ネット漢方薬局

 注文は世界から!

 相談に徹して評判上々!


 津市西丸之内で漢方を扱う「ケンコウ薬局」は、5年ほど前からインターネットを使った相談と薬の販売をしている。ネット上の「ロコミ」で評判も高まり、一日のアクセスは百八十件ほど。顧客も国内だけでなく米国、英国、香港、イタリアなど海外を含め千人近くになった。ネットでの売り上げは、今では来店分を超えているという。            

 「単に新しい物好きだったんですよね」。経営する薬剤師の秋江洋和さん(四九)はホームページを立ち上げた当時をそう振り返る。                

 特にパソコンに興味があったわけではない。知り合いの問屋が始めたと聞いたのがきっかけだった。「パソコンがありませんでしたから。笑い話みたいですけど、そのホームページを見るために電車で名古屋まで行ったんです」

 もともと、来店する客の家族など、遠方の人にも電話で相談にのることはあった。ホームページで店を紹介し、相談はメールと電話でやりとりする。同じ内容の質問が何度も届いたり、本来なら医師にする質問が届く問題もあった。

 一年ほどして、県のホームページなどを製作・管理している会社「インターアクトプランニング」の社長、田中良治さん(三八)と出会った。「不妊、アトビーといった『悩み』は関心が高い。地域を限れは需要は小さくても、全国的に見れば大きなマーケットになる。ネットの優位性が発揮できる」と田中さんは話す。

 田中さんの薦めでホームページを作り替えた。商売っぼい作りはしないこと、相談に徹することを重視した。多い質問は一覧できるようにし、問診票を作り、印刷して記入してもらう方法も始めた。プライバシーの管理にも気を使う。

 相談のほとんどは不妊に悩む女性からだ。電話相談まで進むと、秋江さんが「治療のため、こんな薬を使いましょう」と方針を説明、同意してもらえは薬を発送する。代金は薬との引き換えか郵便、銀行振り込みを使う。

 西洋医学で不可欠の触診などの検査が、秋江さんの専門分野ではそれほど重要ではない。そんな点でも漢方はネットに向いている。

「情報発信は多方向ですけれど、相談は一対一。症状を把握するために電話で声を聞いたり、手書きの問診票をもらったり、アナログな部分も重要です」と秋江さん。必要な情報を必要な人に発信する「健康アドバイザー」のような存在を目指しているという。

 ケンコウ薬局のホームページアドレスはhttp://www.dearmam.com 

(参考文献:平成13年1月26日 朝日新聞・三重版)

 

私の感想

 漢方に積極的に取り組む医師が少ないだけに、貴重なホームページであると思います。

 

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