年老いたラットの脳に、人間の神経のもとになる細胞を移植する手法で、ラットの記憶力を劇的に改善!
移植を受けたのは、人間で言えば約80歳にあたる生後24か月のラットで、1か月後に踏み台を沈めた水のプールで泳がせ、記憶力を調べた。若いラットなら踏み台の場所を覚えて難なく出口にたどりつくが、年老いたラットは何度泳がせても覚えることができない。
ところが移植を受けたラットは、若いラット同様に踏み台の場所を覚えた。脳を調べると、移植した細胞が神経細胞に分化し、定着していることが確認された。アルツハイマー病やパーキンソン病などの治療へ、応用も期待できるという。
(ワシントン・館林牧子)
私の感想
いわゆる神経幹細胞を移植したのだと思いますが、これにクローン技術を併用すれば、拒絶反応のない神経幹細胞が移植できることになりますから、アルツハイマー病だけでなく誰にでも起きる年齢的な(運命的な)「健忘」に対してもこの治療技術が確立されれば改善の道が開けることになり、まさに「不老不死」への最大の課題であった「脳の老化阻止」という問題も解消される可能性(危険性)をもった研究成果ですので、誠に意義深い(かつ恐ろしい)研究成果が発表されたと言えそうです。