国内初の専門外来!
順天堂大学で4月から!
アルツハイマー病は、ある時期から急速に脳の神経細胞が少なくなり、脳の委縮が起こる。早期治療をすれば進行を食い止められる可能性もあるが、現在のところ原因が不明で、根本的な治療法はない。
40〜50歳代に発症する若年性といわれるものは「もの忘れ」症状から始まることが多い。例えば食事をしておかずが何だったかを忘れることはあるかもしれないが、食事をしたことまで忘れると黄信号だ。
同大学病院が診断した40歳代半ばの営業マンは相手との交渉や約束の内容を忘れたり、簡単な計算をしても合わなくなった。家族のすすめで来院して若年性アルツハイマー病とわかったという。
新井教授は専門外来を開設する理由として@患者は男性だと中間管理職で住宅ローンなども抱え、女性は子育ての途中で本人はもちろん周囲のダメージも大きいA早期診断で進行の早いもの、遅いものなど多様なパターンに応じた対応が取れるB患者や家族の状況を見ながら、本人への告知も検討できる、などを挙げている。判断能力のある間に財産分与などを行うことも重要な問題、という。
専門外来は毎週金曜日の午後(予約制)を予定している。申し込みはファクス(03-3813-9057)で。
(渋川 智明)
「早期診断で進行の早いもの、遅いものなど多様なパターンに応じた対応が取れる」という点に関しては、対応は進行具合によって個々に判断することですから、早期診断のメリットというわけではないと思います。
しかし、「患者や家族の状況を見ながら、本人への告知も検討できる」という点と、「判断能力のある間に財産分与などを行うことも重要な問題」の2点は、確かに大きな早期診断のメリットです。
私からの希望:初期アルツハイマー病の診断の正診率、誤診率を2〜3年後に是非公開していただきたいと思います。