アルツハイマー病と単なる度忘れの境界線

 簡単な痴呆症の自己診断の目安!


 アメリカで最近出版された、医師のための痴呆症に関するガイドブック『痴呆症の診断、処置、治療=初期治療医のための実際的ガイド』(312-464-5563へ電話で注文)という本が広く話題となつている。誰しも、高齢化とともに、ものごとを忘れることが多くなり、内心秘かに「自分もアルツハイマーになりかけているのではないか」と不安になったりする。医師にとっても、ノーマルなもの忘れか、より重要なアルツハイマーなどの初期症状かの区別は決して容易ではない。

 簡単な痴呆症の自己診断の目安として、@簡単な器具が操作できない、Aよく知っている地域で道に迷う、B靴下を履くことやシャツを着ることを忘れる、C小切手などの数字の意味が分からなくなる、D“パン”や“バター”のような日常的な簡単な言葉を忘れる、などがあげられる。

(中略)

 うつ病、社会的孤立、近親や親友の死なども、高齢とともに、脳の働きに影響する。うつ病の治療で痴呆症が軽くなる場合もある。

 自分や配偶者がアルツハイマーの診断を受けても、あきらめてはいけない。決定的な治療法はまだなく、現在処方される薬は間に合わせに過ぎないが、それでも、有効な対策がないわけではない。ビタミンEとアルツハイマー薬アリセプトの併用で、アルツハイマーによる痴呆症の進行を防ぐことが可能だ

(以下省略)

(タイム 99.11.8)  

(参考文献:平成12年2月号 JAMIC JOURNAL)

 

私の感想

 「ビタミンEとアルツハイマー薬アリセプトの併用で、アルツハイマーによる痴呆症の進行を防ぐことが可能だ」と言い切っておりますが、この部分は少し問題ですね。未だ検討中の課題ですね。

 今回の5項目のように、自己診断の目安がもっと呈示されてくると、それが不安に繋がる場合もあるかもしれませんが、逆に「安心感」を得ることに繋がるのではないでしょうか。

 

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