アルツハイマー発症防ぐ物質

 

 ヒューマニン(HN)!

 原因遺伝子使用し実験!

 細胞死滅せず!

 すべての原因遺伝子で死滅を防ぐ物質が見つかったのは初めて!


 アルツハイマー病の原因遺伝子による脳神経細胞の死滅を防ぐ物質を、慶応大医学部の西本征央教授らが突き止めた。22日発行の米科学アカデミー紀要に掲載される。アルツハイマー病は、脳神経の細胞が死滅し、脳が委縮、痴ほう症状が出る病気。その原因遺伝子は、いくつか見つかっているが、すべてのケースで死滅を防ぐ物質が見つかったのは初めて。治療薬開発につながる可能性があるという。

 この物質はヒューマニン(HN)と呼ばれ、24個のアミノ酸からなる小さなたんぱく質。西本教授らは、アルツハイマー病になっても脳の後頭葉はほとんど委縮しないことに着目、患者の後頭葉の遺伝子からHNを作る遺伝子を見つけた。

 研究では、HNをごく微量加えたマウスの脳神経細胞と、HNを加えていない細胞とを比較。両方の細胞でアルツハイマーの原因遺伝子を働かせたところ、H Nを加えていない細胞はすべて死滅したが、H Nを加えた細胞は100%生き残った。西本教授は「働くメカニズムは不明だが、ごく微量で効果があり、注射などによる治療につながると期待できる」という。

 また、細胞に沈着して死滅させる物質で、この病気の原因のひとつと考えられているβアミロイドを使った実験でも、HNを加えた細胞のみ生き残った。

(以下省略)

(参考文献:平成13年5月22日 読売新聞・一面)

 

私の感想

 素晴らしい研究成果が、国内から発表されましたね。

 「アルツハイマー病になっても脳の後頭葉はほとんど委縮しないことに着目、患者の後頭葉の遺伝子からHNを作る遺伝子を見つけた」:という着眼点が誠に素晴らしいですね。

 動物実験・臨床試験を経て、承認される日が待ち望まれますね。

 

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