アルツハイマー病について
アルツハイマー病の経過
診断が正しければ、確実に進行する!
アルツハイマー病の前駆症状
平均発症年齢は52歳です。
知的能力低下に先立つ2〜3年前から、軽度の人格変化(例: 頑固になった、自己中心的、人柄に繊細さがなくなった)、不安・抑うつ、睡眠障害、不穏、幻視妄想を認めることが多い。
アルツハイマー病第一期
健忘症状、空間的見当識障害(道に迷う)、多動・徘徊
アルツハイマー病第二期
高度の知的障害、巣症状(失語、失行、失認)
錐体外路症状(筋固縮)←パーキンソン病と間違われることもある。
アルツハイマー病第三期
高度な痴呆の末期で、しばしば痙攣、失禁、拒食・過食、反復運動、錯語、反響言語、語間代(例: ナゴヤエキ、エキ、エキ)
全経過
全経過は4〜8年(最近は6〜10年と延長)で、平均6.8年程度。生命予後が伸びた分だけ、介護(ケア)の必要な期間が伸びて大きな社会問題となっている。
あるアンケートによれば、老人が避けたい2大転帰は、「寝たきり」と「ボケ」であります。「がん」は上位2つには入っておりません。
治療
ご存じのように特効的な治療方法はまだ確立されておりません。アメリカでは既に抗痴呆薬が発売されており、日本でも1997年には発売予定です(1996年の現時点では抗痴呆薬はありません)。
E-2020(←痴呆の治験薬)の効果を提示しておきましょう。
著明改善 : 3%
中等度改善: 25%
軽度改善 : 33% 第6回国際老年精神医学会発表データ
(by Homma A , Hasegawa K)
現時点(1996.7月)では抗痴呆薬なるものが国内には存在しないことは上記で述べた如くですが、アセチルコリン系を賦活する薬剤としては存在しており、痴呆症の周辺症状を改善してくれることは事実です。
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