カレーが脳の老化を予防

 

 香辛料が脳細胞を保護し、アルツハイマー病を予防する可能性 !


 低用量のカレーはアルツハイマー病から脳を保護しうるということが、少なくともラットでは認められている。この知見をヒトに対してどのように適応するかはまだ明らかになっていない。

 新しい研究により、料理用香辛料が実際に健康に良い働きをするというエビデンスが追加された。例えば、2型糖尿病患者や高コレステロール患者においてシナモンは血糖やコレステロールの血中濃度を改善しうることが示されている。チョウジ、ゲッケイジュ、ターメリックも糖尿病の改善に有望であることが明らかになっている。

 香辛料は血流中のフリーラジカルの傷害作用から細胞や組織、また動脈を、保護するものとみられる。フリーラジカルは細胞が損傷される細胞過程の副産物である。脳におけるこの種の細胞損傷がアルツハイマー病にもつながるというエビデンスも増えている。

 カレーに関するこの新規知見は、米国生理学会(APS)年次科学会議(ワシントン)で発表される。

 

脳とカレー

 クミンまたはカレーとしても知られているクルクミンはフェノールを多く含む天然香辛料であり、フェノールはフリーラジカルによる細胞損傷を予防しうる強力な酸化防止剤である。クルクミンはウコン根茎の抽出物であり、この中にはカレー特有の黄色い色素が含まれている、と同研究を行ったカタニア大学(イタリア)のClaudia Colombrita, PhDは記している。

 カレーは、ヘムオキシゲナーゼ-1(HO-1)として知られている酵素を誘発する。HO-1は、心疾患、糖尿病、アルツハイマー病などの様々な疾患の基礎となる炎症や組織損傷を引き起こすフリーラジカルから細胞を保護する酵素である、とColombrita博士は述べている。

 同研究では、ラット脳を種々の濃度のカレーに暴露し、24時間後にその細胞を分析した。その結果、HO-1と他の2種の保護的酵素が検出された。しかし、高濃度のカレーでは、かなりの細胞損傷が引き起こされ、保護的蛋白質HO-1の増加は認められなかった、とColombrita博士は報告している。

 同研究の結果には期待がもてそうだが、アルツハイマー病に対する保護作用のあるカレー濃度を明らかにするには、さらに多くの研究が必要である。

 参考文献:Colombrita, C. American Physiological Society. WebMD Medical News: "Cinnamon Helps Type 2 Diabetes."

(平成16年4月19日 WebMD)

 

私の感想

 時折、カレーとぼけ予防のニュースは目にしますね。今回は格式高い「WebMD」からの報告でしたので、ご紹介致しました。

 

過去のバックナンバー

 http://www.inetmie.or.jp/~kasamie/curcumin.shtml

 

ご意見はこちらまで

ホームへ戻る