脳機能検診支援センター!
ネットで脳波解析!
新サービスには脳機能研究所の武者利光社長(東京工業大学名誉教授)が開発した「大脳皮質劣化度測定システム」を使う。脳機能検診支援センターが医療機関との契約を進め、実際の解析は同研究所に委託する。医療機関がメールで脳波データを送信すると、10〜20分後には解析結果を返送できる。
これまでアルツハイマー症の診断は脳の画像分析や医師の問診で判断していたがいずれも早期発見には有効な手段ではなかった。大脳皮質劣化度測定システムは、患者の脳波から大脳劣化度を割り出し、ごく初期のアルツハイマー症を約70%の確度で発見できるという。
今年1月から岡山県倉敷市の倉敷平成病院との間で実験的にデータをやり取りしてサービスを提供してきたが好評なことから全国の病院に広めることにした。検診メニューに「脳ドック」などを加える新サービスとして提案する。1回当たり5,000円で脳波データ解析を行う。8月から神経内科や脳神経科の医師を対象にした説明会を聞く。5年後には新サービスで年商12億円を見込む。
私の感想
「ごく初期のアルツハイマー症を約70%の確度で発見できる」というデータは立派な成績だと思います。
私はたまたまこの話題を、第10回日本脳ドック学会総会(平成13年6月22日&23日、京王プラザホテル)で、武者利光さんの発表(私の演題発表のすぐ前でしたので)で聞きました。
武者利光さんは演題発表の中で、「造形療法により脳の劣化が改善し、認知機能検査(=MMSE)も良くなった」、「頻回のリハビリが特に改善効果をもたらした」、「検査そのものは、デジタル脳波を5分間程度施行してその結果をIT(あるいはFD)で送付してもらえばOK」、「α波に伴う頭皮上電位の均一度(=なめらかさ)に閾値を設けることにより、約65%の正診率でアルツハイマー病を識別できた」と報告されておりました。