東大チームが脳の働き解明
記憶の「在庫」、前頭葉で管理!
メタメモリー!
「知っているのに、思い出せない」。日常生活で経験するこんな脳の働きをつかさどる場所を特定したとする論文を東京大の桔梗英幸研究員、宮下保司教授らが26日発行の米専門誌ニューロンで発表する。
ヒトは何かを思い出すことができなくても、その答えが自分の記憶の中にあるかどうかは分かる。これは記憶の「在庫状況」を管理しているメタメモリーと呼ばれる脳の働きがあるためだと考えられていた。東大チームはメタメモリーを担う脳の場所が前頭葉下部にあることを見つけた。
チームは、東大の学生ら15人を対象に「エベレストに最初に登った人は誰?」など知ってそうな質問を用意。思い出せない人に、ヒントや時間があれば「絶対思い出せる」「たぶん思い出す」「絶対知らない」の3段階で自己評価してもらった。
この間の脳の働きを機能的核磁気共鳴断層撮影(fMRI)で調べたところ、「絶対思い出せる」と自己評価した場合ほど強く活動する場所が、前頭葉下部にあった。答えがわかってすぐに解答できる場合は、この場所はほとんど働かなかった。
私の感想
前頭前野とともに前頭葉下部の重要な働きも確認されてきたようで、ますます「痴ほう症早期診断」における前頭葉機能検査の働きが重要視されることになりそうですね。