明細書の無料発行 医療機関に戸惑い
4月から患者さんに、医療費の詳しい内訳が記された明細書が発行されることになった。中でも、診療報酬明細書の請求を電子化している医療機関は無料発行が義務づけられた。しかし、多くの医療機関は、戸惑っているようだ。患者さんが明細書の内容を理解するのは困難で説明には時間がかかり、混乱が懸念されるからだ。そのため、私は明細書を解説するパンフレットを作成し、2月から外来会計の窓口に置いている。
それでもまだ心配なことがある。検査や薬の名前から不治の病であると推測され、療養の継続に支障が出ると判断される場合だ。これは明細書発行の対象外になるのだが、希望しながら発行されなかった患者さんは、どう感じるだろうか。
(平成22年4月8日 読売新聞・気流)