ボケないための生活術(4)

 

 ボケは生活習慣病?

 運動によるボケ予防データ!


 八十五歳以上の超高齢者の25%から35%がボケるといわれています。

 その原因を探っていくと、ボケの原因は一つではなく、いくつかの要因を発見できるのですが、そうしたもののなかに、実は「生活習慣病」と同じ要因がボケの発症にかかわっていることが最近わかり、医学界で話題になっています。

 つまり、ボケは高血圧症、高脂血症、糖尿病、心臓疾患、脳血管障害、がんなどと同類の生活習慣病と考えて、対処していけば、かなりの部分、ボケの発症を防げるというわけです。

一般に、生活習慣病の発症要因は「遺伝」「環境」そして「生活習慣」だといわれています。

 これをボケにあてはめてみると、まず親から受け継いだ遺伝子、さらには事故等による頭部への外傷や激しい精神的ストレスなどの環境、そして食生活、運動不足や喫煙さらには過度の飲酒といった生活習慣が、ボケの原因になるということです。

 たしかに、がんと比較してみても、その発症率は高年齢になればなるほど増える点では似ていますし、また、高血圧症の人や高脂血症の人がボケやすいのも事実です。

 もちろん、喫煙も体にいいわけがない。

 ですから、「生活習慣病」の予防を心がけることが、実は、ボケの予防にもなるということなのです。この考えに私は賛成です。

 最近、カナダで行われた五年間にわたる調査によると、歩行以外に何も体を動かさなかった人の方が、週三回散歩以上の強い運動を行った人より1.5〜1.6倍もボケやすいことが判明しました。

 これは、軽度の運動を続けることによって、脳に血液がたくさん流れ、血圧は正常化し、それにともなって、脳の代謝がスムーズに行われるからだという分析もなされています。

 さらには適度な運動によって、積極的な精神生活を送ることができ、脳の神経細胞がより活発になることも、脳をボケから守ってくれます。

(以下省略)

 (湘南長寿園病院院長・フレディ松川)

(平成16年2月20日 中日新聞)

 

私の感想

 『カナダで行われた五年間にわたる調査によると、歩行以外に何も体を動かさなかった人の方が、週三回散歩以上の強い運動を行った人より1.5〜1.6倍もボケやすい』の部分がもっとも興味深い部分ですね。

 なかなか「ボケ予防」に関する科学的な裏付けは証明されていないのが現状ですから、少しずつでも科学的な裏付けがなされると心強いですね。

 

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