注文は世界から!
相談に徹して評判上々!
「単に新しい物好きだったんですよね」。経営する薬剤師の秋江洋和さん(四九)はホームページを立ち上げた当時をそう振り返る。
特にパソコンに興味があったわけではない。知り合いの問屋が始めたと聞いたのがきっかけだった。「パソコンがありませんでしたから。笑い話みたいですけど、そのホームページを見るために電車で名古屋まで行ったんです」
もともと、来店する客の家族など、遠方の人にも電話で相談にのることはあった。ホームページで店を紹介し、相談はメールと電話でやりとりする。同じ内容の質問が何度も届いたり、本来なら医師にする質問が届く問題もあった。
一年ほどして、県のホームページなどを製作・管理している会社「インターアクトプランニング」の社長、田中良治さん(三八)と出会った。「不妊、アトビーといった『悩み』は関心が高い。地域を限れは需要は小さくても、全国的に見れば大きなマーケットになる。ネットの優位性が発揮できる」と田中さんは話す。
田中さんの薦めでホームページを作り替えた。商売っぼい作りはしないこと、相談に徹することを重視した。多い質問は一覧できるようにし、問診票を作り、印刷して記入してもらう方法も始めた。プライバシーの管理にも気を使う。
相談のほとんどは不妊に悩む女性からだ。電話相談まで進むと、秋江さんが「治療のため、こんな薬を使いましょう」と方針を説明、同意してもらえは薬を発送する。代金は薬との引き換えか郵便、銀行振り込みを使う。
西洋医学で不可欠の触診などの検査が、秋江さんの専門分野ではそれほど重要ではない。そんな点でも漢方はネットに向いている。
「情報発信は多方向ですけれど、相談は一対一。症状を把握するために電話で声を聞いたり、手書きの問診票をもらったり、アナログな部分も重要です」と秋江さん。必要な情報を必要な人に発信する「健康アドバイザー」のような存在を目指しているという。
ケンコウ薬局のホームページアドレスはhttp://www.dearmam.com
漢方に積極的に取り組む医師が少ないだけに、貴重なホームページであると思います。