報告書素案は、医療法を改正し、診療記録の開示義務を盛り込むとしている。開示を義務づけるとされた診療記録は、カルテの写しか診断名、治療経過などを医師が記録したカルテに代わる文書、エックス線写真の写しなど。
ただ、特定の病気で、患者への情報開示が治療に悪影響を与えると医師が判断した場合は、開示を拒むことができる。そのうえで、医師の判断に不服がある場合、患者が医師会などの専門機関に不服申し立てができる仕組みを設けることが望ましいとした。
カルテなどの開示を請求できるのは、患者本人か、判断能力のない患者に代わる親権者、後見人らに限り、遺族への開示は認めないとしている。
カルテに代わる文書を盛り込んだのは、カルテがル現在、患者らに見せることを想定して書かれていないためという。素案に対し、検討会の一部から「法制化には、訴訟の問題も絡んで医師の間に根強い反対がある」(宮坂雄平・日本医師会常務理事)、「努力義務でも、やらないということはない」(斉藤憲彬・日本歯科医師会常務理事)、「環境整備が急務であり、法制化が先だと現場が混乱する」(高橋清久・国立精神・神経センター総長)などの反論もあった。
「カルテに英語・略語を使わず、誰が見ても分かるように書く」そんなことぐらいその気があればすぐにできることだと思うのですね。