老年者の終末期医療

 天寿を生かすための第一選択は


要介護老人数

 老年者は1993年で1700万人であり、そのうち、痴呆を含んだ寝たきり90万人、要介護の痴呆10万人、虚弱者100万人で計200万人が要介護老人であり、全老年者の約12%に相当する。200万人のうち半数の100万人が在宅介護を受けている。

点滴と経管栄養どちらが長生きする?

 老人病院では少しでも摂食不能と判断した場合、点滴(高カロリー輸液=IVH)を行うほうが手間がかからず人手が楽と考えるところもある。しかし、IVHは経管栄養に比べて死亡までの年月が三分の一と短命である

アルツハイマー病介護者の傷は治りにくい

 アルツハイマー病を介護している人は傷の治りが遅い。これは介護していて落ち込んでいるため、体の抵抗力がなく治りが悪くなっているためと結論づけている。落ち込むと如何に病気の治りが悪くなるかを示している。

寝たきりモ死亡までの期間は

 80歳以上で寝たきりになった場合、平均1年以内に死亡するが、80歳以下では2年。更に若ければ3年過ぎてから死亡している。このことから、どうせ寝たきりになるのであれば、少なくとも80歳以上、できれば90歳以上となるべく年をとってから寝たきりになるほうが早めに死亡するため要介護期間は短くて済むということになる。

(参考文献:平成9年4月12日・日本医事新報、P43〜51)

 

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