痴ほう症を遠隔ケア

 

 入所のお年寄り、テレビで遠隔診療!

 三重・員弁、民間施設きょう開所!


 テレビ会議システムで医療機関と結び、施設にいながら遠隔診療を受けられる・・・。こんな痴ほうのお年寄り向けグループホームが十八日、三重県員弁町に民間企業の手で開所する。家族が自宅のパソコンで、お年寄りの様子を見ることもできる。厚生労働省は「いずれも、聞いた事がない試み」としている。

 今回開所するのは「グループホームいなべ」。介護保険法に基づき、同県がグループホームに指定した。木造平屋二百六十平方。で、お年寄りは月に二回、近隣の同県桑名市内の医院(=特定非営利活動法人・三重県在宅医療推進機構、桑名市本町)からやって来る医師の対面診療を受ける。これ以外で体調の不良を感じた時には、施設内の共同部屋に設ける36インチのテレビに向かう。

 画面の向こうの医師は「お年寄りの顔色や、施設から毎日送られてくる血圧、脈拍などの記録に基づき、お年寄りに付き添う施設の看護婦に指示を出す。必要なら、医師は対面診療のため施設に出向く。

 また、お年寄りの家族が希望すれば、個室のベッド近くに目立たないテレビカメラを設置する。この映像を家族だけが自宅のパソコンで二十四時間いつでも見られるようにする。

 運営会社ジール(員弁町)の相談役若松芳弘さん(五四)は「手軽に診療を受けられることで、日々の健康管理が充実し、緊急時にも対応できる。家族にも安心してもらえるはず」と話している。

 こうしたグループホームでは、安定した状態にある痴ほうのお年寄りが共同生活する。入浴や排せつ、食事などの世話をしてもらい、機能訓練を行う。

 同施設の入所定員は九人で、既に満員。待機者は十人以上という。職員は看護婦三人とヘルパーら十一人。

(平成14年1月18日 読売新聞・中日新聞)

 

私の感想

 「痴ほう症の遠隔診療」というのはなかなか難しい課題ですが、痴呆高齢者の一般的な健康チェックには有用な手段だと思われます。

 読売新聞記事紙面によれば、『施設には名古屋や東京などから二百七十人もの入所応募があった』そうで、需要の高さをうかがい知ることができますね。

 

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