痴呆症の告知、意見さまざま

 

 自分自身は痴呆症になったら告知を希望するが、家族には病名を知らせたくない!


 1日付生活面「痴呆の思い、社会に発信」を読みました。アルツハイマー病への理解を深め、「語り始める」ことは治療現場で考えても重要です。しかし、病名や病状の告知は実際に広がっているのでしょうか。

 告知問題は私も参加するアルツハイマー型痴呆研究会のメインテーマの一つです。4月の会合でも賛否両論が交わされました。

 私は現在、病名告知に関する実態調査を、私が勤務する病院へ通う患者さんの介護者を対象に実施中です。

 今までに38人より回答を頂きました。病期に関わらず告知を希望された方が26人、初期の場合だけ希望する方が7人。望まれた計33人の中でも、患者本人への病名告知まで確認できたのは8名に過ぎません。

 「天命に任せたい」、「怖いから」という理由で、2人の方は告知を希望されていません。このご意見も軽視できないと思います。

 自分自身は痴呆症になったら告知を希望するが、家族には病名を知らせたくないという日本特有の精神的風土がこれらの数字に表れており、「語り始める」難しさを感じています。 

(平成16年8月8日 朝日新聞「声」)

 

私の感想

 参考資料をお読み下さい。 

 アルツハイマー型痴呆の病名告知をめぐって(平成16年7月号 メディカル朝日)

 http://www.inetmie.or.jp/~kasamie/AlzKokutiMedAsa.shtml

 

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