米国のように進行がんであってもほぼ100%の告知率であれば問題ないが、日本の医師で進行がんの告知に賛成している医師は16%です。進行がんの告知は、治らない病気を「治らない」と明確に伝えることです。
日本人は日頃「死」に関して語ることをタブー視してきましたので、確固たる死生観をもってみえる方は大変少なく、予後の告知を患者さんが受けとめることができるかどうかが心配で、つい告知に消極的になっております。
今春私は外来患者さんを対象にして、がん告知希望率をアンケート調査いたしました。59歳以下のグループでは、告知希望率は89%と高く、いっさい告知を希望しないという方はわずか1名でした。
カルテ開示始動が近づいています。議論する時間は不十分かもしれませんが、がん告知の論議を深める必要があります。