登場で盛り上がっていますね。

 「認知症相談室」&河野先生のブログなどから、フェルガードと関連事項について勉強しましょう。

 

[3283]題名: フェルガードについて 名前: ドクターコウノ【医師】 2008/06/26 18:09

 初めて投稿します。皆さん認知症ブログを見ていただいてありがとうございます。フェルガードについて少し違った書き込みがあるので説明します。私は韓国サイジェニック社のANM176を使った日本での臨床試験を行った9人の専門医の一人です。

 日本ではグロービアという会社がフェルガードの名で小売業に卸していて、10500円。フェルガード100はガーデンアンゼリカが20%に抑えられていて6300円。これ以下の金額で売るはずはないです。

 ガーデンアンゼリカは西洋トウキですが、漢方の当帰と違って日本では食品扱いです。ですからフェルガードは医薬品ではありません。しかし薬より効くのです。主治医に説明してなかなか分かってもらえないので、学術資料を私に請求してくれれば送ります。

 

 2008/06/26 20:13 ドクターコウノ【医師】

 フェルガードに関して早速2件のレスありがとうございます。フェルガードとNewフェルガードは同じものと考えていいです。ガーデンアンゼリカは神経細胞が死滅しても効果があるので、それが多いフェルガードが患者用、フェルガード100が予防用です。

 フェルラ酸はアルツハイマー進行抑制の特効成分ですから、フェルガードとフェルガード100は同じ量です。しかしガーデンアンゼリカが10人に1人、やや興奮させるので、怒りっぽい患者やピック病は100がいいでしょう。

 また薬剤過敏性の点でレビーも100がいいでしょう。効果がなければ1日3回に増やせばいいのです。しかし、ほとんどのアルツハイマー患者はフェルガードでしょうね。

 

 2008/06/29 18:24 ドクターコウノ【医師】

 びよちゃんさんへ。最近レビー小体型認知症と診断できる医師が急激に増えています。ただ、上手に処方できるケースはまだ少なく、一番の問題はアリセプトが多すぎるということです。抑肝散とフェルガード100だけなら、まず大丈夫だと思います。主治医にフェルガードの話をして、知っておられる確率は10%以下でしょう。

 

 2008/06/29 18:29 ドクターコウノ【医師】

 うさぎさんへ。医師が処方する薬が興奮系か抑制系かを認識し、フェルガードもいちおう興奮系と考えて飲ませるべきものを、その時期時期で考えましょう。

 患者が興奮しているときは、病気の進行抑制をあまり考えないほうがいいです。患者が穏やかなままで進行も抑制したいならアリセプト少量かフェルガード100を抑制系を併用しながら使うことです。アリセプト少量は、医師は処方してくれないと思ってください。(自分で減らす)。

 

 2008/06/29 17:58 ドクターコウノ【医師】

 きじとらさんへ。あなたの薬の知識やアイデアには舌を巻きます。薬剤師さんかなと思いました。残念ながらフェルガードが効く人は65%くらいで、全員ではないのですが、名古屋で薬剤師向けの講演をしたときは、静岡の薬学部の教授が驚いていました。フェルガードにサプリという軽いイメージは合わないですよね。いわば、マジカル・パウダーです。

 

 

共和病院の河野和彦・老年科部長のブログ(http://dr-kono.blog.ocn.ne.jp/)より

 ANM176はなぜ医薬品ではないのか

 ●見方によってはアリセプトより優れた効果を示すANM176がなぜ補助食品なのか説明しよう。

 ANM176はフェルラ酸とガーデンアンゼリカから成っている。ガーデンアンゼリカという植物は、キク科トウキ属であるが、日本の厚労省の認識としては、当帰(薬草)は医薬品であるのに対してガーデンアンゼリカは、トウキ属の中で唯一食品扱いとなっている。

 ●サイジェニック社(韓国)のリー社長は、ANM176を日本に導入するには食品扱いのほうがスムーズだと考えてヤマトトウキ、ダイシントウキといった医薬品は避けて、食品だったガーデンアンゼリカを配合することにした。

 ●当帰は昔から効くという医師と効かないという医師に分かれていた。現在でも認知症に効くという確証は得られていない。当帰は、仮に食品扱いであっても成分のばらつきが多くてサプリ(商品)として定着しなかったものと思われる。効かないと会社の信用を失うからである。

 

 ●フェルラ酸にガーデンアンゼリカを配合すると、フェルラ酸の効果は115%にアップする。神経細胞の回復はフェルラ酸単独に比べてずっと早くなる。

 

 

フェルガードの社長のブログより(4) 【ドクターコウノのコメント】

 ●まだANM176(フェルガード)の効果を少ししか確認できていなかった頃、グロービアがフェルガード100というガーデンアンゼリカを1/5に減らして安価にした商品を作ったと聞いた。その時点では、「食品なのに、さらに弱くするなんて、いくらなんでも効かないだろう。安くして消費者が購入しやすくしただけではないか」と相当疑い深い目で見ていた。

 ●しかし、ある患者との出会いが臨床医には大きな情報となるものである。食品なのに、アリセプトと同様、ANM176(フェルガード)で興奮する患者が現れたのである。とにかく私は患者が多いので、その興奮患者は同じ日に2人報告があった。それで確信できた。あっ!これはアリセプトによく似ている。興奮するということは、確かに脳血流関門を通過して有効成分が脳に到達しているわけだし、あとは1日2回飲む規定を破って1回にすればちょうどよいはずだと、すぐにわかった。そして、フェルラ酸とガーデンアンゼリカのどちらが興奮性を有するのかが分かる日が来た。

 ●ANM176(フェルガード)では初日から興奮したので、フェルガード100を購入しなおして飲ませたら、最初の10日は何ともなかったが、やはりその後興奮したという患者が出現したのである。彼女1人だけで私はすべてがわかった。興奮性はガーデンアンゼリカにある、ということである。だからガーデンアンゼリカが1/5しかは行っていないフェルガード100の存在は、陽性症状が強いピック病や薬剤過敏性が強いレビー小体型認知症に、ちょうどいいのである。効かなければ3包に増やせばいいだけのことである。

 

 レビーの父、アリセプト3mgで昏睡に。医師は救ってくれなかった。

 ●秋田県の者です。父(74)の介護をしておりますが行き詰まっております。平成11年夏にパーキンソン病と診断。当初は手先のこわばり。次に小刻み歩行および転倒。その後イライラ、不眠、のぼせ等更年期障害のような症状もでてくる。(うつ病と診断)さらに、認知症の周辺症状(幻覚、興奮、徘徊)や中核症状も。認知症状があるときは体の硬直はなし。認知症状がないときは精神状態が安定せず硬直もある。1日のうちでも認知と普通の状態がコロコロ変わる。(瞳でどちらの状態かわかる)平成19年秋出血性脳梗塞。平成19年秋レビー小体病と診断。要介護5。薬に敏感でアリセプト3mgで昏睡状態になったことも。先生の理解が得られず家族の判断で勝手に薬を減らし続け幻覚がなくなった。(以降省略)

 【解説】●全国でアリセプト5mg問題が表面化してきている。小阪憲司先生は、レビー小体型認知症が急激に増えていると講演で話されていたそうだ。なんと認知症の2割がレビーなのだという。レビーは脳内でアセチルコリンとドパミンの両方が低下している。だからアリセプトが効くことを知っている医師は増えた。ただ、アリセプトは5mgという紋切り型の処方をすると、一部のレビー患者は大変なことになる。相対的にドパミン低下に拍車がかかって歩けなくなってしまうのである。

 

P.S:

 フェルガード、私は使用経験がありませんが、注文先は下記です。

 http://www.ms-intense.jp/